【ダ・ヴィンチ2017年10月号】Cover Modelは、乃木坂46!

Cover Model 紹介

更新日:2017/9/17

【ダ・ヴィンチ2017年10月号】Cover Modelは、乃木坂46!

Cover Model 乃木坂46 

主演の西野七瀬を始め、多数のメンバーが出演する
映画『あさひなぐ』の公開を控える乃木坂46。
薙刀に青春をかける少女たちのストーリーは、そのまま彼女たちの姿に重なって見える。
出演者の脳裏には、いまどんな言葉が浮かんでいるのだろう。
ここでは彼女たちが選んだ本とそのセレクトの理由を紹介。

それぞれのメンバーが選んだ本とは?

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西野七瀬

『幽★遊★白書』
冨樫義博
集英社ジャンプC 各390円(税別)
交通事故に遭ったことを機に「霊界探偵」となった高校生・浦飯幽助が、妖怪絡みの事件を解決していくバトルマンガ。「いろんなキャラクターが登場しますけど、お気に入りは蔵馬。ありとあらゆるマンガのなかで一番好きです。移動中はもうずーっと読んでますね」(西野)

 

白石麻衣

『君の膵臓をたべたい』
住野よる 
双葉文庫 667円(税別)
他人に興味がない図書委員の「僕」は、クラスメイトの山内桜良が落とした日記を拾う。膵臓の病気により余命が限られている──秘密を共有したふたりは、残された高校生活を精一杯楽しもうとする。「僕」も心を開き始めるが……。実写映画化も話題の長編小説。
「高山(一実)に“何か面白い本ある?”って聞いたら、この本をすすめられたんです。とにかく泣けてたまらなかったんですけど、勇気をもらった感じもしたんですよね。自分の思っていることを、相手に向けてちゃんと言葉にする。今伝えなければ、もう伝えられないかもしれないじゃないですか。人と関わるのって大変なことも多いけど、関わらなければ何も始まらないんですよね」(白石)

 

松村沙友理

『キノの旅 the Beautiful World』(1〜20巻)
時雨沢恵一 
電撃文庫 490〜630円(税別)
旅人・キノと人語を理解するモトラド(二輪車)のエルメスが、さまざまな国をまわり人間の在り方を見つめる連作短編集。「訪れた場所でいろんな事件に遭遇するんですけど、それが現代を風刺していて深いんです。だけど子どもでも読みやすくて、挿絵もかわいい!」(松村)

 

桜井玲香

『僕の隣で勝手に幸せになってください』
蒼井ブルー 
KADOKAWA 1300円(税別)
フォロワー数18万を超える大阪出身の写真家が、自身のツイートをまとめた初の詩文集。「今の自分にぴったりきたのは、『自分が元気じゃないと誰かを元気にするのも無理って分かりやすくていいと思う』。いっぱい付箋を貼って、繰り返し読んでいます」(桜井)

 

生田絵梨花

『「レ・ミゼラブル」百六景』
鹿島 茂 
文春文庫 819円(税別)
フランス文学者である著者が、ヴィクトル・ユゴーの小説『レ・ミゼラブル』に解説を加え、物語の全景を捉えた一冊。「コゼットの幼少期は本当に悲惨。だからこそ、優雅で女性的でありながらも、熱いものを秘めている。そういった背景を知ることができます」(生田)

 

伊藤万理華

『cocoon』
今日マチ子 
秋田文庫 530円(税別)
島の女学校で、友達のマユや仲間たちと仲良く過ごしていたサン。だが刻一刻と悪化する戦況は、彼女たちを慈悲もなく巻き込んでいく。「しばらくはネットで当時の資料を読んだり、映画の『あゝひめゆりの塔』を観たりするくらい魅了されました」(伊藤)

 

高山一実

『罪の声』
塩田武士 
講談社 1650円(税別)
京都でテーラーを営む曽根俊也は、関西を中心に起きた「ギン萬事件」の恐喝に使われたテープの声が、子どもの頃の自分だったと気付く。一方、新聞記者の阿久津英士は別ルートから、テープに声を吹き込んだ子どもたちの消息を探る。新世代社会派ミステリーの傑作。
「30年前に実際に起きた事件をモデルにしているんですが、私はその事件のことを知らなかったんです。読み終えるまで、本当にあった事件のことを関係者の方々に取材して書いた、ノンフィクションだと思っていました。それぐらい、ものすごくリアルだったんですよ」(高山)