動くと驚く? 話題のアニメ『ニンジャスレイヤー』を制作 スタジオ・TRIGGERに聞くアニメ界の未来

アニメ

更新日:2015/6/26

最後には“取り上げる”ほどのこだわり!

 TRIGGERの制作スタイルがどれくらい丁寧かというと、『リトルウィッチアカデミア』の場合、わずか30分弱の作画数が1万7000枚を超えたという。これは業界では「尋常ではない」と評されるほどの数だという。

「うちのスタッフはメチャメチャ頑張ってしまいますね。アニメを作るためにこの仕事についたので、1枚のクオリティにこだわらず、“どんどん数をこなせ”と言うのは酷かと思います。……けれど、最近の若い人は、トコトンこだわりますね。おかげで『キルラキル』のときは、制作物のクオリティに時間と予算が本当に追いついていなかったので、最終的には制作者から“取り上げる”しかなかったですね(笑)」

 作り手の「完璧さ」に付き合っていては、時間がいくらあっても足りない。クリエイター側としては不満足のものであったかもしれない。それでも『キルラキル』は十分な見応えがあった。恐るべし、TRIGGERの底力!

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▲日本アニメの歴史と斬新さが両立し、大好評だった『キルラキル』

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