【ダ・ヴィンチ2018年3月号】Cover Modelは綾瀬はるかさん!

Cover Model 紹介

2018/2/6

【ダ・ヴィンチ2018年3月号】Cover Modelは綾瀬はるかさん!


Cover Model 綾瀬はるか


ドラマ『奥様は、取り扱い注意』では、華麗なアクションを披露し、
謎めいたラストとともに、大きな話題を呼んだ綾瀬はるかさん
2月10日(土)から公開の『今夜、ロマンス劇場で』では、
なんとモノクロ映画から飛び出してきたお姫様を演じる。


美雪が色のない世界にいたことは
常に意識していました

「今度の映画をやるにあたって、
オードリー・ヘプバーンの過去の作品を
まとめて観たんです。
立ち居振る舞いや歩き方を見るために」

だが、お姫様とはいいながらも
かなりのお転婆な姫のようだ。

「王女の役なんてなかなかやる機会ないですよね。

しゃべり方もおしとやかなイメージなのかと思ったら
『無礼者!』『今日からお前は私のしもべだ』とか
『精霊の守り人』で演じたバルサみたい。
だけど、所作は可憐で美しく見せなければいけない。

〈王女〉〈お姫様〉で検索してヒットした映画を
一通り観てみたり、監督とモニターを見ながら
試行錯誤しました。

最終的にウォーキングスクールに
通っていたモデルさんに指導を受けたんですけど、
腰を後ろから押されているように歩くと言われて、
意識してやりだしたら急にサマになったんです」

モノクロ映画を脱け出して、カラフルな現実世界にやってきた美雪は、
監督志望の青年・健司(坂口健太郎)と恋に落ちる。

「美雪が色のない世界にいたことは常に意識していました。
雨のシーンで藍染のドレスを着た時に、
青色が落ちて全身ブルーになったことがあって。でもその時に思ったんです。
モノクロの世界から来て肌色を塗ってた美雪は、
雨に打たれたらこうなるんだって」

藤棚の紫。かき氷の赤。クラシカルな25着の衣装。
初めて色を知った美雪の感動を美しい映像が彩る。
映画ファンなら「あのシーンはあの映画のオマージュだ」と気づくかもしれないし、
二次元キャラに恋をしている人なら夢がかなった気持ちになれるかもしれない。
出会うはずのなかった2人の恋。しかし彼女には秘密があった。

「試写室で泣いてる方が多くて、びっくりしました。
自分の作品でこんなに人が泣いてるのを見たのは初めてかも」
思いがけない結末に感涙……ぜひ映画館でご覧ください。

 
■そんな綾瀬はるかさんの選んだ本は……


『お楽しみはこれからだ――映画の名セリフ』
和田 誠
文藝春秋(品切れ再版未定) 

映画に出てきた名セリフ、名文句を語り下ろしたエッセイ。ひとつの見開きに洒脱な文章とイラストが添えられた贅沢な構成。70~90年代に刊行された全7巻のシリーズだが、映画愛溢れる語り口に今でも映画ファンのバイブルとして挙げる人が多い名著。この際、文庫化してはどうか。

「この本を好きな方、結構多いですよね。三谷幸喜さんの愛読書だということも聞いていて、地方の古本屋さんに行った時に見つけたので買いました。とりあげているのは古い名作映画も多いので、ほとんど観たことがなかったんですが、読むだけで感動して、まだ観てないのに、ほとんど観た気分(笑)。和田誠さんのイラストもかわいいし、観たい映画が増えますよね」(綾瀬はるか 談)

取材・文:瀧 晴巳 写真:江森康之