三次元のツインテールも捨てがたい! ツインテールの魅力を発信し続ける「日本ツインテール協会」とは?

アニメ部

2014/8/24


アニメやコミックの世界で根強い人気のある「ツインテール」。ショートカットやポニーテール、前髪ぱっつんと様々な髪型がある中で、ツインテールがダントツで人気があるのはなぜなのか? 

確かに子供っぽさ、幼さといったロリキャラだけでなく、妹キャラとして「キャラクター付け」するには、非常に分かりやすいアイコンであることも事実である。近年はロリに加え、ツンデレキャラにも採用されることが多く、ツインテール=ロリ系ツンデレのイメージも強い。

その歴史は古く、1980年代のマンガをきっかけに広く世に知れ渡ったという一説もあるが、今夏、放映されているアニメを考えるだけでも、『さばげぶっ!』の春日野うららや、『六畳間の侵略者!?』の虹野ゆりか、『アカメが斬る!』のマインなど、多くの作品で「ツインテキャラ」を見かける。

この、みんな大好き「ツインテール」を、世に広く発信している協会があるのをご存知だろうか。名称はそのもの「日本ツインテール協会」である。2012年2月2日、独自に制定した「ツインテールの日」に発足した同協会は、ツインテールの伝統を守り続けると共に、写真集『ツインテールと機関銃』などを通して、ツインテールの魅力を日本国内、ひいては世界へ向けて発信し続けている。

そこで今回、日本ツインテール協会への取材を実施。活動にいたるまでの経緯や、今後の展望などを、代表の古谷完さんに伺った。

■日本の伝統「ツインテール」を守るために発足された「日本ツインテール協会」

◎ツインテールは魅力を世界に発信したい……。協会発足にいたった経緯

単純にツインテールが大好きだったからです。いうなれば「ツインテールの魅力に取りつかれたから」ですね。ファッション誌のスナップや、原宿近辺でツインテールの少女たちを見かけるのは、いまや当たり前となっています。しかし、協会発足以前は「子どもの髪型」「学生の髪型」などのややネガティブなイメージを少なからず感じていました。

「ツインテールはすごくかわいい髪型なのに、もったいない……」と、心のどこかでそう感じつつ、このままでは「ツインテールの少女たちが絶滅してしまうのではないか」という危機感も抱いたんです。だから、ツインテールの魅力を日本のみならず世界にも発信するために、協会を発足しました。

協会としての主な活動は、ツインテールの少女たちの撮影ですね。日々、撮影を重ねながら、公式ホームページやTwitterで情報発信しています。発足当初を振り返ればありがたいことにだいぶ認知して頂けるようになり、モデル募集にも日本全国から15,000件以上の応募があります。

また、少女たちを記録した写真集も定期的に刊行しています。現在までに『晴れのちツインテール』『キミ色ツインテール』『日本ツインテール百景』『ツインテールと機関銃』の四冊を発表したほか、ファッション誌や雑誌での連載もあり、今後も継続的に活動していきます。

◎日本ツインテール協会の数あるグラビアから幾つか、代表・古谷さんにご紹介頂いた
 

▲グラビアなどで多岐にわたる活躍をみせる佐野ひなこ
 

▲ゲーム『ロリポップチェーンソー』のイメージガールにもなった永井亜子



▲グラビアでも高い人気を誇る池田ショコラ

彼女たちのほかにも、同協会ではさまざまなモデルたちが多数活躍している。メディアでのグラビアなどで活躍するモデルはもちろん、ご当地のツインテール美女を集めた「あの街ツインテール」や、制服とツインテールのコラボレーションを追求した「放課後ツインテール」などの企画も豊富なので、公式サイトをチェックしてみよう。

◎日本ツインテール協会の描く今後の展望とは?

協会では、2月2日を「ツインテールの日」(日本記念日協会認定)と定めています。そのため来年、2015年の2月2日に「ツインテールアワード」を開催する予定です。ツインテールがもっとも似合う「ツインテーラー」の授賞式や、ツインテールのアイドルたちによるライブを企画しています。

また、先日フランスで行われた「Japan Expo」でも、協会が撮り続けてきたツインテール美少女の写真を展示しました。海外からの問合せやご意見なども多数寄せられたので、世界への展開も徐々に規模を拡大していきたいと思います。

そして、文化として「ツインテール」がより広まるよう尽力していくつもりです。ハロウィンやバレンタインデーなどの文化が、日本でも新しい形として定着してきました。今では当たり前のようにあるイベントですが、私たちの制定した「ツインテールの日」も、日本発の「サブカルデー」として、世界基準となる日を夢見ています。

その日だけは世界中で、男の子が気になる女の子へ日本のヘアゴムを渡し、女の子はツインテールで彼の気持ちに応える。あるいは、世界中の女の子たちがツインテールになり、馬鹿らしくてクスっと笑ってしまうようなことで、世界が平和にってほしいと心から願っています。

◎2014年、新たな活動としてアイドルユニット「drop」を結成

2014年7月5日、原宿のアストロホールで行われた『アイドル横丁夏まつり!!〜2014〜☆前夜祭☆』にて、協会発のアイドルユニット「drop」が初ステージを飾った。出演前には緊張の面持ちだったメンバーだが、初めてとは思えない力強く自信のみなぎるパフォーマンスを見せて、会場に詰めかけた多くのアイドルファンたちからもたくさんの歓声を浴びていた。
 

▲左から、滝口ひかり(カラー:黄、属性:雷)、三嵜みさと(カラー:赤、属性:炎)、杉野静香(カラー:青、属性:水)

日本ツインテール協会が「アイドルをプロデュースする」という驚きは、ネット上でも話題となっていたが、その経緯も尋ねてみた。

以前から「アイドルを作らないのか?」という問合せを頂いていました。(古谷さん)自身もアイドルが好きだったので、いつか協会から「アイドルをデビューさせたい」という思いもずっと抱いていたんですね。
協会には人気のあるモデルがたくさんいたので、メンバー選びにはけっこう苦労しました。ただ、心の中で「アイドルには危うさや初々しさが必要。未完成であればあるほどふさわしい」という思いがあったので、読者モデルなどで活躍しているのではなく、経験が少ないメンバーをあえて選びました。

さて、ツインテールの魅力を世に広く伝えるべく、様々な活動を展開する「日本ツインテール協会」。先述の「Japan Expo」での展開なども含めて、国境を超えた取り組みにも力を入れている。メイドインジャパンの「ツインテール」が世界を席巻する日が来るのを願いつつ、今後も協会の活動からは目が離せそうにない。

日本ツインテール協会

公式サイト「日本ツインテール協会」
http://twintail-japan.com

アイドルユニット『drop−ドロップ−』オフィシャルサイト
http://www.drop-collet.com

取材・文=カネコシュウヘイ