オカダ・カズチカ インタビュー「僕が負けたとしても、お客さんが立ち上がって喜んでくれたら嬉しいんです」10.9 キング・オブ・プロレスリングに向けて【後編】

エンタメ

2017/9/27

 最近の闘いぶりは、まさに王者の風格を感じさせるオカダ・カズチカ。10月9日の両国大会については、どんな意気込みで臨むのか?

■「オカダに勝てるかも」と思わせる選手も必要です

――前回はG1でのEVIL戦について伺いましたが、それ以外に特に印象的だったのがジュース・ロビンソン選手との試合です。オカダ選手が試合中、ジュース選手に対して「てめえ、そんなもんじゃねえだろう」と発破をかけるシーンがありました。

オカダ・カズチカ(以下、オカダ): 口悪いですね(笑)。

――チャンピオンだからできる愛のムチと言いますか、指導のように映ったのですが。

オカダ: ジュースに、期待はしています。彼は道場(※新人レスラーたちが住み込みでトレーニングに励む新日本プロレスの道場)にも住んで、しっかり新日本のプロレスを学んで頑張っているというのがわかっていたので。ケニー(・オメガ)とかA・J(スタイルズ)とかデビッド(・フィンレー)とは違うタイプの外国人レスラーですよね。体も大きいですし、顔も良くて……あと明るいじゃないですか(笑)。トップ戦線に来たら面白くなる選手じゃないかなと思います。が……まだ足りなかったですね。

――いい選手が増えると、戦いは厳しくなっていくとは思うのですが……。

オカダ: 厳しい試合をしないと自分が成長しないし、やっていて楽しくない。お客さんも楽しくないですよね。「この人ならオカダに勝てるかも」と思わせる選手も必要なんですよ。お客さんの歓声を聞いているとわかりますからね。お客さんが僕の対戦相手をどう思っているかが。

――確かにそれはあります。試合が始まる前から、「もしかしたらオカダ選手に勝ってしまうのでは?」と思わせる選手と「オカダ選手が順当に勝つだろう」と思わせる選手が明確に分かれます。

オカダ: その感じは伝わってきますよ。やっぱりケニーとやる時は「どっちが勝つかわからない」という空気を感じますし。

■10.9はお互いの意地が強く出ると思います

――EVIL戦の時は、会場の空気をどう受け止めていましたか。

オカダ: 正直、「どっちが勝つかわからない」という空気ではなかったと思います。僕もそこまで強い選手だとは思っていなかったですし。だからこそ、EVILが勝ったことで会場が大爆発したんじゃないでしょうかね。

――なるほど……。

オカダ: 試合の後で映像を観たんです。一プロレスファン目線で「俺、かっこいいなあ!」と思いながら観ていたんですけど、最後EVILが勝った時、「お客さんめっちゃ喜んでるじゃん!」と思いました(笑)。一斉に立ち上がるのを観て「みんな嬉しかったんだね……」と。

――ご自分が勝った時にお客さんが一斉に立ち上がる瞬間を観るのが一番好きだとおっしゃっていましたね。

オカダ: そうですね。僕が勝って立ち上がってくれるのはもちろん嬉しいです。でも僕が負けたら負けたで、立ち上がってくれたら嬉しいんですよ。僕が倒されたことであんなに喜ぶというのは、自分がそれだけの存在だ、ということだと思いますしね。

――その通りだと思います。さて、10.9両国国技館、EVIL選手とのIWGPヘビー級タイトルマッチまで1カ月を切りましたが、ここからどのように積み上げていかれるのでしょう。

オカダ: もうすぐオフが終わって新シリーズが始まるんですが、そこではEVILとの前哨戦が中心になってくると思います。しっかり戦って、良い状態で両国に向かいたいですね。

――楽しみな気持ちもあるのでしょうか。

オカダ: 新しい相手とタイトルマッチをやるという意味では楽しみですが、もう負けないぞ、という気持ちの方が大きいですね。

――前回もおっしゃっていましたがタイトルマッチというのはやはり違うものですか。

オカダ: そうですね。僕ももちろんですし、EVILにとっても、「勝てばチャンピオンとしてやりたい放題できる」という気持ちがあると思うので、お互いのベルトへの思いや、意地が強く出ると思います。激しい戦いになるんじゃないかなと!

――10.9、楽しみにしています!

⇒オカダ・カズチカ インタビュー「EVILは、僕のレインメーカーが向いていないタイプの選手なのかなと思います」10.9 キング・オブ・プロレスリングに向けて【前編】

【KING OF PRO-WRESTLING】
10月9日(月・祝)@両国国技館
OPEN 15:30/START 17:00

※最新情報は新日本プロレスオフィシャルサイトへ
http://www.njpw.co.jp/

◆テレビ朝日「ワールドプロレスリング」
10月14日(土)深夜2時~放送(予定)
http://www.tv-asahi.co.jp/wrestling/
※地域によって放送日時が異なります。詳しくは番組HPへ

◆CSテレ朝チャンネル2
「ワールドプロレスリング LIVE 2017」
10月9日(月・祝)
午後4時~大会のみどころ
午後5時~生中継

取材・文=門倉紫麻  写真=干川 修