熱狂的なラブライバーが集結!「踊ってみた」ファンイベントレポ【後編】

アニメ

更新日:2014/7/25

2014年6月15日(日)に大塚のライブハウス・Deepaで行われたイベント「μ'sを愛してるばんざーい!2」。熱狂的なラブライバーたちが集結したイベントでは、作品やキャラクターを心から愛するニコニコ動画の踊り手がステージで様々なパフォーマンスを繰り広げていた。前編では、イベント当日のステージや客席の模様をレポートしたが、後編では、参加ユニットのメンバーやリーダーに、結成のきっかけや『ラブライブ!』の魅力などを存分に語って頂いた。

■ ラブライズ!
Twitter: https://twitter.com/loverise_info
ブログ:http://ameblo.jp/loverise/
代表作:http://www.nicovideo.jp/watch/sm23322475
 
ここからはメンバーひとりひとりを紹介しよう。

○みりー(東條希)
https://twitter.com/_miriy_
 

――立ち上げのきっかけは?

にこちゃん役のもいしゃんなど、周囲に『ラブライブ!』が好きな子たちがいたので「ちょっとやってみようか」と声をかけたのがはじまりです。それぞれ住んでる地方もバラバラですが、元々、他の作品を通してニコ動を軸に繋がっていたメンバーです。『ラブライブ!』をきっかけに初めてみんないっしょに活動しはじめました。

――推しキャラは誰ですか?

担当している“のんちゃん”ですね。自分自身も西日本出身なので、関西弁を聞いているうちに親近感をおぼえるようになりました(笑)

――『ラブライブ!』とは?

一言でいえば「絆」ですね。元々『ラブライブ!』を好きになったきっかけが、他のメンバーを通してだったんです。それから「ラブライズ!」として活動できるようになったのもあり、リアルな繋がりを与えてくれた大切なものです。その部分は、μ'sと重ねて考えるときもあります。

○雪(南ことり)
https://twitter.com/f1bf99
 

――参加のきっかけは?

純粋に『ラブライブ!』が好きな子と「コスプレしたいね」と話していたんです。踊ってみたイベントなどでメンバーそれぞれ知っていたのですが、ふとしたときに「やってみよう」と声をかけられたのがきっかけでした。

――キャラクターはどう決まったんですか?

メンバーそれぞれ好きなキャラへ自然と決まった感じでしたね。私は“ことりちゃん”推しなんですが、みんなで話し合う中で「ことりちゃん、行けそうだね!」といわれてそのまま決まりました。

――ことりちゃんの魅力は?

まず、声のかわいさに尽きます。また、主人公に憧れるキャラクターが元々好きだったんです。他の作品だと『黒子のバスケ』に出てくる秀徳高校の高尾みたいな。よく「穂乃果ちゃん」ってすり寄っていますが、メインで目立つより支える部分に惹かれます。

――ラブライブ!』の魅力は何ですか?

作品自体やキャラクターも好きなんですが、声優さんたちのライブを楽しめるというのが魅力ですね。ことりちゃん役の内田彩さんはもちろん、もともと声優さんに憧れていたのもあります。


○もいしゃん(矢澤にこ)
https://twitter.com/moimoisam
 

――参加のきっかけは?

ニコニコ超会議でみりーちゃんから「写真集を作ろう!」と声をかけられたのがきっかけでした。やってみたいと思う中で動画を撮ったり、イベントへ出るようになっていきました。

――にこちゃん役に決まったのは?

自分の推しキャラなのがきっかけでした。昔からツインテールのキャラが好きだったし、自分自身もその髪型をやっていたので、にこちゃんに親近感をおぼえていたんですね。また、ツンツンしているわりには「みんなを笑顔にさせる」という思いが感じられるのもにこちゃんが好きな理由です。

――『ラブライブ!』にハマったきっかけは?

たまたま『もぎゅっと“love”で接近中!』の動画を見た時に「何だこのかわいさは!」という衝撃に駆られたのが始まりですね。調べていくうちに声優さんのライブを見て、次第に「自分も踊りたい」という思いが一気にわき上がってきた感じですね。

――『ラブライブ!』とは?

一言でいえば「仲間」ですね。一人で踊っていたときはまわりに誰も知っている人がいなかったけど、グループとしてやりはじめてからたくさんの人たちと知り合えるきっかけにもなったからですね。私は今日を最後にラブライズ!を離れてしまいますが、引き続き応援をよろしくお願いします!


○るーこ(絢瀬絵里)
https://twitter.com/r_ruuuko
 

――参加のきっかけは?

ニコ動の踊り手としてメンバーそれぞれは繋がっていたんですけど、みりーさんから声をかけてもらったのがきっかけでした。もともとアニメでも観ていたので、話を聞いてすぐに快諾しました。

――担当キャラクターは?

“えりち”が推しキャラだったからです。ただ、“にこちゃん”もけっこう好きなので両推しみたいな感じでもあります(笑)。えりちは完璧なイメージですけど、たまに見せるかわいさや抜けている部分がすごくかわいいと思います。メンバーそれぞれ適材適所というか、ほぼ推しキャラ通りなので愛に溢れています。

――『ラブライブ!』の魅力とは?

みんなで一つになって目標に向かうというところですね。アニメを観ているときは何となく「かわいいな」くらいに思っていたんですけど、「ラブライズ!」として活動しはじめるようになってから、よりいっそう実感するようになりました。

――今後の目標は?

みんなとも話しているんですけど、声優さんたちとお会いして『ラブライブ!』公式レイヤーとして認められるようになりたいと頑張っていきたいと思います!


○仮面ライアー217(高坂穂乃果)
https://twitter.com/disnyna
 

――参加はきっかけは?

ニコ超のブース参加をみりーさんから聞かされたのが最初ですね。私自身が元々ラブライバーだったし、コスプレもしていたのですぐさま「OK」しました。

――参加以前の関わり方は?

コスプレはしていました。ただ、どちらかといえばイベントへ遊びに行く立場だったので、「踊ってみた」はまったくやっていなかったんですね。だから「ラブライズ!」への参加をきっかけに本格的に活動しはじめた感じですね。

――担当キャラは?

じつは、推しキャラと担当キャラが違うんですよ。推しキャラは“希ちゃん”なんですけど、自分自身のキャラにも合うといわれたので、穂乃果ちゃんになりました。

――希ちゃんの魅力は?

裏ボスっぽさですね(笑)。結局、希ちゃんがいなければ今のμ'sがなかったといってもいいくらい。友だち思いの一面があったりするのでキーマンなんだと思いますね。

――『ラブライブ!』を一言で表すなら?

ふたたび訪れた青春です。他のアイドル作品と違って日常を舞台にしているし、必ずしも順風満帆ではないところが共感できます。μ'sのみんなが紆余曲折を経て一つひとつ階段を昇っていくのが好きですね。


○れいちぇる(西木野真姫)
https://twitter.com/rei_0828
 

――担当キャラは?

推しキャラが真姫ちゃんだったからですね。実際に活動しはじめてからも、メンバーから「似合ってるじゃん」といわれたのでよかったです。

――真姫ちゃんの魅力は?

ツンデレなところですね。本音で思っている部分をなかなか出すことができず、素直になれないもどかしさに惹かれてしまいます。

――『ラブライブ!』の魅力は?

μ'sのみんなに「夢を託せる」ところです。必ずしもみんなスターではない。一人ひとりはふつうの女の子だし、欠点もあったりするというのが共感できます。


■ラブパカ
マイリスト:http://www.nicovideo.jp/mylist/42220773
代表作:http://www.nicovideo.jp/watch/sm23870123
 

○リーダー・ふじしろ まこ
https://twitter.com/fujishiro_1016

――結成のきっかけは?

μ'sが好きで『ラブライブ!』をとにかく踊りたいという一心で集まりました。友だちが友だちを呼び、気がつけばみんなで踊りはじめていたという感じです。

――「ラブパカ」の売りは?

コスプレ系のイベントではなく「踊ってみた」系のイベントはまだまだこれからなので、衣装などにまずはこだわりながら、いかに私たちがμ'sを愛しているかに注目してほしいと思います。

――いちばん見て欲しい一曲は?

「輝夜の城で踊りたい」ですね。本家の声優さんたちを再現した衣装はもちろんですが、小物である扇子を使ったパフォーマンスぜひとも見て欲しいです。

――『ラブライブ!』の魅力とは?

子どもから大人まで、老若男女問わず見てもらえる作品だと思います。男女に関わらず、青春を味わえる熱さが魅力だと思いますね。


■妙's
マイリスト:http://www.nicovideo.jp/mylist/39224215
代表作:http://www.nicovideo.jp/watch/sm20504760
 

○リーダー・おぱんちゅハチ
https://twitter.com/8hatibe

――「妙's」結成のきっかけは?

私が『ラブライブ!』を踊りたいと思って、あるとき何気なく「誰か踊りませんか?」ってつぶやいたんですね。初めは9人集めるというのに不安もあったんですが、あっという間に集まった感じです。

――他のグループと異なる特徴は?

そのまま衣装を使うというだけではなく、ライブ映像などの細かな資料を分析しています。また、アニメの小ネタなども拾ってラブライバーが「おっ!」と思うような瞬間をなるべく取り入れられるよう意識しています。

――『ラブライブ!』の魅力とは?

自分たちのやりたいことを実現させてくれたものなので、かけがえのない存在ですね。できる限りオリジナルをふまえた上でのパフォーマンスをこれからもやっていきたいと思います。


■鎖音プロジェクト
マイリスト:http://www.nicovideo.jp/mylist/17150498
代表作:http://www.nicovideo.jp/watch/sm21147421
 

○リーダー・ラブマツ
https://twitter.com/Matsu_Kusarine

――『ラブライブ!』をはじめたきっかけは?

2013年に1人で1期OPを再現した動画を作り始めてからですね。きっかけはすごく単純で『ラブライブ!』を愛するという思いがあったからこそです!

――他のグループと異なる特徴は?

とにかく身長が大きいということですね(笑)。客席の後ろにいる人たちも視界に入るので、さらにお得感があるというか満足してもらえると思います。

――『ラブライブ!』の魅力とは?

他のアイドル作品とは違う「リアルさ」ですね。初めてのライブでお客さんがいなかったという挫折だったり、でも、その中でささやかな喜びがあったりというところが共感できます。


このように『ラブライブ!』が好きなファンは一様にその愛の深さを語ることが多いのが特徴だ。過去にもアイドルをテーマにした作品は多々あるが、前回のレポートのように曲を聞いて感涙したり、好きが高じてコスプレやダンスをコピーしたりと、性別や世代を超えて、こんなにも深く愛されるコンテンツはあっただろうか?

完全新作での映画化も発表された『ラブライブ!』。今後もラブライバーたちの熱は冷めそうにない。

取材・文=カネコシュウヘイ、撮影=松本祐亮