初イベント開催の『Classroom☆Crisis』は「これからさらに面白い!」

アニメ

更新日:2015/8/5

 7月19日(日)に秋葉原UDXで開催された「MF文庫J 夏の学園祭2015」のメインステージで、アニメ『Classroom☆Crisis』のステージが行なわれた。

『Classroom☆Crisis』公式サイト

『Classroom☆Crisis』は7月から放送が始まったオリジナルアニメ。火星で学園に行く傍ら、先行技術開発部 教育開発室(A-TEC)でロボットの開発に携わる学生たちの様子が描かれる。この日のステージにはA-TEC室長である主人公・瀬良カイト役の森久保祥太郎さん、その妹・瀬良ミズキ役の小澤亜李さん、A-TECにやってきた転校生・霧羽ナギサ役の内田雄馬さんの3人が出演した。

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▲左から森久保祥太郎さん、小澤亜李さん、内田雄馬さん

 オリジナルアニメかつ初のイベントということで、3人とも多数の観客が集まったことが格別にうれしそう。なかでも「前情報のないままアニメを観るのは勇気がいるかもしれない。そのうえで面白いと思って、ステージまで来てくれてありがとう」とよろこんでいたのは森久保さん。一方、この日はシークレットとして登場したにも関わらず、特に触れられないままステージが進行し、内田さんは寂しそうな表情を見せていた。

 また、放送されていた3話までを振り返る際に、特に熱く語っていたのも森久保さん。「カイトは熱くて、単純で、まっすぐな男。こんな純粋なところ、忘れているでしょう? でもいいよなって男だったら思うだろうし、自分も思う」、「単純な善悪の話ではないけど、作品を通じて何かしら刺さるはず。特に企業で働いているかたは“わかる”という場面も多いのでは」と、演じるキャラクターについても、物語についても饒舌だ。

 内田さんは、1話の最後にA-TECのリストラのためにやってきたナギサについて「カイトとは正反対の現実的な人間だけど、高校生でそうなったことには色々な背景がある。今は結果的にA-TECと相対しているけど、色々と計算して動いていることもある。その辺りも見逃さないように」と含みをもたせていた。一方、小澤さんは自身が演じるミズキについて「やさしくて素直で、嫁にしたい」と大絶賛だ。

 現在、公式サイトで「激論! 朝まで生クラ☆クラ」と題し、毎週放送後に特定のテーマで議論がかわされている『Classroom☆Crisis』。この日は出演者も、『Classroom☆Crisis』の舞台である“会社”に関するふたつのテーマに挑戦。最初のテーマは「突然、リストラを宣告されたらどうする?」。森久保さんは「役者の立場で考えると、必要ないと言われたら仕方ない」、小澤さんも「戦う力もないので別の道を探します」と受け入れるという。しかし「頑張るんで!」とアピールしまくって食い下がるという内田さんのように、公式サイトでの議論結果で「拒否する」と答えたファンが21%。意外な多さに森久保さんも興味深そう。

 続いての「会社人生で目指すものは? 社長を目指すか?」というテーマでも、内田さんのみ「トップを目指したい。社長どころか会長になる」とパワフル。森久保さんは「性格的に二番手がいいので、目指すなら副社長」、小澤さんも「私も上昇志向がないし、ドキュメンタリーを観ていても社長って大変そう」と“目指さない”派だ。またしても内田さんだけ少数派となったが、ファンの結果も、同じく社長を目指すほうが26.9%で少数派だった。

 今回議論されたような会社を舞台にしながらも、ロボットや青春的な要素も詰め込まれ、「僕らもスタッフもどんなジャンルと言えばいいかわからない」という『Classroom☆Crisis』。しかし森久保さんが「途中まで観たらもうやめられない。そこからが本番」と熱く語っているように、これからさらに面白さが加速する模様だ。

取材・文=はるのおと