声優プロレスラーの清水愛「冷やかしでもいいから一度観に来て!」【インタビュー後編】
更新日:2015/6/26
声優として活躍しながら、東京女子プロレスでレスラーとしても試合を重ねる清水愛さん。現在までの歩みを伺った前編に続き、後編ではアニメファンにも親しみやすいプロレスの話を伺った。
>>前編を読む 「異色過ぎる声優プロレスラー・清水愛、デビュー前から現在までを語る!」
意外!? 清水さんのプロレス出演作は……
――声優面でのお話も少しお伺いします。声優業でアドレナリンが出ることはありますか?
清水:やはりスタジオ内で先輩の演技や後輩のフレッシュな芝居を聞いて「めちゃくちゃハマってる!」みたいな時はすごくいい気分になりますね。
――お聞きしていると、清水さん自身がアドレナリン出やすいタイプなのでは……。
清水:そうなのかなー(笑)。あと釣りも本当にすごくアドレナリンが出るので、オススメです!
――声優さんでほかにプロレスをお好きな人はいらっしゃいますか?
清水:稲田徹さんがすごくお好きみたいで、私がDDTプロレスリングさんにハマって会場に通っていた頃、工場プロレスを観に行ったら、そこでバッタリお会いしたこともありました。あとは矢部雅史さんも! ご自身の番組でもパロディのラジオドラマを作られたりしてて。
――納谷悟朗さんもお好きと聞いたことありますし、鳥海浩輔さん、安元洋貴さん、上坂すみれさんもすごくお好きなんですよね。意外と多いんですね。ちなみに声優としてレスラーキャラを演じられたことってありますか?
清水:ないですね。たまたま私が「リングデビューします!」って言ったときに『世界でいちばん強くなりたい!』というアニメが発表されていたそうなんですが、私は全然知らなくて。でも、今思い出しましたが、すっごく前に女子プロレスをモチーフにした同人のドラマCDがあってそれに出演したことはあります。
清水さんの試合の見どころは縞パン!
――プロレスの入場テーマが『凛花』(アニメ『らいむいろ戦奇譚』オープニングテーマ)です。これはご自身が選ばれたのでしょうか?
清水:そうです。『凛花』はもう12年前の曲ですが、当時、はてなブックマークで私の歌について「破壊的な歌唱力」って書かれていたくらい歌の面ではヤバいんですけど、前奏が滅茶苦茶かっこいいんですよ。それで「入場テーマなら、早めに入ってくれば歌はそんなに流れないから気にしなくていいか」と思って、決めました(笑)
――確かにすごくかっこいい曲ですよね。
清水:色褪せないですよね、本当に。でも歌い直したい(笑)
――衣装も軍服風ですが、あれも『らいむいろ戦奇譚』をイメージしたものでしょうか?
清水:そういうわけではなかったんですが、偶然リンクしましたね。私、軍服が大好きなんですよ。で、水色が好きなので、それと、あと新人らしく白も合わせて、あの白と水色の軍服になりました。
――2月には新しい衣装もお披露目されました。
清水:巫女服風のものですね。あれは当初、巫女さんだから白と赤でと思っていたんですが、東京女子のほかのメンバーで赤白を使っている娘がいるのと、「水色を大事にしたら?」というアドバイスも頂いて。調べたら水色……というか浅葱色の袴を女性の神職の方も穿くらしく、巫女ではなく宮司か神主になるけど、それもいいかもと思って、ああいったコスチュームにしました。
――読者の中にはプロレスと縁遠い人もいると思います。初心者でもオススメの会場や試合はありますか?
清水:手前味噌ですが、東京女子プロレスは試合→アイドルライブ→試合という構成で大会をやっていて、試合の合間にアイドルが歌ったり踊ったりしているので、アイドル好きの方なら親しみやすいかもしれません。しかも東京女子プロレスってレスラーがとにかく個性的なんですよ。生真面目なエースやすごくおっぱいの大きい娘、賑やかな娘、不良っぽい娘……と色んな娘がいて、まるでギャルゲーみたいなんです。だから私は、ギャルゲーの主人公として、みんなを攻略してるような気持ちで毎日本当に楽しいです(笑)