「荒浪和沙」声優インタビュー&ミニグラビア【声優図鑑】

アニメ

更新日:2016/5/19

荒浪和沙

編集部が注目する声優に、声優を目指したきっかけや、初めてのお仕事、そしてプライベートなことまで、気になるあれこれについてインタビューを行い、さらに撮り下ろしのグラビアも交えて紹介する人気企画「声優図鑑」。

第118回となる今回は、「ばくおん!!」猿山先生役や、「ロボットガールズZ」グレンダさん役などを演じる荒浪和沙さんです。

――撮影はどうでしたか?

荒浪:撮影場所になっているライブハウスのインテリアが、アメリカンビンテージみたいで。レンガの感じとか、すごく好きな雰囲気だったので、最初からテンションが上がっていました!

――自分の部屋のインテリアもこういう雰囲気?

荒浪:皮のソファーとかを取り入れてシックな感じにしてます。真っ白な家具とかも好きなんですけど、今はアメリカっぽいのがブームですね。

――今日は服装もシックな感じに。

荒浪:じつはこの服、今日の撮影にあわせて昨日買ってきたんです(笑)。ちょっと大人っぽい雰囲気を出したいなと思って。同世代の声優はかわいい雰囲気の女の子が多いので、私はオトナな感じでいってみようかなと。髪型もフワ〜っとさせてみました。髪は、中学生の時にショートにして以来ずっと伸ばしているので、ロングにしている期間は長いですね。

荒浪和沙

――アニメ「ばくおん!!」では猿山先生を演じていますが、なかなか面白いキャラクターです。

荒浪:最初は優しい先生なのかなと思っていたら、回を重ねるごとに、男運がないとか、お酒を飲みすぎて女の子にセクハラをしちゃうような一面が出てきて(笑)。だから、お酒を飲んだら人格が変わるタイプで面白いです(笑)フツウの優しいだけの先生ではなさそうですね(笑)。

――男運の良くない猿山先生がモテるには、何を変えるべきなんでしょうか…?

荒浪:すごく恋愛体質っていう感じなので、そういうところが男性には重いんじゃないかなって。もし私が男だったら、お酒を飲んで失敗しちゃう女の子はちょっと…(笑)。猿山先生が酔えば酔うほど、作品的には面白いと思うんですけどね(笑)。

――間違いないです(笑)。グレンダさんを演じている「ロボットガールズZ」は長く続いている作品です。

荒浪:webアニメの他にも映画やゲームがあって、ニコ生とか舞台挨拶とか、私自身の露出も多く、思い入れの強い作品のひとつです。それに、けっこう自由に演じさせていただいてるんですよ。面白いお芝居を採用するっていう感じで。だから、私を含め、キャストみんなが、自分にしかそのキャラクターを演じられないと思ってるんじゃないかな。もう3年ほど続いている作品なので、キャスト同士も仲良くなりますし、作品に対しても、私たちの一部っていう気持ちになっていますね。

――自由に演じたお芝居で、印象に残っているのは?

荒浪:1期でグレンダさんが歌った回です。グレンダさんは音痴っていう設定があるので、ちゃんと歌うバージョンと音痴バージョンをレコーディングすることになって。裏声を使って、「もののけ姫」の曲をすっごく音痴にしたような声でハチャメチャに歌わせていただいたんです(笑)。それが一発でOKになった時、これは他の作品じゃできない! って思いました(笑)。楽しかったですね〜。

――一発OKはすごいです(笑)。「チームZ」は本多真梨子さん、水瀬いのりさんの3人組ですが、一緒にいる時はどんな風に過ごしますか?

荒浪:冗談もワガママもなんでも言い合える関係なので、仕事場で知り合ったのに、幼馴染のような感じがあります。最近でも連絡をとって遊びに行ったりしてます。いのりちゃんとは、彼女の「世紀末オカルト学院」っていうデビュー作に、私はモブキャラで出させていただいて、「初めまして、水瀬いのりです」ってスタジオに入ってきたのが初めての出会いでした。その後に縁あって「ロボットガールズZ」でご一緒させてもらってるんです。だから、身内って感じがして。

荒浪和沙

――最近一緒に出かけたのはどこ?

荒浪:マッサージとか、ラーメン屋さんとか。3人でご飯食べようってなると、私が「ラーメン食べたい」って言うので大体ラーメンになるんですよ。この前、本多さんから「いつもラーメンすぎない?」ってクレームがありました(笑)。

――ニコ生番組「猫ブース鬼パーセント芋!!」でも本多さんと共演していますね。

荒浪:出ているメンバーがみんなパワーのある子たちなので、本多さんはいつもストッパーとして大変な想いをしている気がします(笑)。この番組、不思議なことに、終わった瞬間に全部忘れちゃうんですよ(笑)。構成作家さんが「5時に夢中!」とかを書いている方で、女の子同士がキャッキャしてるというよりは、面白いことやろうっていうバラエティ色が強いっていうか。いい頃合いで面白いことができるので、収録が本当に楽しいですね。

――荒浪さんのニックネームは、「あらなみん」「なーみん」ということですが、声優仲間からはどう呼ばれていますか?

荒浪:いのりちゃんとか、本多さんからは、最初は「なーみん」でしたけど、しばらく経ってから「荒浪さん」って呼ばれるようになりました(笑)。ちなみに、いのりちゃんは「のりしゃん」って呼ばないと怒られるんですけど…(笑)。もともとは「かずぴー」とか下の名前で呼ばれることが多かったんですけど、荒浪っていう苗字のインパクトが強いみたいで。

――趣味として続けていることは?

荒浪:麻雀ですね。以前、ネットでゲームをしていた時期に、知り合いの子たちがみんな麻雀をしていて。でも、経験がなかった私は、スカイプをつなげながらルールの説明を受けても全然わからなかったんですよ。だから、地元の雀荘にバイトに行って教えてもらおうと思って。1年ほどバイトしているうちに、牌を使って打てるようになりました。

――麻雀のどんなところが面白い?

荒浪:実力があってもその日ツキがある人には勝てないこともあれば、それを覆すくらい実力をつけることもできるし、押し引きとかタイミングを自分なりに頭を使って考えられるところが面白いです! 生きている上でも、特にこういう仕事をしていると、逃しちゃいけないチャンスとか、勝負に出ることは多いと思うんですよ。今年の一月にポーカーのニコ生に出たんですけど、私、ひとり勝ちして。麻雀をやっていたからかなって思いました(笑)。麻雀にはかなり自信があります。麻雀のアニメとか、私が出てもいいのにって思うくらい(笑)。

――麻雀は、将棋などとは違って、会話を楽しんでいるイメージもあります。

荒浪:そうですね。最初はみんなにこやかなのに、最後は険悪になったりもします(笑)。勝ってる時ほど喋るのにな〜とか。そういうところにも性格が出て面白いですよ(笑)。

荒浪和沙

――声優になる前に影響を受けた漫画やアニメはありますか?

荒浪:声優を目指すきっかけになったのは「HUNTER×HUNTER」です。アニメは幼稚園くらいからずっと好きで、当時流行っていたアニメも観ていたし、小学校に入ってからは家にケーブルテレビをつけてくれたので昔のアニメも観て。初恋の相手は「るろうに剣心」の瀬田宗次郎でした(笑)。漫画は、ジャンプとか少女漫画とか。自分のお小遣いやお年玉は全部漫画につぎこんで、足りない分はお父さんやおじいちゃんにおねだりして、誕生日とクリスマスはゲームを買ってもらってました(笑)。

――おねだり上手な子供だったんでしょうか(笑)。「HUNTER×HUNTER」というと、中学生くらいの時?

荒浪:そうですね、中学生くらい。私、本当は漫画家になりたかったんですよ。自分でも書いてましたけど、ストーリーが作れないし、絵も下手だったから、あきらめて。でも、なんとかして二次元に関われないかと思ってる時に、声優という仕事を知ったんです。

――生きているうちに絶対やりたいことは?

荒浪:スカイダイビング! 私、空を飛びたいんですよ(笑)。漫画やアニメに影響を受けたこともあって、小学校の時は本当に空を飛べると思っていて。運動をすると体があったまって体が軽くなりますよね。だから、仲の良かった子たちと運動場を走り回りながら、空を飛ぶ練習をしてました。いわゆる「ドラゴンボール」の舞空術ですよね(笑)。

――自分の声の魅力を挙げると?

荒浪:私自身の性格はテンションが高めというか、明るいほうだと思うんですが、演じるキャラクターは清楚な雰囲気のお姉さん系が多くて。お姉さんの中でも柔らかい雰囲気が、自分の声には合っているし、魅力なのかなと思います。いちばん最初にオーディションでヒロインの役をいただいた「お兄ちゃんのことなんかぜんぜん好きじゃないんだからねっ!!」の近藤繭佳役も、そういう女の子でした。

――アフレコでお芝居の経験を重ねることで、新たに気づいたことはありますか?

荒浪:同じお芝居でも、アニメや吹き替え、舞台、映像などジャンルが違うと、表現の仕方が違うということに気づきました。最近あらためて、声のお芝居ならではの表現があることを実感してます。答えがないお仕事ですけど、昔観ていたアニメのように、キャラクターが本当に喋っているようなお芝居ができる声優でありたいと思っています。

荒浪和沙

――これから挑戦してみたい役柄は?

荒浪:「輪るピングドラム」で夏芽マリオっていう男の子を演じたことがあるんですけど、もっと男の子役を演じてみたいな〜とか思います。たとえば、大好きだった「フルーツバスケット」の由希くんとか、それこそ瀬田宗次郎くんみたいな雰囲気のキャラクター。自分が好きになるような男の子のキャラクターを演じてみたいというのはありますね。

――どんどん幅が広がる声優という仕事の中で、新たに挑戦してみたいことは?

荒浪:今度、ゲームの主題歌を歌わせていただくことになったんです。これからは声優のスキルとして歌も必須なんじゃないかと思うので、お芝居のほうではキャラクターになりきって、キャラクターの声でもばっちり歌えるようになりたいし、個人として歌う時は私自身を表現したいし、幅のある声優になることを目指しています!

――最後に、読者へのメッセージをお願いします。

荒浪:私の記事を見ていただいてありがとうございます。作品を絡めない個人の撮影やインタビューは初めてだったので、今までにない表情を出せたと思いますし、自分の考え方についてもお話することができて、とても楽しかったです。これからもよろしくお願いします!

【声優図鑑】荒浪和沙さんのコメント動画【ダ・ヴィンチニュース】

――ありがとうございました!

次回の「声優図鑑」をお楽しみに!

荒浪和沙

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荒浪和沙(キャトルステラ)

荒浪和沙Twitter

荒浪和沙 オフィシャルブログ「浪漫紀行」

取材・文=麻布たぬ、撮影=山本哲也、制作・キャスティング=吉村尚紀「オブジェクト