「小見川千明」声優インタビュー&撮り下ろしグラビア【声優図鑑】

アニメ

公開日:2015/7/8





――ところで、小見川さんはメイド役が多いような気がします。「それでも町は廻っている」の嵐山歩鳥ちゃんも、メイド喫茶でアルバイトをしていたし。

小見川:私、じつはメイド率が高いんですよ! 「夏のあらし!」や「それ町」はメイド喫茶の話で、「モーレツ宇宙海賊」のマミちゃんもメイド喫茶で働いていたし、「聖剣使いの禁呪詠唱」ではメイドの格好をしていて、「消失」の森園生ちゃんもデキるメイドという。しかも、今ドキの感じではなくて、スカートの長いガチメイドが多いんですよ(笑)。

――すごい!

小見川:こっそり「メイド声優」って自称してます(笑)。オーディションで、受ける役がメイドだと合格する気がするくらいです(笑)。あ、「花咲くいろは」の民子ちゃんも、アニメ以降を描いたドラマCDで、後にメイド喫茶で働くっていう設定がありました!

――もはや、小見川さんがメイド役を招いているとしか思えません(笑)。ちなみにメイド服を着たことは?

小見川:撮影で着させていただいたことはあって、やっぱりテンションが上がりました(笑)。でも、自分でメイド服を買ったり、メイド喫茶で働いたりしたことはないです。たぶん、自分で買ったら戻ってこれなくなりそうで(笑)。

――(笑)。何かを集めてしまうことはあるんですか?

小見川:コレクター気質ではありますね。宮沢賢治が好きなんですけど「銀河鉄道の夜」の絵本だけでも4冊あります。

――えぇっ!

小見川:絵を描いている方が違ったりするので、好きな作家さんのものは全部揃えたいんですよ。新訳と旧訳があったりするし。

宮沢賢治が子供のころの写真や絵が載った写真集も持ってるし、宮沢賢治を研究している人が発表した関連文書なんかも持ってます。そのとき、自分に起きたことがそのまま作品に反映されるっていうのは、どの作家さんにも言えることで、それを照らし合わせていくのが楽しいんです。

小見川:もしこれから宮沢賢治を読む方がいたら、「よだかの星」と「双子の星」をおすすめします!人柄と一緒に作品を紐解くのが楽しいんです。

――そういえば、桑島法子さんが朗読しているプラネタリウム「銀河鉄道の夜」のDVDも持っているとか。

小見川:宮沢賢治も好きだし、法子さんの演技も好きなので。法子さんがライフワークにしていらっしゃる朗読劇にも行かせていただきました! ご飯にも連れていってくださって、嬉しかったです。

星座にも興味があるので、もし機会があれば、プラネタリウムのナレーションにも挑戦したいです。自分でもよく見に行くんですよ。仕事と仕事の合間に「今、行ける!」という感じでよく行ってます。

――小見川さんも詩を書いていますけど、文章を書くのは好きなんですか?

小見川:しゃべるより書くほうが自分の気持ちを伝えられるタイプなので、気持ちを整理するためにも書いたりしますね。



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