ヤービは、私の中にずっとあった生命力そのものなんです。―『岸辺のヤービ』梨木香歩インタビュー

インタビュー・対談

「夜、アオバズクの声がしているなあと思ったら、朝、それだけ玄関に落ちていたんですよ」 梨木さんがそう言って、水色の小箱をそっと開けて見せてくれたのは、カブトムシの頭だった。白い綿の上にうやうやしく置か…

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