「久保田未夢」声優インタビュー&ミニグラビア【声優図鑑】

アニメ部

2016/4/20

久保田未夢

編集部が注目する声優に、声優を目指したきっかけや、初めてのお仕事、そしてプライベートなことまで、気になるあれこれについてインタビューを行い、さらに撮り下ろしのグラビアも交えて紹介する人気企画「声優図鑑」。

第117回となる今回は、声優ユニット・i☆Risのメンバーであり、「プリパラ」の北条そふぃ役などを演じる久保田未夢さんです。

――野菜嫌いで有名な久保田さんですが、撮影の合間にスムージーを飲んでいましたね。

久保田:野菜と果実のスムージーです。ジュースなら飲めるんですよ。最初はおでんの大根で野菜デビューしたんですけど、最近は蒸し野菜が食べやすくて美味しいことに気づいたから、蒸したキャベツをよく食べてます。あの、野菜のシャキッていう食感が苦手で…。特に、蒸すこともできないキュウリとは、これからも無縁の生活をしていくと思います(笑)。あと、最近食べているのは、にんじんしりしりっていう沖縄料理。シーチキンと一緒に炒めるんですけど、思い切って作ってみたら好きになりました。ハタチになって、ようやく野菜の甘みを知りましたね(笑)。

――普段から料理はするほう?

久保田:最近するようになりました。私、沖縄料理が好きなんですけど近くに売ってないし、外食は好きじゃないので、作るしかなくて(笑)。外食は、人との会話がめっちゃ苦手なので、ひとりでお店に入って注文するのがちょっと。でも、ひとり焼肉とか、ひとり鍋とか、行ってみたいんですよ、本当は(笑)。

――焼肉や鍋は、ひとりで行くにはハードルが高い気がしますが…(笑)。よくあるのは、ひとりラーメンとか。

久保田:ひとりラーメン…私にとってはハードルが高そう(笑)。i☆Risの他のメンバーは、ひとり焼き鳥とか、ひとり居酒屋に行っているので、かっこいいなって思います。私がひとりで行けるのは本屋さんとアニメイトくらい(笑)。むしろ、ひとりで行くほうが楽しいという。

――デビュー当時から、声優じゃなければアニメイトの店員になりたかった、とお話されていましたね。

久保田:今でもなりたいです! アニメイトでアルバイトしたいです。学生の時は、家の近くにはなかったので、週末によく出かけてました。ひとつのフロアを隅から隅まで見るので、一度行くと3〜4時間はいましたね。だいたい漫画の新刊を買いに行くんですけど、表紙が気に入って買う漫画もあるので、どんどん増えちゃう。でも、最近は行けてないんです。新刊も面白そうな漫画もたくさん出ていると思うので、今度スーツケースを持って買いに行かないと。

――でも、久保田さんがアニメイトでうろついていたら、目立っちゃいそうです。

久保田:全然目立たないですよ〜、フツーに行きます。で、i☆Risとか自分が関わった作品が置いてあると、あ!ってニヤニヤして(笑)。それを見ているお客さんがいたら、どんな反応なのか気になっちゃいますね。自分たちの話をされていたりすると、こっそり聞いちゃったりとか(笑)。

久保田未夢

――ネットではなく、お店で買うタイプ?

久保田:お店で買いますね〜。実物を見ないと分からないので。それに、漫画は後ろにあらすじが書いてあったりするし、店員さんが書いたポップを見るのがすごく好きなんですよ。ポスターが貼ってあれば、それも楽しめるし。でも、ネットのレビューはよく見ますよ。こういう考え方の人もいるんだなって。それで、最終的には自分の目で見て決めますね。

――漫画を選ぶ時の決め手になるのは?

久保田:表紙を見て、このキャラクターを好きになれそうだなと思ったら買います。好きな絵柄ってあるじゃないですか。ストーリーは読んでみないと分からないので、まずは見た目から。最近買い続けてるのは、「恋は雨上がりのように」っていう漫画です。私、基本的に恋愛マンガは読まないんですけど、これは17歳の高校生が40歳くらいのバイト先の店長に恋をするっていうお話が面白くて。いつもは異性のキャラクターを好きになることが多いんですけど、表紙に描かれていた女の子のイラストが、繊細だし、淡い感じで、めっちゃかわいい!と思って。今のイチオシですね。

――—異性キャラのイチオシは、相変わらず平和島静雄ですか?

久保田:そうですー! 他にも好きなキャラはいっぱいいるんですけど、やっぱり君臨してますね(笑)。最初に「デュラララ!!」を読んだ時に好きになったのは臨也だったんですけど、ストーリーを知ってからは静雄が好きになりました。暴力を振るう時もあるけど、本当は暴力が嫌いだったりとか、見た目の割にビールが苦手だったりとか。自分が気になる女性を助けようとして傷つけちゃった時から、人が苦手になってしまった…っていう不器用なところにも惹かれます。もう何時間でも語れますねー(笑)。

――高校3年の時、「アニソン・ヴォーカルオーディション」に合格してi☆Risのメンバーに。この春から大学4年生ですが、大学に行って良かったことは?

久保田:一般的な感覚を持ち続けられていることですね。高校を卒業してすぐにこのお仕事に染まってしまうのではなく、週に3〜4回は大学に通って一般の友達とお話ができているので。友達も私の出演作を見てくれて、客観的な意見を言ってくれるんですよ。

――最近言われたことで覚えているのは?

久保田:ミュージカル好きの友達が、「プリパラ」のミュージカルを見に来てくれて、「歩いている姿までそふぃだったよ」って言われたのが、めっちゃ嬉しかったですね! 演じている時だけじゃなくて、客席を歩いた時の感じも一つ一つ見てくれていて。私は間違ってなかったんだなって、最終日まで堂々とそふぃを演じることができました。

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――工業高校出身で、フォークリフトとアーク溶接の免許を所持していますが、どんな理由で?

久保田:本当は、高校を卒業したら、オーストラリアのパースに留学しようと思ってたんです。高3の夏に試験にも合格して。私、旅行がすごく好きで、海外にも行ってみたかったし。でも、工業高校まで行って資格を持っていないのはまずいかなと。その2つは、手軽に取得できる免許だったんです(笑)。パースってすごくきれいな街なんですよ。留学生でもバイトができると聞いていたし。今でも行きたいですね。だから、お仕事で海外に行けないかって周りの人にずっと言ってます(笑)。

――i☆Risのメンバーで海外旅行に行ったら賑やかでしょうね。

久保田:いや〜、たぶんメンバーとは行けないと思います(笑)。みんな好きなことがバラバラで、ハチャメチャになっちゃうと思うので。特に、最年少の(若井)友希ちゃんはけっこう物を失くすことが多いので、海外に行ったらパスポートを失くすだろうなって(笑)。でも、もし海外に行ったら、地元のスーパーに行きたいです。私、沖縄が好きでよく行くんですけど、サンエーっていうスーパーがめっちゃ楽しくて。観光向けじゃないお土産も売っているし、大好きですね。

――4月24日からは、i☆Risの追加(2nd)ライブツアーが始まります。楽しみにしていることは?

久保田:地元のヨーグルトを食べることです! 私、ツイッターで「#クボタヨーグルト」っていうタグを1年ほど続けてるんですよ。ブルガリアの「濃くておいしいヨーグルト」のバニラ味を食べた時、その美味しさにびっくりして。「パルテノ」とか「オイコス」とかと同じ、ギリシャヨーグルトみたいな水切り系なんですけど。かと思えば、「牧場の朝」みたいな液体状もあったりして、ヨーグルトっていろんな種類があるんです。記録がわりにツイッターにアップしていたら、ファンの方もあげてくれるようになって。みなさんのツイッターで初めて知ったヨーグルトもあります。この前、北海道に行かせてもらった時も、本当にいろんなのがあって楽しかったです!

――そして、7月からは「プリパラ サマーアイドルライブツアー」、11月25日には武道館で4thアニバーサリーライブ! 2015年に続いて夏を突っ走るi☆Risですが、自分たちで盛り上がっている実感は?

久保田:じつは、まったく実感がわかないんですよ。むしろ、もっと一生懸命やらなきゃっていう気持ちが強くて。武道館公演についても、初期の頃はみんなで目標にしたいねって話してたけど、とても自分たちの力で行ける場所ではないから、一時期は言わないようになって。でも、少し前から周りの関係者の方々から武道館に近いユニットだって言ってもらえるようになったので、まだまだですけど、認知はしていただけてるのかって思いました。プリパラも、舞台挨拶ではなくイベントで大阪に行くのは初めて。地方に行けるくらい浸透してきたことが嬉しいです!

久保田未夢

――そんな夏のライブやイベントに先駆けて発売される2ndアルバム「Th!s !s i☆Ris!!」は、どんな仕上がりに?

久保田:シングル3曲以外、全部新曲で。いつもとは違う曲調もあるんですよ。私的には、「Vampire Lady」っていう曲を聴いてほしいです! i☆Risってアニメの曲が多いから、コンセプトがある曲って「幻想曲WONDERLAND」くらい。でも、「Vampire Lady」は、名前通りヴァンパイアって感じのかわいい曲に仕上がってるんです。

――コンビ曲やトリオ曲も収録されているとか。

久保田:今回は意外な組み合わせが多いんですよ。私はずっちゃん(澁谷梓希)とひみちゃん(茜屋日海夏)の3人で歌っていて。前回のアルバムは(芹澤)優ちゃんとのデュエットだったし、友希ちゃんはデビュー当初からずっと一緒に合宿してるような感じだったので一緒に組むことも多かったんですけど。2人ともかっこいい系で、キレキレのダンスを踊りたいタイプなので、私の中では挑戦というか。きっとセクシーな感じのフリつけになりそうなので…私も頑張ります(笑)!

――i☆Risのキレキレのダンスを踊るには、普段のトレーニングが大変そうです。

久保田:みんなで定期的にダンスレッスンをしていて、私は自宅でも毎日筋トレをしてます! 腹筋とか、体幹を鍛えたりとか。長時間の運動が苦手なので、短時間で汗がかける筋トレはけっこう好きですね。デビューの時は2ステップもできなくて、みんなに教えてもらっていたけど…少しはうまくなったかな? でも、まだまだですね。ライブ映像とか観ると、i☆Risってホントにすごいんだなって思います(笑)。

久保田未夢

――この4月から、北条そふぃ役を演じる「プリパラ」が3rd seasonを迎えました。期待していることは?

久保田:できれば、そろそろそふぃの曲がもう1曲くらい増えたらいいなって(笑)。あと、お姉さまとのデュエット曲なんかもいいですね。最近、オーディオコメンタリーの収録で、久しぶりに1期の1話を観る機会があったんですけど、そふぃって、階段をのぼるだけでキャーッて言われるくらいのアイドルっぷりだったんですよ! でも、いつの間にかゆるキャラみたいになっていて、その変貌ぶりに驚きました(笑)。

――(笑)。スタートから丸2年、そふぃへの愛着は深まっていますか?

久保田:好きすぎて、言葉だけじゃ語りつくせないほど大切な存在ですね。娘であり、いろんなことを教えてくれる憧れのお姉ちゃんでもあり、守りたくなる妹でもあり、仲のいい友達でもあり…。声だけではなく、ミュージカルでそふぃ自身を演じさせていただく機会もあって、より自分と一心同体になっているというか。…愛を語るのってむずかしいですね(笑)。

――これから、声優としてチャレンジしたいことは?

久保田:そふぃをはじめ、感情を表に出さないキャラクターが多いので、そのキャラを押し出しつつ、感情表現が激しいキャラクターも演じてみたいです。自分でキャラクターを作り上げていくのが楽しそうなので。両極端の役を演じてみて、自分の中でどう演じ分けができるのか探ってみたいですね。

――アイドルも続けていきたい?

久保田:続けていきたいです! 握手会やお渡し会など、みなさんにお会いできる機会が増えるのは嬉しいし、ダンスや歌をみなさんに見ていただいて、「ダンスうまくなったね」とか声をかけていただくのもアイドルの特権だと思うんです。

――最後に、読者へのメッセージをお願いします!

久保田:春ということで、そろそろ暖かくなっていることでしょう。入学式を迎える人もいると思いますが、久保田未夢に入学してみるのはいかがでしょうか…? 私のことを知らない方にも、応援したいと思ってもらえるように、声優としてもアイドルとしてもがんばっていきますので、これからもよろしくお願いします!

【声優図鑑】久保田未夢さんのコメント動画【ダ・ヴィンチニュース】

――ありがとうございました!

次回の「声優図鑑」をお楽しみに!

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取材・文=麻布たぬ、撮影=山本哲也、制作・キャスティング=吉村尚紀「オブジェクト