電撃文庫×格ゲー『電撃文庫 FIGHTING CLIMAX』予選大会レポート!【前編】

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更新日:2014/7/11

電撃文庫 FIGHTING CLIMAX

2014年7月5日(土)、『電撃文庫 FIGHTING CLIMAX公式全国大会~夏の電撃文庫FIGHTING祭~』が開幕した。

『電撃文庫 FIGHTING CLIMAX(以下、電撃FC)』は、電撃文庫とSEGAがコラボして開発されたアーケード用2D対戦格闘ゲーム。『ソードアート・オンライン』のキリトやアスナ、『灼眼のシャナ』のシャナなど、電撃文庫の人気キャラクターたちが画面内を縦横無尽に動き回り、多彩な必殺技がぶつかり合う、いま各地のゲームセンターで注目のタイトルだ。
 

2014年3月18日の正式稼働開始からおよそ3ヶ月の間に格闘ゲームファンのみならず、ライトノベルの原作ファンたちを熱中させたこの『電撃FC』が、今回、初の公式全国大会を開催した。

そこで我々取材班も、この大会の密着取材を敢行! 今回は、7月5日(土)に『CLUB SEGA 新宿西口』で行われた最初の予選大会の模様をお伝えしよう。
 

▲こちらが『CLUB SEGA 新宿西口』

今回、最新アップデートで、現在放送中のTVアニメ『魔法科高校の劣等生』の司波深雪が追加されたということで、『魔法科高校の劣等生』が大好きなコスプレイヤーの「宇佐見坂うさり」ちゃんがレポーターとして会場に潜入! 果たして優等生(ブルーム)らしい活躍を見せてくれるのか?
 

▲盛り上がる大会の様子

予選大会、開始時刻の16時00分。特設会場に集ったのは、32名の猛者たち。戦う前から熱気に満ち溢れ、トーナメント表の組み合わせに注目が集まる。

当日は向かい合う2台の筐体で試合が行われ、それぞれの対戦は正面の大型モニターにも映し出され、それを見ているギャラリーも一喜一憂。さらに店員さんのマイクパフォーマンスも相まって、会場は身動きが取れないほどの熱気と興奮に包まれていた。
 

▲新キャラの逢坂大河と司波深雪

さっそく、先月のアップデートで追加されたばかりの『とらドラ!』の逢坂大河、『魔法科高校の劣等生』の司波深雪を使用するプレイヤーも。一試合ごとに緊張感が張り詰め、プレイヤー同士の知識と経験、テクニック、一瞬の判断で行われる駆け引きが繰り広げられるバトルが続き、ド派手な超必殺技クライマックスアーツで勝負が決まるたびに、歓声が湧き上がる。
 
 
▲当日のトーナメント表

そうした激戦をくぐり抜け、栄えある優勝に輝いたのは、リングネーム・SATさん。記念すべき公式大会予選突破第一号となったSATさんに、優勝者インタビューをしてみると、

――優勝おめでとうございます。『電撃FC』はどれくらいプレイされていますか?

SATさん:プレイ始めたのは稼働1週間後くらいですかね。対戦回数なら3,000戦くらいに達していると思います。だいたい、週に200戦ほどでしょうか。

――ずいぶん、やりこまれていますね。これまで非公式大会での受賞経験などはあるのでしょうか?

SATさん:東京レジャーランドでやっている木曜の定例大会で一度優勝したことがあります。蒲田のほうであった大会でも優勝したことがありますね。

――大会慣れしているんですね。『電撃FC』ではどのキャラクターが好きですか?

SATさん:登場キャラだと、『ロウきゅーぶ!』の湊智花が好きです。
 

▲優勝したSATさんが好きな「湊智花」

――ちなみにライトノベルは読まれていますか?

SATさん:昔はちょくちょく読んでいましたが、今は気になる作品があったら1巻を読む程度です。『ソードアート・オンライン』はハマっていましたね、アニメも見ています。

――最後の質問です。決勝大会で戦う、まだ見ぬライバル達へ向けて一言どうぞ。

SATさん:やりこみなら負けない自信があります。同じくらいやりこんでいる相手とは、後は地力と運の勝負だと思うので、そこで差を見せつけてやります!

――ありがとうございます。決勝大会でも頑張ってください!

さらに会場には、ニコニコ生放送で好評放送中の『セガAPMチャンネル(URL:http://ch.nicovideo.jp/apm)』にアクセル・ワールドの黒雪姫のコスプレでの出演経験もある、コスプレタロット占い師「渚」さんの姿も。電撃FCのベテランプレイヤーとしても知られる渚さんに、急遽、レポーターのうさりちゃんとエキシビジョンマッチを開催!
 

▲コスプレタロット占い師「渚」さん

対決と言っても、格闘ゲーム初体験のうさりちゃんに手とり足とり操作法を教える優しい渚さん。初心者でも簡単な操作で楽しめるのが電撃FCの最大の魅力だそう。
 
当然の事ながら結果は、うさりちゃんの惨敗。やはりお兄様がいないと本当の力が出せないのか…。それでも対戦を通して打ち解けた渚さんとうさりちゃんに『電撃FC』の魅力を聞いてみると、

――このゲームを始められたきっかけは?

渚さん:最初に秋葉原で行われていたロケテスト初日にプレイさせていただいたのですが、黒雪姫でプレイして「あっ、このゲーム面白いな」と思って追いかけ始めて、ロケテ最終日の頃に、「自分はこのゲームをやり込もう」と決めました。

――持ちキャラは黒雪姫だそうですね。

渚さん:黒雪姫はコスプレするくらい好きです。でも、このゲームでは使用率が群を抜いて低いんですよね。

――そうなんですか。それは何故なんでしょう?

渚さん:キャラごとに少しずつ個性があるのですが、黒雪姫はちょっとだけクセがあると言われていて、玄人向けのキャラなっているせいじゃないかと思います。
 

▲渚さんが操作する『アクセル・ワールド』黒雪姫

――慣れれば強いですか?

渚さん:使いこなしている方はすごく強くて、先日APMチャンネルの生放送であった大会でも黒雪姫で勝ち進んだ人もいたので、立ち回りに慣れれば強いです。

今度は対戦の興奮が冷めやらぬうさりちゃんも交えて話を聞くと、

――初プレイの感想はどうでしたか?

うさり:ボタン連打だけでもコンボが繋げて、すごい爽快感がありました。負けてしまったんですが気持ちよかったです! 深雪が可愛く動いていて感激しました。
 

渚さん:原作に忠実に作られているので、そこが電撃ファンには見所だと思います。例えば深雪には『氷炎地獄(インフェルノ)』という必殺技があるんですけど、周りが氷のエフェクトなのに足元だけ赤い炎になっていたりします。

――一方の熱を奪って自分と相手の周囲に極端な温度差を発生させるという原作の『氷炎地獄(インフェルノ)』の設定に添っているんですよね。

うさり:深雪のコマンド技も教えて頂いてすぐ出せました。

渚さん:いわゆる、昇竜コマンド(→↓↘+P)などの細かい操作を必要とするコマンドがなく、波動拳(↓↘→+P)とヨガフレイム(←↙↓↘→+P)だけで戦えるようになってます。

うさり:コンボもすごく綺麗で、深雪ちゃんがクルクル回って踊っているようなカンジで、本当に彼女のイメージ通りでした。

――初心者にも優しいゲームなんですね。

渚さん:コンボの簡略化(A→B→C、A連打など)だけでなく、相手の攻撃を相殺できるインパクトスキル(A+B)は初心者救済のためのシステムなので、格闘ゲーム初体験という方にオススメしたいです。

うさり:電撃文庫が好きな女性にも、是非オススメしたいですね。アップデート直後ということで、司波深雪を使用するプレイヤーが少ないそうなので、もっと使う人が増えてくれると嬉しいです。あと、7月27日まで電撃FIGHTINGガールズの募集(URL:http://climax.sega.jp/girls.html)もしているので、電撃文庫やアニメ化された作品が好きな女性が集まるといいですね。私も応募しようかな…。
 

▲観戦に訪れていた「渚」さんとのツーショット

――渚さん、ありがとうございました。

次回の後編では、『電撃文庫 FIGHTING CLIMAX』開発に携わった野中竜太郎プロデューサー、寺田貴治ディレクターのお二方へのインタビューと、『電撃文庫 FIGHTING CLIMAX』の最新情報をお届けします。

(取材・文=愛咲優詩、レポーター=宇佐美坂うさり、撮影=橋本商店)
 

電撃文庫 FIGHTING CLIMAX

・公式HP
http://climax.sega.jp/

■『電撃FIGHTINGガールズ』オーディション情報
主催: 株式会社セガ
エントリー受付期間: 2014年7月27日(日)まで
面接オーディション(対象:書類選考通過者)
開催日時: 2014年8月9日(土)
開催場所:東京都港区某所
募集メンバー:女性4名前後

⇒『電撃FIGHTINGガールズ』募集公式サイト(http://climax.sega.jp/girls.html

■大会情報
予選大会:2014年7月5日(土)~8月24日(日)
予選会場:全国各オフィシャル店舗
決勝大会2014年8月30日(土)
決勝会場:東京ビッグサイトTFTホール1000

⇒大会公式サイト(http://climax.sega.jp/tournament.html

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イラスト:abec、石田可奈、いとうのいぢ、鵜飼沙樹、かんざきひろ、てぃんくる、はいむらきよたか、HIMA、マニャ子、ヤス、ヤスダスズヒト