間宮祥太朗「菅田将暉のプレゼン能力に圧倒されました(笑)」

あの人と本の話 and more

公開日:2016/1/7

毎月3人の旬な有名人ゲストがこだわりのある一冊を選んで紹介する、ダ・ヴィンチ本誌の巻頭人気連載『あの人と本の話』。今回はドラマ『ニーチェ先生』で何を考えているかわからない謎の青年を好演する間宮祥太朗さんが登場。マンガを読むようになったきっかけを語ります。

 間宮さんが、新人ながら大物感を漂わせるコンビニバイト・仁井を演じる『ニーチェ先生』。原作はマンガですが、おおもとは実際にコンビニでアルバイトをしている松駒さんのTwitterの投稿でした。

「最初に、原作者である松駒さんのツイートのまとめを読んだんです。たった140字で情景を想像させるし、締めの一言がすごく秀逸。一気にとりこになりました。その後マンガを読んでみたら、ツイートに登場してきたキャラが自在に動いていて笑ってしまいました」

 もともと、さほどマンガを読むほうではなかったという間宮さん。しかしある人の存在によって、最近マンガ好きになったそうです。

「ドラマ『ちゃんぽん食べたか』で菅田将暉と共演したんです。空き時間にマンガの話になって『僕はぜんぜん読まないんだ』という話をしたら、『じゃあ僕が何冊か見つくろってやるよ』って。彼は、すごくたくさんマンガを読むんですよ。しかも、面白いマンガを語るプレゼン能力がとても高いんです」

 なかでも気に入ったのは『ブラック・ジョーク』(田口雅之、小池倫太郎)。スタイリッシュな絵とスマートな展開に夢中になったのだとか。かくいう間宮さんは、中村文則や絲山秋子らの小説を愛読する純文学びいきの読書家。しかし「人に薦められるほど、小説には詳しくないです」と謙遜します。ただ、映画を薦めるのは大好きなのだとか。

「自分の核となっているような作品を人に薦めるときの喜びときたら! 映画については、自分のなかに常に引き出しをいくつかつくって、ラベルわけしてあるんです。『いまちょっとネガティブになっている友達に薦めるなら、これだな』とか、その人の現状にピンポイントで合うものを探し出すのが大好き。映画については、いつでも僕に聞いてください(笑)」

(取材・文=釣木文恵 写真=川口宗道)

間宮祥太朗

まみや・しょうたろう●1993年、神奈川県生まれ。08年、ドラマ『スクラップ・ティーチャー~教師再生~』で俳優デビュー。主な出演作に、ドラマ『水球ヤンキース』『学校のカイダン』『ちゃんぽん食べたか』など。映画『ライチ☆光クラブ』『高台家の人々』が今年公開予定。
ヘアメイク=三宅 茜 スタイリング=津野真吾(impiger) 衣装協力=ジャケット7万6000円(クリスチャン ダダ/クリスチャン ダダ ストア TEL03-6804-3979)、トップス1万7000円、パンツ2万9000円(ともにアトウ/アトウ青山 TEL03-5474-1748)、バングル1万2000円(ノース ワークス/ヘムトPR TEL03-6427-1030)※全て税別

 

『去年の冬、きみと別れ』書影

紙『去年の冬、きみと別れ』

中村文則 幻冬舎 1300円(税別)

ライターの「僕」は、2人の女性を殺害した猟奇殺人事件の被告に会いに行く。一審で死刑宣告された彼についての本を書くために。しかし、その事件は調べれば調べるほど、自分の立ち位置さえも揺らいでいく異様なものだった。研ぎ澄まされた文体で綴られる登場人物の謎と狂気。文学のジャンルを超える問題作。

※間宮祥太朗さんの本にまつわる詳しいエピソードはダ・ヴィンチ2月号の巻頭記事『あの人と本の話』を要チェック!

 

ドラマ『ニーチェ先生』

原作/松駒(原作)、ハシモト(漫画)『ニーチェ先生~コンビニに、さとり世代の新人が舞い降りた~』 脚本・演出/福田雄一 出演/間宮祥太朗、浦井健治、松井玲奈、佐藤二朗ほか 2016年1月よりHuluにて配信、読売テレビ(関西地区)1月20日(水)より 毎週水曜深夜1時29分~ 日本テレビ 1月23日(土)より 毎週土曜深夜2時55分~
●コンビニでアルバイトをしている松駒。ある日、店に新人バイトの仁井智慧がやってくる。バイト仲間やお客に思いがけない態度で接する彼にみんな度肝を抜かれて……。
(c)2016「ニーチェ先生」製作委員会