「田村奈央」声優インタビュー&撮り下ろしグラビア【声優図鑑】

アニメ部

2014/11/11

これからの活躍が期待される声優に、声優を目指したきっかけや、初めてのお仕事、そしてプライベートなことまで、気になるあれこれについてインタビューを行い、さらに撮り下ろしのミニグラビアも交えて紹介する人気企画「声優図鑑」。

第37回となる今回は、TVアニメ『ログ・ホライズン』のミノリ役、『ワールドトリガー』の雨取千佳役などを演じる田村奈央さんです。


――今日の撮影はいかがでしたか?

田村:写真を撮られることが本当に苦手で…。撮影していただいたことは何度かあるんですけど、まだまだ慣れないなって思います。イベントとか、人前に出ること自体は好きなんですけど。写真は世に残るものだから…って考えちゃうと、途端に表情が固まっちゃいます(笑)。

――田村さんが声優になりたいと思ったきっかけは?

田村:小学校の文集に「将来の夢は声優」って書いてあったんです。でも、夢って途中で変わったりするじゃないですか。私の場合は、夢が教師になったり、世界を飛び回る…ってなったり、いろいろ変わったんですけど、「声優になりたい!」って本格的に思ったのは、大学生のときです。

大学で演劇の勉強をしていたのですが、友だけに誘われて受けた声優のオーディションで不合格になり、本当に悔しくて。大学に通いながら、声優の勉強をするためのスクールに通い始めました。もともとお芝居は好きでしたけど、舞台で演じるときと、声優として演じるときとは全然違うんです。舞台では、自分の感情を乗せながら演じていたんですけど、声優の場合はもっとキャラクターに成りきらないといけなくて。

それまで、自分の声を意識したことがなかったので、スクールに通ってからも、最初は自分の素の声で演じていました。それでよく「女の子だから女の子らしく演じて」と言われていました。どうしても少年っぽくなってしまうんです。「男の子の口調とか、女の子の口調とか、いろいろ勉強しなさい」とも言われて、そこで初めて、自分の声がどんな声なのか、意識し始めました。最初に落ちてしまったオーディションも、自分の声をよく知らないうちに受けてしまっていたんだなって思います。

――では、声優になって、初めてアフレコを経験したのは?

田村:「魔界戦記ディスガイア4」っていうゲームです。ゲームって役者同士の掛け合いがなくて、びっくりしました! スタジオには先輩方もいらっしゃいましたが、マイク前に立つのはひとりきりで。そのときは緊張しすぎて、セリフを次から次へとポンポン進めすぎちゃいました。

――初めてのアニメのアフレコは?

田村:『新世界より』で一言だけセリフをいただきました。マイクワークはもちろん、何もかもが自分の想像を超えていて、やっぱり現場は違うなって思いました。まだ一言だけだったので、私も早くメインキャラクターになって作品づくりにもっと関わりたい!声優活動を続けていきたい! と強く思いました。

――アニメ『あいうら』の上原歩子役が、初のレギュラーでしたね!

田村:はい! 歩子は、周りにいる女の子…奏香が元気系で、彩生が男勝りなので、おとなしくて優しい感じで…と指示を受けながら演じていました。難しかったのは、「演技というよりは素の感じでお願いします」と言われたことです。デフォルメして、キャラクターっぽく可愛く演じることができるようにはなっていたんですけど、素に戻って自然に演じるっていうのが難しくて…。最初は、地に足が着いていない感じで手探りでしたけど、回数を重ねるごとに、みんなとも楽しく収録できるようになりました!

――『あいうら』ではキャラソンにも挑戦を。

田村:はい。キャラソンも、キャラとして歌うより、本当に楽しそうに、自分のテンションを上げて歌う、という方針だったので、収録は楽しかったです。歌うことは好きなんですよ! ふだんはひとりでカラオケによく行きます。ひとりで熱唱して、録音して、それを聴く度にウワーッ!って思いながら(笑)。


――そして、ミノリ役を演じる『ログ・ホライズン』は、10月から第2シリーズが始まりましたね!

田村:『ログ・ホライズン』は第1シリーズでも2クール演じさせていただき、セリフもたくさんいただいたので、私のなかでも特別な作品になっています。この作品で、キャラクターと長く付き合って、深く知っていくことの大切さを学びました。先輩たちの演技もたくさん拝見しましたし、私自身も成長することができたと思っています。

ミノリ自身も、作品のなかで成長しているんです。ミノリはゲームの世界に閉じ込められちゃって、最初は「私なんて、何の力にもならないから」と内気だったのですが、物語が進むにつれて正義感を取り戻し、自ら先陣を切って、仲間と一緒に戦うまでになったんです。その成長過程を演じるのはプレッシャーもありましたけど、すごくやりがいを感じていました。彼女のストーリーを演じたことで、ミノリへの想いがより一層強くなりましたね。第2シリーズでのミノリの活躍にも期待していてください!

――久々に『ログ・ホライズン』のメンバーと会って、どうでしたか?

田村:年少組は、webラジオを一緒にやっていたこともあって、もともとみんな仲がいいんですよ。松井恵理子ちゃんとはふだんも映画を観に行ったりするし、山下くんとか、久野ちゃんとか、収録終わりに、みんなでよくご飯に行っています。

――10月にスタートしたアニメ『ワールドトリガー』では雨取千佳役を演じていますが、アフレコ現場はどんな雰囲気ですか?

田村:私を含め、役者もスタッフも、一人ひとりが力を入れて頑張っています! 放送前から『週刊ジャンプ』で盛り上がっていたので、私も前から知っている作品だったんですよ。少年向けのバトルアニメで、今まで私のことを知らなかった方々が観てくれるかも…。作品づくりを支えるひとりとして、みなさんに楽しんでもらえるように頑張って演じますので、よろしくお願いします! 観てください!


――ところで、田村さんは休日をどんな風に過ごしていますか?

田村:フツウだと思います(笑)。おうちで過ごしたいときは掃除をしたり、DVDを観たり、何もない日は夕飯作ろうかなあと思ったり。外出するときは友だちを誘ってご飯に行ったり、ショッピングをしたりしてます。

――有川浩さんの本をよく読むという情報が…。

田村:はい、『図書館戦争』がすごく面白かったです! ほかには『阪急列車』とか『ラブコメ今昔』とか。登場するキャラクターが、それぞれすごく魅力的なんですよ。このキャラクターをこう演じたら楽しそうだなぁって思い浮かべながら読むのが好きで。本を読むのは得意じゃないのですけど、気楽に読めるところが気に入っています。

――ほかに、ハマッているものは?

田村:『BUMP OF CHICKEN』が、私のなかでは今、ハマっています! 最初、友だちにすすめられて聴いてみたら、すごく良くて。ボーカルの藤原さんの歌声が好きですし、すごく想いが詰まっていてとても共感します。元気を出したいときに聴くのは『ハルジオン』、ちょっとリラックスしたいときは『花の名』を聴いています。『友達の唄』も好きです!

――それでは、好きな食べ物を3つ教えてください!

田村:ブログにも載せていますが、カレーが大好きで。外で食事をするとき、カレーがあると食べちゃいます。特に、インドカレーとか濃厚なのが好きですね。歩いているときにカレーのお店を見つけたら、今度食べに行こうって計画したりとか。その次に好きなのはお肉です! 焼き肉も大好きです。もうひとつは、チョコレートかな…あ、でも抹茶とかあずきとか和風スウィーツも好きなので、抹茶あずきとか、いいですね。甘いものは、なんでも好きです!


――ふだんはどんな愛称で呼ばれていますか?

田村:「でんちゃん」って呼ばれています! 人とは違うあだ名にしたいなと思っていて、中学のときの先輩が、「田村」を音読みした「でんそん」というあだなをつけてくれました。「でんちゃん」って呼ばれるようになったのは高校の頃からですね。よかったら「でんちゃん」って呼んでくださいね♪

――これから、どんな声優さんを目指したいですか?

田村:観てくださるみなさんの心に響くような演技をしたいなって思います。私の尊敬している声優さんたちって、声だけの芝居なのに、どうしてここまで…と思うほど、心がえぐられたり、感動したり、とにかく圧倒されるんです。私もそんな役者になりたいって思います。

――では最後に、記事を読んでくれた方にメッセージを!

田村:いつも応援してくださってありがとうございます! みなさんの応援にお応えできるように、お芝居を頑張っていきますので、これからもよろしくお願いします! ブログにもぜひ遊びにきてください!


――ありがとうございました!

次回の「声優図鑑」をお楽しみに!

田村奈央

・田村奈央(EARLY WING)
http://www.earlywing.com/tag/田村奈央/

・田村奈央ブログ「すまいる行進曲」
http://ameblo.jp/denchan10/

(取材・文=麻布たぬ、撮影=山本哲也、キャスティング協力=吉村尚紀