Cover Model 満島ひかり 2012年1月号

Cover Model 紹介

2011/12/6

Cover Model 満島ひかり

来年は肉体と向き合って、
より“頑丈”なひとになりたい

2011年は、NHK連続テレビ小説『おひさま』や
連続ドラマ『それでも、生きてゆく』に加え、3本もの映画が公開になり、
めまぐるしい一年だったという満島ひかりさん。
これまでの映画やドラマで磨いた表現力が、さらに開花した年といえるだろう。
2つの連続ドラマで演じたのは、“明と暗”を思わせる正反対の役柄だった。
「井上真央ちゃん、マイコちゃんと“白紙同盟”という3人組の女学生を演じることで、
青春時代をやり直させてもらったみたいですごく楽しかったんです」と語る『おひさま』。
一方、『それでも、生きてゆく』で演じたのは、少女を殺害した少年Aの妹だった。
「本当につらい役で。少年犯罪のことを調べたり、本もいろいろ読んで撮影に臨みました。
わかったつもりになってはいけない問題ですが、
坂元裕二さんの脚本がよく考えられたすばらしい構成で、
何気ないセリフを話しているだけで胸が熱くなって本物のきもちになってくるというか、
不思議な体験をしたドラマでしたね」
仕事を通じて貴重な体験を重ねながら、満島さんが痛感したのは自らの体力不足だという。
「今年の中盤以降、難しい作品が続いたこともあり、痩せてしまって、
体力の衰えを感じたんです。精神的なパワーはあっても、このまま突っ走るだけでは
いつ大けがをしてもおかしくない。だから、もう少し肉体を強くしたいと思って」
そんな満島さんに響いたのは、来年の元旦から放送される
NHKドキュメンタリードラマ『開拓者たち』の中で言われた言葉だった。
「私が演じるハツという人は、夫に『おまえは強い女だから』って言われるんですね。
『生きていさえすれば何とかなる。お天道様はかならず昇る。
おまえは頑丈な女だから、俺が帰ってくるまでは泣くな』と。
この“頑丈”という言葉が、現場での自分の方針のようにもなってくれたんです。
今後、仕事をしていくうえでも、大切にしたい言葉になりました」

 

そんな満島ひかりさんが選んだ本は——
『ももいろのきりん』『ももいろのきりん』
中川李枝子/作 中川宗弥/絵
福音館書店 1365円

お母さんに大きな桃色の紙をもらった「るるこ」は、のりとはさみとクレヨンを使い、その紙できりんの「キリカ」を作る。あるひ、るるこはキリカの背に乗り、色とりどりのクレヨンが木になった「クレヨン山」に出かけ、たくさんの動物たちと出会うのだが……。『いやいやえん』『ぐりとぐら』の中川李枝子による名作絵本。1965年に刊行され、すでに100刷を超えている。
「ずっと長い間好きな絵本なんです。何回も読みすぎて、実はどこが好きなのかもわからなくなっているくらい。小さいころはきりんの〝キリカ〞って名前が羨ましくて、私の名前もキリカだったらよかったのに、ってお母さんに言ったりしました」(満島ひかり 談)