久野美咲、諏訪彩花、大西沙織。元声優雑誌編集者が選ぶ、期待の若手女性声優!【第2回】

アニメ

更新日:2014/7/11

“この子は伸びる!”と若手声優の声、喋り、キャラクターを嗅ぎ分けること、早10年。彼女たちがブレイクすることに最高の幸せを感じていた元声優雑誌の編集者が、今後見逃せない若手声優(女性)をご紹介! 第1回でたくさんの反響をいただいたこの企画、新しい推し声優を探す指針になれば…!


○久野美咲(くの・みさき)
 

1月19日生まれの21歳。東京都出身。大沢事務所所属。
主な出演作:『ログ・ホライズン』(セララ役)、『世界征服~謀略のズヴィズダー~』(星宮ケイト[ヴィニエイラ]役)、『selector infected WIXOSS』(タマ役)など。

【久野ちゃんクラスタ、増殖中】
その独特な声質で、どんな作品に登場しても“久野美咲、ここにあり”といった存在感を残している彼女。なんとも、じわじわとクセになる声なのだ。『ロウきゅーぶ!SS』ではミミ・バルゲリーのかわいさにクラクラ、『俺の妹がこんなに可愛いわけがない』のブリジットが歌う「星くずこすぷれ☆うぃっち!」をリプレイしては耳がとろけそう…といった具合に。「ぎょぽーん」でおなじみ、『ガリレイドンナ』の金魚・グランデロッソも忘れちゃいけない。おかげで、久野ちゃんクラスタはどんどん広がりをみせているらしい。

【ヴィニエイラ様に屈伏!】
そんなところにガツンと攻めてきたのが『世界征服~謀略のズヴィズダー~』の星宮ケイト(ヴィニエイラ様!)役。彼女の持ち味のひとつと言える幼い声が、最大限に生かされた作品ではないだろうか。ときおり見せる子供っぽい言動にキュンとさせられながら、世界征服へと立ち上がる強い意志に引っ張られっぱなし。天使か、小悪魔か…とにかく、気づいたら、ヴィニエイラ様と共に「我らがズヴィズダーの光を、あまねく世界に!」と叫んでいたりする(笑)。

【タマの声に、またまたとろける~】
ズヴィズダーの放送が終了するも、間髪入れず、タマ役で『selector infected WIXOSS』に登場。「にゃ~」「バトル~」という高音とろけ声はやっぱりクセになる…。さて、物語はというと、中盤に差しかかり、不穏な空気が漂いだした。無邪気だったタマの様子も、すこしおかしい。後半に向けてグッと大きく動き出しそうだ。もし、この先ゾクリとするような物語のダークサイドが一気に姿を現すとしたら、タマのシルキーボイスにも変化はあるのか否か…。もしかしたら、久野ちゃんファンには新たな“耳”体験が待ち構えているのかも!? ゾワゾワ。


○諏訪彩花(すわ・あやか)
 

5月27日生まれの25歳。愛知県出身。アーツビジョン所属。
主な出演作:『弱虫ペダル』(寒咲 幹役)、『悪魔のリドル』(東 兎角役)、『彼女がフラグをおられたら』(忍者林瑠璃役)など。

【低音ボイスの兎角はカッコいい女の子】
現在放送中の『悪魔のリドル』は、高河ゆん原作、13人の“黒組”女性声優の共演など、さまざまな話題で注目を集めている作品だ。この物語で、男の子のように低音でカッコいいタイプの女の子、東 兎角を演じているのが諏訪彩花さん。最近は、“諏訪ちゃん”という愛称もよく聞くようになった。第1話のエンディングテーマ「パラドクス」ではクールな歌声を披露。ロックサウンドにあわせてヒートアップすることで、カッコよさだけでなく、セクシーな魅力を醸し出していた。

【クライマックスに向けて、諏訪ちゃんの演技はいかに…!?】
黒組のクラスメイトからただひとり暗殺を仕掛けられる晴との関係性がおもしろい。ふだんは感情をくみとりづらい兎角だが、晴を狙う者たちに対しては怒りをあらわにしていく。とはいえ、自分を見失うような感情の高ぶりはあまりないようだ。ただ、自分以外にも優しい晴に嫉妬するとき、ほんのりと声が震えているように感じる。こう見えてやっぱり、ヤワな部分もある女の子なのだ。これから、さらなる大波乱に見舞われそうな2人。晴への想いが大きく募れば募るほど、諏訪ちゃんの演技は狂気を増していくのかも!?

【愛されキャラが浸透中】
一方、同じく放送中の『彼女がフラグをおられたら』には、忍者林瑠璃というアンドロイド役で出演中。兎角や瑠璃としては中性的(!?)な役が続くが、そればかりではない。『THE IDOLM@STER MILLION LIVE!』の徳川まつり役では、「ほ?」が口グセの女の子らしいアイドル声を聴かせてくれる。ちなみに、中の人の魅力としては、『悪魔のリドル』のニコ生などで見せる愛されキャラっぷりがとても気になっている。今後はぜひ、レギュラーのラジオ番組などにも挑戦してほしい。


○大西沙織(おおにし・さおり)


8月6日生まれ。千葉県出身。アイムエンタープライズ所属。
主な出演作:『ストライク・ザ・ブラッド』(ラ・フォリア・リハヴァイン役)、『TARI TARI』(大谷政美役)、『selector infected WIXOSS』(ピルルク役)など。

【精霊使いのフィアナ=黒髪ロングのお姉さん】
なんといっても、すでに3本決定しているヒロインの演技に期待が高まる。そのひとり、フィアナ・レイ・オルデシアとして出演するのは、7月から放送される、主人公と5人の美しい精霊使いによる学園バトルファンタジー『精霊使いの剣舞』。フィアナは黒髪ロングヘアの美少女で、本人曰く「お姉さんっぽいのに、意外と子供っぽいところも。そのギャップがかわいい」のだとか。ヒロインの声優5人による“謎の絶対領域系キャラソンユニット・にーそっくすす”のエンディングテーマ歌唱やイベントも用意されているらしい。こちらは、白い制服に黒ニーソというド真ん中な制服にも注目したい。

【タイプが異なるヒロインたち】
同じく今夏スタートの『白銀の意思 アルジェヴォルン』では、ジェイミー・ハザフォード役を。「明るくて、はっきりと物を言う正義感の強い女の子」ということで、この壮大なロボットアニメで男まさりに活躍してくれそうだ。さらに、2015年1月から始まるメインヒロイン育成コメディ『冴えない彼女の育てかた』では、ちょっと残念な主人公、澤村・スペンサー・英梨々役を演じる。ん? カタカナ混じりの外国人系ヒロインばかりだが、どちらかというと落ち着いた彼女の声質に関係あるだろうか?

【どんどん演技の幅を広げていく】
一時期は、低めの声がコンプレックスだったという大西さん。今までは年上の役が多かったが、上記作品では等身大の役もあり、新たな演技を見ることができそう。現在放送中の『selector infected WIXOSS』では、セレクターのひとり、晶のルリグ・ピルルクとして、冷静に晶に従いながら、静かに反抗心を見せる難しさをうまく演じている。大西さん自身、小さなころは家でアニメばかり見ていたとか。今後、アニメ好きの翼を大きく広げて、さまざまな声を聴かせてほしい。

他にも注目したい若手声優が続々! ますます声優業界から目が離せませんね。

文=麻布たぬ