【ダ・ヴィンチ2016年10月号】Cover Modelは、本田翼さん&山本美月さん!

Cover Model 紹介

2016/9/6

【ダ・ヴィンチ2016年10月号】Cover Modelは、本田翼さん&山本美月さん!

Cover Model 本田翼さん&山本美月さん  

映画『少女』(湊かなえ原作)10月8日公開!

湊かなえさんのデビュー第2作『少女』が映画になった。
17歳という不安定な年頃の少女たちを演じたのは、本田翼さんと山本美月さん。
お二人が映画に懸けた思い、撮影現場でのエピソード、
そしてお気に入りの本について訊いた。

「器用に生きられない人の気持ちわかります」(本田)

「高校時代、仲がいい子と、ちゃんと心が通じてるか、不安だった」(山本)

本田 『少女』の撮影現場は本当に濃かったよね。
山本 うん。重いシーンも多かったし。でも、女子高生の敦子として、青春のひと夏を過ごしたっていう感じはすごくした。
本田 いいなあ。私が演じた由紀はあんまり青春って感じじゃなかったもの。
山本 そう? イケメンの彼氏(真剣佑)とデートしてたじゃない。
本田 でも、変なおじさんに触られるわ、修羅場に巻き込まれるわで、いろいろと壮絶だった。
山本 確かにそうだね(笑)。敦子は由紀に恋焦がれていた分、案外ピュアな青春だったのかもしれない。
本田 いじめのシーンなんか大変そうだったけど。
山本 あれはねえ……。
本田 いつも不安そうな顔をしている敦子に何とか手を差し伸べたい由紀。でも、由紀は由紀で家庭環境が複雑だし、友人のために心血を注いで書いた小説を盗まれてしまうし。常に三白眼になっているような状態だったから、ほんと目が乾いて大変だったよ!
山本 (笑)。私たち、これまでああいう陰のある役はあまりやってこなかったでしょう? わりと元気でキャピキャピしているキャラクターが多かったから。でも、私としては、敦子のようなしっとりとしたタイプのほうが、実はしっくりくるんだよね。

 
■そんな本田翼さんと山本美月さんの選んだ一冊は……

■本田翼さん

ドリフターズ5巻a
『ドリフターズ』5巻

平野耕太 少年画報社YKC 533~571円(税別)

関ヶ原の合戦の最中、突然亜人たちが存在する異世界に召喚された島津豊久は、その地で織田信長や那須与一など過去の人物と出会う。「漂流者」と呼ばれる彼らは、やがて全土を揺るがす大合戦に巻き込まれていくが……。『HELLSING』の平野耕太による架空戦記。

「戦いの場は異世界なのに、戦う当事者である〈ドリフターズ〉って呼ばれる人たちは、現実世界の歴史上の人物。しかも、時代も地域もバラバラで、織田信長とジャンヌ・ダルクが一緒に出てきちゃったりする。主人公は島津豊久っていう戦国時代の武将。ほかにも知らなかった人もいっぱい出てくる。だから、誰が誰だか全然わからないのだけど、エピソードの切り取り方や性格付けがおもしろくて、ついつい惹き込まれる」(本田翼 談)

■山本美月さん
赤い蝋燭と人魚a 

『赤い蠟燭と人魚』
小川未明/文 酒井駒子/絵 偕成社 1400円(税別)

蠟燭屋を営む人間の老夫婦に拾われた人魚の子は大切に育てられ、やがて美しい娘に成長した。娘は蠟燭に絵を描くようになり、評判を呼ぶが、人の欲望が悲劇を呼びこむ……。小川未明の名作童話に、現代絵本の第一人者・酒井駒子が絵を添えたベストセラー絵本。

「小川未明の童話『赤い蠟燭と人魚』を酒井駒子さんの絵で絵本にしたもの。子供の頃、母が私を寝かしつけるのによくお話をしてくれて、その中でも『赤い蠟燭と人魚』の物語が一番好きだったんです。結末はとても悲しいけれど、桃太郎やシンデレラのようなハッピーエンドよりスッと心に入ってきた。怖いというよりはとっても切ない話。この絵本自体は大人になってから見つけました。酒井駒子さんの絵が、母の寝物語から想像していたイメージそのもので、見た瞬間これだ!と思った」(山本美月 談)

取材・文=門賀美央子