「井上雄貴」声優インタビュー&ミニグラビア【声優図鑑】

アニメ部

2016/6/13

井上雄貴

編集部が注目する声優に、声優を目指したきっかけや、初めてのお仕事、そしてプライベートなことまで、気になるあれこれについてインタビューを行い、さらに撮り下ろしのグラビアも交えて紹介する人気企画「声優図鑑」。

第127回となる今回は、「ツキクラ」メンバーとして活躍している井上雄貴さんです。

――井上さんは、ツキノ芸能プロダクション「ツキプロ」のアーティスト候補生として活動する「ツキクラ」のメンバー。このプロジェクトに参加した経緯は?

井上:オーディションで合格させていただきました。1月くらいから書類選考が始まって、2次、最終と進んで、合格発表があって。13人が決定しました。

――「ツキプロ」というコンテンツについては知っていた?

井上:知ってました! たくさんの人気声優さんが出演されているので気になっていて、自分もその中に入ってキャラクターを演じられたら…とずっと思ってましたね。音楽のほうも、楽器をやっているし、ダンスもちょこっと経験があるので。

――他のアイドル作品に比べて、音楽が個性的でクオリティが高い、という声も多いです。

井上:そうですね。あと、設定が面白いんです。2.5次元の事務所にユニットが所属していて、それぞれのユニットにバックボーンやストーリーがあって、それに準じた楽曲があって…。他にはない世界観だと思います。

――13人のメンバーは、声優や舞台など、いろんなところから集まっていますね。

井上:本当に、ひと言では表せないくらい個性的なメンバーです(笑)。得意分野も性格も、好きなものもそれぞれ違うし、それが濃くて。でも、いざひとつのものを作ろうとすると、面白いくらいまとまるんですよ。それぞれの個性が相乗効果になるのか、どっと面白くなって。

――それぞれの個性がプラスになるなんて、いいことですね。その個性溢れるメンバーの中で、井上さんのキャラクターとは?

井上:僕はもう、推すとしたらメガネしかない! と。オーディションの時に、審査員の方が「そのメガネはアイデンティティなんですか」と聞いてくださって、「そうです!」と即答したのがきっかけです。僕にとっては本当に、このメガネがアイデンティティなんですよ。アイドル作品なのにコンタクトではなく、メガネのままのぞんだくらいですから。

井上雄貴

――メガネキャラの固定イメージってありますよね。井上さんに当てはまるところは?

井上:いわゆるメガネキャラって、真面目で頭が良くて委員長タイプ、みたいなところがあると思うんですけど、僕の場合は、真面目とは言われますけど、かしこくないし、インテリタイプではないと思います。その代わり、メガネキャラなのにわんぱくっていうギャップはあるかも(笑)。歌って踊って楽器も弾いて、けっこうアクティブなので。

――新しいキャラ付けですね!

井上:そうですね(笑)。新しいメガネキャラでいこうと。

――「ツキクラ」のメンバーの間には、ラーメン部があるとか。

井上:西野太盛くん(ニシくん)がグルメなんですよ。ニシくんがギターを始めたいっていうことで楽器屋さんについていった時に、帰りに寄ったラーメン屋さんがめちゃくちゃ美味しくて。じつは、小松(準弥)くんや耀ちゃん(糸川耀士郎)も、ニシくんにラーメン屋さんに連れていってもらっていることを知って、ラーメン部が始動しました。その流れは、ツイッター上で行われたんですよ。ニシくんのラーメンの話にリプライを送ったら、じゃあ今度みんなで行こう!っていうことに。

――13人もいると、いろんな部活を展開できそうです。

井上:じつは最近、軽音部を始めようっていう話もあって(笑)。

――メンバー同士、本当に仲がいいことが伝わってきます。

井上:仲良いですね。合宿ロケの尚ちゃん(大島尚起)のイタズラ合戦とか。荒(一陽)くんがコテージに持ってきたちっちゃいゴ○ブリのおもちゃを、尚ちゃんが面白がって耀ちゃんの手に乗せたら、耀ちゃんがココイチってくらいの声を出して驚いてました(笑)。

――(笑)。音楽を始めたきっかけは? 中学生はテニス部、高校生は軽音部ということですが。

井上:中学生の時、自宅の納戸に黒い物体が見えたので引っ張り出したら、それがギターだったのがきっかけです。それまで全く縁がなかったギターが自分の家にあるのが信じがたくて。あ、ギターがある! って面白がってドレミファって弾いてみたり、どうやって弾くんだろうって調べたりして。

――納戸からお宝が出てきちゃった(笑)。

井上:お宝ですね(笑)。母親が学生の時に弾いていたギターらしいんですけど。

井上雄貴

――ギターを始め、ベースやドラムも演奏できるっていうのがスゴイです。

井上:いろんなものが気になるほうなんですよ。ギターを触り始めて半年くらい経ってから、高校の軽音部をのぞいてみたら楽しそうで。その頃、「けいおん!」もブームだったから、軽音楽部でしょ、みたいな。部員が100人くらいいて、大人気でしたね。その時にベースやドラムも経験しました。

――軽音部の中でバンドを組んでいたんですか?

井上:そうです。大体みんな、メインのバンドがあって、他の部員ともやってみたいとか、他の楽器もやってみたいとなって、次々と新しいバンドを掛け持ちしては解散して…という。僕の場合、最初のバンドを決める時に、空いているポジションがベースだけだったんです。最終的には、学校の代表になる“部長バンド”でもベースを弾いてました。

――楽器の担当って性格も出ますよね。ギターは表に出るのが好きだったりとか。

井上:ベースは、“魅せるギター”や“徹するドラム”とは違って、ある程度は主張しつつ、そこが狂うとバンド全体が狂っちゃう。ある意味、周りの空気を読むという役割ですね。だから、ひとりで演奏するより、みんなと合わせている時がいちばん面白いなと感じます。

――憧れのベーシストは?

井上:OKAMOTO’Sのハマ(・オカモト)さん! 部長バンドは最後、ほとんどOKAMOTO’Sのコピーバンドになっていて。ハマさんのベースをずっと耳コピで弾いてました。ハマさんのベースはホントに凄まじいので!

――他にもコピーしてたバンドは?

井上:ゆらゆら帝国とか、THEE MICHELLE GUN ELEPHANTとか。ロックンロールが多かったです、今考えると。

――演奏とは別に、ディープに聴いていた音楽はある?

井上:個人的に好きなのはJ-POPなんですよ。コブクロさんとかflumpoolさんとか、あったかい系の音楽が好きです。でも、広く浅く、そのアーティストの人気の曲を聴く感じでしたね。

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――声優を目指したきっかけは?

井上:小さい頃から将来の夢があったことはなくて。声優っていう職業を意識したのも、高校の進路指導の時なんです。普通の会社員というよりは、好きなことや楽しいことを仕事にしたいなと思って。いろんな資料を見てたら、“声優”っていう2文字がスッと目に入って。

――アニメが好きで観ていた、などの下地はあったんですか?

井上:小さい頃は、子供向けのアニメをちょこちょこ観ていたくらいで、深夜帯のアニメを見始めたのは中3くらい。それからはアニメにドップリはまって、ライトノベルとかもめっちゃ読んでました。だから、資料を見た時に“声優だ!”とハッとしたというか。声優という仕事について独学で調べて、そこまでいくと一直線になっちゃうほうなので、声優という仕事以外は考えなかったですね。

――その後、専門学校の東京アナウンス学院に進んで。初めてお芝居をしたのは専門学校に入ってから?

井上:はい。体験入学があったので速攻で申し込んで。その時、学校説明と一緒にアフレコ体験があったんですよ。マイク前でお芝居を体験したのがめっちゃ面白くて、これだ! と(笑)。アニメって今までは観る側だったけど、こうやって作られてるんだって感動したし、自分でキャラクターに合わせて考えた声を吹き込めることに興味が湧きました。

――人前に出るお仕事も多いですが、バンドの時の経験が生かされそうですね。

井上:そうですね。すごく目立ちたがりなので(笑)。もともとは陰キャラだったんですよ、高校生ってだいたい、野球部やサッカー部が目立つじゃないですか。僕はライトノベルやゲームが好きだったから、いつも教室の隅にいて。なのに、バンドでステージに立つのは好きで、楽しくなっちゃうんですよね(笑)。

――アニメの主人公みたいなギャップですね(笑)。その頃、アニメやライトノベルではまっていたのは?

井上:好きになるきっかけになったのは、ハルヒ(「涼宮ハルヒの憂鬱」)と「灼眼のシャナ」です。だから、その2作品は思い出深いですね。ハルヒはライトノベルも読み込んだし、アニメも何ループも観たし、ゲームはPSPの「涼宮ハルヒの約束」と「涼宮ハルヒの追想」をやりこみましたから。

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――一度好きになったものには、とことんはまるんですね。

井上:そうなんですよ。いろんなものに興味があるので熱しやすく冷めやすいんですけど、その中に好きなものを見つけたら、とことん探求します。だからライトノベルも、読んでいた作品数は多いと思います。今思い浮かぶのは「ゼロの使い魔」とか「生徒会の一存」とか「まよチキ!」とか。友だちと貸しあったりもして。

――最近ゲームの収録をされたそうですが?

「シドストーリー」というアプリゲームなのですが、ゲームの収録が初めてで、いきなりメインストーリーにも登場する役柄だったので、とても緊張しました。でも、そういった役を頂けたことが、とても嬉しかったです。サンチョという執事の役で、一見真面目で堅苦しそうに見えるのですが、実はお嬢様が大好きでちょっと危ないところもあるような…笑。執事という部分は崩さずに、お嬢様に振り回されつつも満更でもない、というイメージを表現できるように収録に臨みました。

――ゲームは、普段されるのですか?

よくします!学生の頃は、PSPのゲームをとにかく沢山プレイしていました。夏休みとかになると寝ずにやり続けて気付いたら朝…とか(笑)。シリーズ作品とか、1から全部やりたくなっちゃうんですよね(笑)。最近では、アプリゲームを色々プレイしています。ハマると空いた時間とか電車に乗っている時間とかずーっとやっていますね(笑)。

――これから演じてみたい役柄や、チャレンジしたいことは?

井上:バンドの経験があるので、バンド系やアイドル系の作品には積極的に挑戦したいです! 演じてみたい役柄は、まだ自分の得意分野さえ見つかっていない段階ですが…普通ではない男の子役とか。やっぱり、人として有り得ない役とか、人外になれるっていうのは、声優として面白い部分だと思いますので、挑戦してみたいです。

――先日、「ツキクラ」で重大発表もありましたね?

はい。7月18日に初のワンマンホールイベント『TSUKINO CROWD FESTIVAL 2016 SUMMER』通称クラフェスの開催が決定しました!!朗読劇に歌やダンスなど、僕達の魅力がギュギュギュっと詰まったイベントとなってます!今まで『AnimeJapan2016』やアニメイトさんでの発表会で、歌やダンスを披露させて頂きました。3月から始まったばかりですが、イベントを越える毎に、メンバーとの絆が深まるのをひしひしと感じてます! どんどんレベルアップしていく僕達を皆様にご覧頂けますように、メンバー一同全力で邁進していきます!今回のクラフェスも最高のイベントにします!!

井上雄貴

――イベントでは、CDデビューする8名も発表されるんですよね?

そうなんです!この『クラフェス』では、もう一つ大事なことがあります。それは、ツキノ芸能プロダクションからキャラクターソングでCDデビューする選抜メンバーの決定です。この選抜メンバーは【web上での皆様からの投票、ツキノ芸能プロダクションからの評価、そして7月18日『クラフェス』当日のお客様からの投票】の3つで決まります。僕は、ツキプロの先輩方を心から尊敬しています。CVを担当されている声優の方々も、憧れていたり大好きな方ばかりなので。ツキプロの一員として、デビューしたいと強く強く思っています。声優を志してから、自分の担当するキャラクターでキャラクターソングを歌うという事も、大きな夢、目標でしたので。その夢が今、目前に迫っています。このチャンスを掴めるように頑張ります!!

――読者へのメッセージをお願いします。

井上:本当にまだ始まったばかりですが、これから、キャラクターなどを通して、みなさんにお会いできる機会がバンバン増えるようにがんばります。応援よろしくお願いします!

【声優図鑑】井上雄貴さんのコメント動画【ダ・ヴィンチニュース】

――ありがとうございました!

次回の「声優図鑑」をお楽しみに!

井上雄貴

井上雄貴 Twitter

取材・文=麻布たぬ、撮影=山本哲也、制作・キャスティング=吉村尚紀「オブジェクト