【ダ・ヴィンチ2015年10月号】Cover Modelは、星野源さん!

Cover Model 紹介

更新日:2015/9/5

【ダ・ヴィンチ2015年10月号】Cover Modelは、星野源さん!

Cover Model 星野源

音楽を作ることも演じることも、文章を書くことも、今が一番楽しいですね。

星野源が、絶好調だ。
ミュージシャンとしては、5月にリリースしたシングル『SUN』が
オリコン週間チャートで2位。

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俳優としては10月クールのテレビドラマ『コウノドリ』で、
主演の綾野剛のライバル役となる産科医を演じる。

『LIFE!〜人生に捧げるコント〜』で見せる、
シリアスな中にも笑いをちりばめた、
名コメディアンっぷりも見逃せない。

文筆家としては、本誌2014年12月号から始まった連載エッセイ
『いのちの車窓から』で新境地を切り開くことに成功した。

以前は自他共に認めるワーカホリックだった。
だが、病気で倒れた後は、
プライベートの時間も大切にするようになった。
個々の仕事を、
「楽しむ」気持ちの大切さも再確認したと本人は言う。

生活習慣でも、変化が起こっていた。
毎朝、ブラックコーヒーを飲むようになったのだ。

「細野(晴臣)さんがコーヒー党で、
復帰祝いにコーヒーミルをくださったんです。
家でコーヒー豆を挽いて、ブラックで飲んでみたらすごく美味しくて。
前までは砂糖とミルクを入れないと絶対ダメだったし、
そもそもコーヒー自体あんまり好きじゃなかったのに、
今はコーヒーなしではもう生きていけないです(笑)」

 

■そんな星野源さんが選んだ1冊は…

hibana

『火花』
又吉直樹
文藝春秋 1200円(税別)

「弟子にして下さい」。二十歳の若手芸人・徳永は、先輩芸人・神谷さんの破天荒な芸に憧れ、師弟関係を結ぶ。吉祥寺をおもな舞台に、二人は互いを笑わせ続け、笑いとは何かを語り続ける。やがて辿り着く、美しくも危うい景色とは──。お笑いコンビ「ピース」の又吉直樹の作家デビュー作にして、第153回芥川賞受賞作。

「冒頭の花火大会で漫才をするシーンで、〈神谷〉が目の前をどんどん通り過ぎて行く花火客に向かって、『地獄、地獄、地獄』と地獄行きを宣言していく。でも小さな女の子と目が合ってしまった時に、その時だけは笑顔で『楽しい地獄』と言うんです。『地獄でなぜ悪い』という曲(13年10月にリリースした6枚目のシングルの表題曲)で、『楽しい地獄』という歌詞を書いたので、あ、同じだ、と思って惹き付けられました」(星野源 談)