ヤービは、私の中にずっとあった生命力そのものなんです。―『岸辺のヤービ』梨木香歩インタビュー

新刊著者インタビュー

2015/9/5

 「夜、アオバズクの声がしているなあと思ったら、朝、それだけ玄関に落ちていたんですよ」  梨木さんがそう言って、水色の小箱をそっと開けて見せてくれたのは、カブトムシの頭だった。白い綿の上にうやうやしく置かれたそれは、まるで鹿の角のように輝いていた。 「見つけた時は日の光できらきら光って、目が宝石みたいでした。美しいで... 続きを読む