「内村史子」声優インタビュー&撮り下ろしグラビア【声優図鑑】

アニメ部

2015/1/27

内村史子

これからの活躍が期待される声優に、声優を目指したきっかけや、初めてのお仕事、そしてプライベートなことまで、気になるあれこれについてインタビューを行い、さらに撮り下ろしのグラビアも交えて紹介する人気企画「声優図鑑」。

第48回となる今回は、TVアニメ「悪魔のリドル」の寒河江春紀役、「銃皇無尽のファフニール」のレン・ミヤザワ役などを演じる内村史子さんです。

――内村さんといえば、やはり去年テレビ放送された「悪魔のリドル」の寒河江春紀(さがえ はるき)役が印象に残っています! 表には見せないけど、じつは貧しい大家族の長女として病気の母親や弟妹を養っている…というアネキ肌の女の子でしたね。

内村:はい、家族のために暗殺稼業に手を染めているという…。初めてのアニメ出演だったので、私自身も思い入れが強い作品です。最初は春紀のことをどう演じたらいいのか分からなかったんです。でも、収録が始まるまでの半年間くらい考え抜いた結果、そのままの私で演じよう、と決めたんです。初収録のときは、手がガタガタふるえて、台本がカサカサと(笑)。すごく大変でした(笑)。

――オーディションで決まった役でしたよね。12人の刺客の中で、もし他の役を演じられるとしたら…?

内村:東 兎角(あずま とかく)や、犬飼伊介(いぬかい いすけ)ですね。どちらかというと、やんちゃだったり、男の子っぽい役に興味があります。

――ちなみに、声優というお仕事を意識し始めたのはいつ頃?

内村:国語の時間によくある朗読で、本気でお芝居をするタイプだったんですよ。泣きの芝居を入れたりして(笑)。それで小学校5年生くらいのときに、クラスの子から「声優になれば?」と言われて。アニメってキャラクター自身がしゃべってると思っていたからびっくりしました(笑)。それからはアニメのエンディングをじっくり観るようになって。

――まあ、まだ小学生ですからね(笑)。

内村:いやいや~、今思えば“もう5年生にもなっていたのに”って思いますよ(笑)サンタクロースも存在するって思ってましたからね(笑)。


――声優になられたばかりの頃に印象的だったのは、女の子を撃って自分にメロメロにさせるというゲーム「ぎゃる☆がん」(2011年発売)の火吹 晶役でした。

内村:「ぎゃる☆がん」は、自分の原点でもある作品です。4人の女の子キャラの中で、私が演じるならどう考えても晶だね、って言われていたキャラクターでした。学園の守護者と言われて、女の子を守るっていう。

――声優ユニットとしてキャラクターソングも歌われていて。その頃はまだ、声優ユニットって今のように多くはなかったですよね。

内村:そうなんです。だから、楽しかったんですけど、少し戸惑いもありましたね。あの頃の写真を見ると…恥ずかしくなります。髪をオレンジっぽく染めたりして、自分をどうアピールするべきか、まだ迷いがある時期で。 衣装はかわいいのに髪はオレンジ…みたいな(笑)。恥ずかしいから、見ないでほしい〜(笑)。

――そう言われると……余計に見たくなるような(笑)。

内村:いやいや~。あの頃は、私服もロック系やパンク系の黒い服しか持っていなくて。音楽として聴くわけではないんですけど、単純に蝶やドクロが好きで。いわゆる中二病ですね(笑)。フワフワの服なんて、そんな! おそれおおい! みたいな(笑)。今はジャンルをあまり気にせず、何でも着るようになりました。


――ユニットの他のメンバーもみなさん初々しかったですよね。内田真礼さんとか山本希望さんとか。

内村:みんな、ほとんどデビューに近いくらいの新人だったし、年も近かったから仲が良かったですね~。よくみんなでご飯を食べに行ってましたよ。あと、カラオケボックスに行って振り付けの練習をしたりとか(笑)。

――そんなところも初々しい…(笑)。ところで、今までに演じられた役を見ていると、“男の子っぽい女の子”っていうイメージが強いですね。

内村:私、低い身長に対して不思議なくらい低音なんですよ。ただ、普段は、機嫌がよくないって言われるのがイヤで、できるだけ高めの声を出すようにしてるんですけど。ツッコミを入れたり、声を張るところではやっぱり低音が出ちゃいますね(笑)。

――ほかに、演じてみたい役のイメージなどありますか? 逆にすごく女の子っぽい役とか…?

内村:いえ、むしろ男の子役です(笑)! 声優になったら男の子の役ができるかもってずっと憧れているんです。私、女性のキャラクターに対してセリフをいいたいんですよね。じつは、自分自身も子供の頃から男の子っぽかったんですよ。正義感が強かったらしく、学校では女子を守るために男子とケンカばっかりして(笑)。

――まさに「ぎゃる☆がん」の晶そのもの(笑)。

内村:そうなんです! ちなみに、一時期黒い服ばっかり着ていたのも、男の子っぽい自分をアピールしたかったからなのかも。小さい頃からずっと背が小さかったから、ピンクっぽい服を着せられることが多かったんですけど、本当は青や緑の服のほうが好きだったんです。


――具体的には、どんな男の子キャラを演じたいですか?

内村:どっちかというと、女性を対象にしたゲームの男の子役をやってみたいですね。男性が演じる男の子よりは声が高くなるので、ちょっと声が高めの男の子。後輩キャラとか!

――後輩キャラで決定ですね(笑)。ところで、現在放送中のアニメ「銃皇無尽のファフニール」では、レン・ミヤザワ役を。ちょっと謎めいた役ですね。

内村:レンちゃんは天才少女っていう設定で、あまり喋らない役なんですよ。「ん。ん!んぅ?」みたいに、基本的にしゃべる言葉はすべて「ん」なんです。その「ん」にどれくらい感情を込めていけるのかが勝負です(笑)。

――学園型ファンタジーと言えそうな世界観ですが、内村さんが考える作品の見どころは?

内村:女の子たちは可愛いですけど、ドラゴンがすごくこわいです(笑)。とても10代の女の子たちを相手に戦うとは思えないほど(笑)。そのギャップがおもしろいと思います!

――では、プライベートのお話もぜひ。ちなみに、最近は休日をどのように過ごしていますか?

内村:完全インドアです(笑)。全然、外に出ないんですよ~。ゲームも好きですし、スマホさえあれば生きていけるので(笑)。一日中スマホをいじってたりします。

――スマホではゲームを?

内村:だいたいゲームをしてますね。最近は、据え置き型のゲームをすることが少なくなって。スマホとか3DS、PS vitaあたりが定番ですね。


――1日中家にいるということは、食べるものはあらかじめ確保して?

内村:それが、意外とご飯を食べていないですね(笑)。お腹空いたなって思っても、続けてゲームをプレイしていたら、そのことを忘れちゃって(笑)。

――最近プレイしているゲームは?

内村:ツムツムと、FFレコードキーパーあたりですね。あとはバディファイトっていうカードゲーム。少し前までは、よくお友だちの家に集まってカードバトルしてました。一時期はダーツにハマッてました。身長が低いから的に当てるだけでも大変なんですけど(笑)。

――その時々で好きなものが移り変わっている感じ?

内村:そうですね。カードゲームもダーツも知り合いの方や友だちに紹介されて始めたんです。なんでもとりあえず挑戦してみたいほうなので。映画は自主的に行っていましたね。ジャンルがかたよらないように、1本見たら次に時間が合いそうな作品を選んで観る…って感じで、1日3本連続で観たりとか。

――では、これから目指す声優像を教えてください!

内村:今目の前にあるものに真剣に取り組んで、できればこのお仕事を長く続けていきたいですね。本当に、どんなことにも挑戦してみたいんですよ。これだけは苦手! っていうものは具体的に何もなくて…。あえて言えば、罰ゲーム系くらい(笑)。これは誰でも同じかな(笑)。苦手ですけど、やれと言われたらもちろんやります(笑)!


――最後に、読者へのメッセージをお願いします!

内村:去年放送された「悪魔のリドル」が初めてのアニメ出演でしたので、そこで私のことを知ってくださった方もいらっしゃると思います。そうではない方々にも、これから作品の中で出会えるように頑張ります! 見守っていただけたら嬉しいです。応援よろしくお願いします!


――ありがとうございました!

次回の「声優図鑑」をお楽しみに!

内村史子

・内村史子(VIMS-ヴィムス-)
http://www.vims.co.jp/talentprofile_detail.php?id=8

(取材・文=麻布たぬ、撮影=山本哲也、制作・キャスティング=吉村尚紀