「笹翼」声優インタビュー&ミニグラビア【声優図鑑】

アニメ

公開日:2018/4/18

笹翼

 編集部が注目する声優に、仕事に向き合う気持ちからプライベートまでをじっくり伺い、撮り下ろしのミニグラビアを交えて紹介する人気企画「声優図鑑」。

 第183回となる今回は、「スタレボ☆彡 88星座のアイドル革命」英瑞樹役、ツキノ芸能プロダクションの新ユニット・VAZZROCKの大山直助役などを演じる笹翼さんです。

――今日のファッションのポイントを教えてください!

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笹:皮のライダースジャケットとどちらにしようか迷ったんですけど、どこかに白を入れたいなと思って。このジャケット、買ってからなかなか着れてなかったので、この機会に着てみました。

――もともと声優の仕事をしようと思ったきっかけは?

笹:子どもの頃からアニメがとにかく好きで。周りに影響を受けたわけではないので、生まれついての天性のオタクなんだと思ってます(笑)「このキャラとあのキャラの声が似てるぞ…」っていうことに子どもながら気づいて、自然に声優という仕事を意識するようになりました。ただ、自分の声に対してコンプレックスが強くて・・・。そんな僕がご縁があってこのお仕事をさせていただいているので、人生何があるかわからないですね(笑)

――そうですね(笑)。小さい頃に影響を受けた作品は?

笹:最初に意識したのは「遊☆戯☆王」です。3歳くらいだったかな?周りの友だちはカードゲームのカードに興味を持っていたんですけど、僕はキャラクターに興味がありました。

――好きになったキャラクターは?

笹:「家庭教師ヒットマンREBORN!」の六道骸に出会って、そのカリスマ性に一気に引き込まれました。それまで敵キャラに魅力を感じることはなかったんですが、このアニメをきっかけに、ストーリーよりキャラクターに目がいくようになりました。声優に憧れたのはキャラクターソングの影響も強いですね。キャラクターの声で歌ってるなんて僕にとっては衝撃で、すごい文化だなと思いました。

――最近のお仕事では、今年1月、「スタレボ☆彡 88星座のアイドル革命」の英瑞樹役として「Rejet Fes.」に。かなり熱いライブイベントだったと思いますが、出演した感想は?

笹:とにかく楽しかったです!もともとRejetさんの作品が好きで、いちファンとして楽しんでいた僕がステージに自分が立てるなんて夢のようでした。歌わせていただいた2曲とも大好きな曲なんですが、4分くらいの出番が4秒くらいに思えるほどあっという間でした。出番の前は緊張してましたが、ステージに出て、お客さんの顔を見た瞬間に緊張が解けました。今の自分にできることは精一杯出来たんじゃないかな・・・と思います!

――英瑞樹として、髪型にもこだわったそうですね。

笹:僕はお客さんの大切なキャラクターへのイメージを壊しちゃいけないと思っているので、ヘアメイクさんに相談しながら作っていただきました。瑞樹くんは魅力が沢山あって。見た目は高校1年生だけど中身は大人びているっていうギャップもいいし、なんでもできちゃう天才型っていうところも好きです。

――ツキノ芸能プロダクションの新ユニット・VAZZROCK(バズロック)では、大山直助役を演じることが決まっています。キービジュアルではセンターでひときわ目立っているキャラクターですが、その魅力は?

笹:直助くんとは、出会ってからまだ日は浅いんですが、初めて資料を見た時に“自称俺様”と書かれていたので、やんちゃな少年なのかな?と思っていたんです。だけど本当は大人の言うことを素直に聞く、頑張り屋さんで。まだまだこれからのユニットなので、僕も頑張っていきたいです。

――声優として活躍する一方で、2.5次元ダンスライブ「ツキウタ。」ステージにも数多く出演されています。神無月郁役には、どんな思い入れがありますか?

笹:「ツキウタ。」はもともと好きで、しかも推しキャラが神無月くんだったので、“あの「ツキウタ。」が舞台化!? しかも自分がオーディションに参加できる…?!”と、他のどの方よりも「ツキウタ。」のことを知っている自信を持ってオーディションにのぞみました。でも大好きだからこそ、演じるときは大きな壁があって。自分の中のイメージと、自分が演じたときの違いをすり合わせていくのはすごく大変でした。葛藤した分だけ愛情も深まって、今では「僕はいっくんに成長させてもらっているんだな」と感じることがすごく多いです。

――キャラクターに成長させてもらった?

笹:はい。いっくんはダンスが上手な設定なんですが、僕はダンスが得意ではなかったのでたくさん練習しました。それに、僕はいっくんのように元気いっぱいなタイプでもないですし…いっくんに近づくためには、大変なことも多かったです。

――歌うことは好きですか?

笹:好きです! でも好きだからこそ難しい部分もあって。自分で聴くなら、高めの声の曲が好きなんですけど、僕の声はむしろ低めなので、好きな音楽とは遠いなと。それに、いろんなキャラソンを聴いてきましたが、キャラクターとして歌うことは難しいです。

――普段はどのように練習を?

笹:お風呂で熱唱します(笑)。カラオケにも行きますけど、気持ち良く歌えるのは、お風呂。「Rejet Fes.」の前にもお風呂で練習しました(笑)

――休日はプライベートで何をすることが多い?

笹:1人でいることが多くて、服を買いに行くか、オタクグッズを買いに行くか。応援してくださる方がたまに街中で声を掛けてくれることがあるんですけど、絶対見つけてほしくないのはオタクモード全開のとき(笑)アニメイトの女性向けコーナーで、自分のグッズを見つけてしまったときは、恥ずかしくなってサーッと帰ることもあります(笑)これを読んでいるみなさん、もしそういう僕を見つけても、遠くから温かい目で見守ってください(笑)

――他にも、好きな過ごし方はありますか?

笹:お酒が好きなので、友だちと飲んだりします。

――ちょっと意外です!

笹:よくそう言われます(笑)お酒好きをアピールしたことはないんですけど、僕の一面として知ってもらえたら!阿部大樹さんが主催する阿部会というのがありまして、鈴木裕斗さんや、山口智広さんなどが参加するんですが、僕も何度かよんで頂いて。この前は阿部さん抜きの阿部会をやりました(笑)。阿部会のメンバーが集まると、阿部さんがいなくても阿部会なんです(笑)

――間違いなく楽しそうですね(笑)では、好きな食べ物は?

笹:博多とんこつラーメンです!

――ラーメンではなく“博多とんこつラーメン”?

笹:博多とんこつラーメンは、ラーメンとは一線を画してい・・・僕は違う物だと思ってます(笑)「わ蔵」っていう大好きな店があるんですが、初めて食べたときは「僕にはまだ早かったな」と思ったくらい、匂いも味のクセも強くて。でも、その夜、その味が忘れられなくて、次の日にまた食べに行きました(笑)でも、ラーメンが一杯サービスになるポイントを貯めるために半年で55杯以上食べたときは、さすがにマズイなと思って、博多とんこつラーメン断ちを(笑)舞台期間などはなかなか行けないので、今はご褒美の食べ物になってます。

――食べる回数を減らしたのは、健康を気づかって?

笹:いえ、単純に、カロリーが高くて太ってしまうので。「替え玉ひとつまで無料」みたいな悪魔のような言葉があって、気づいたら3杯くらい食べちゃうんです。ということは、合計4杯。博多とんこつラーメンの真髄とも言えるんですけど、麺が細いからすぐ食べられちゃうので・・・。もとの味が濃いから替え玉を入れても味がうすくならないので具はあんまり乗せずに、スープの味を楽しむっていうのが僕の主流です。

――かなり通ですね(笑)。料理を自分で作ることは?

笹:たまに作ります。主に中華系ですね。得意料理は、あんかけチャーハン。和食なら、豚バラを何枚か重ねたミルフィーユとんかつ。おうちで作ると、好きな味付けにできるので、塩で下味をつけて、出来上がったらソースをかけずにそのままいただきます。

――お仕事の話に戻りますが、これから声優として頑張っていきたいことは?

笹:やっぱり芝居力を磨きたいです。現場で先輩方のお芝居を見るたびに、とにかく「すごいな」と思うので。

――今、自分の個性と言えることは?

笹:人と違うと思うのは、女性向けコンテンツが好きだということです。プレイするからこそわかることといいますか・・・。お客さんが求めていることを、自分も同じく求めているので(笑)それはアピールポイントとして生かしていきたいと思います。

――最後に、読者へのメッセージを!

笹:声優図鑑を読んでいただいているみなさん、ありがとうございます! ここまで深く語らせていただく機会は今までなかったので、もしかしたら、みなさんのイメージとは違うかもしれませんが…そういったギャップも含めて、いろんな面を知っていただけたら嬉しいです。これからも、声優としての出演作をもっともっと増やしていけるように頑張ります!

――ありがとうございました!

【声優図鑑】笹翼さんのコメント動画【ダ・ヴィンチニュース】

――ありがとうございました!

次回の「声優図鑑」をお楽しみに!

笹翼

笹 翼(ささ つばさ) オブジェクト所属

笹 翼(ささ つばさ) Twitter

◆撮影協力
BC WORLD STUDIO

取材・文=吉田有希、撮影=山本哲也、制作・キャスティング=吉村尚紀「オブジェクト