妊活期間が1年過ぎると「不妊症」!? 気になる不妊症の検査内容は? 費用の目安は?

出産・子育て

2018/11/27

 女性特有のからだの不調やトラブルで悩んでいませんか。「お医者さんに行くほどではない…」「デリケートなことなので人には聞きにくい…」そんな体の悩みを、All Aboutガイドであり、ポートサイド女性総合クリニック・ビバリータ院長の清水なほみ先生に聞きました。自分のからだと向き合い、健やかに過ごす手助けとなってくれることでしょう。

 不妊症とは「避妊をせずに適切な頻度で性行為を行っているにもかかわらず1年間妊娠にいたらない状態」のことを指します。避妊をやめてからの「期間」で定義されているものなので、検査の結果に何も異常がなくても妊活期間が1年を過ぎると「不妊症です」と診断されます。

■不妊症検査を受け始めるタイミング

 不妊症の検査というのは「妊娠できるかどうか」を調べる検査ではなく、「妊娠の妨げとなる明らかな異常がないかどうか」を調べる検査です。検査を受けた方がいいタイミングは、年齢やこれまでの婦人科的病気の有無によって異なります。以下はあくまで目安ですが、これらを基準に受診を検討してみるとよいでしょう。もちろん、何歳であっても早めに相談しに行くことは問題ありません。

・35歳未満で婦人科の病気になったことがない人→妊活開始から1年経ったら
・35歳~40歳で婦人科の病気になったことがない人→妊活開始から半年経ったら
・40歳以上の人(病気の有無にかかわらず)→妊娠を希望したら直ちに
・生理不順や子宮内膜症などの婦人科の病気がある人→妊娠を希望したら直ちに
・以前生理不順だったけれど今は排卵が確認できて問題ない人→病気になったことがない人と同じ基準

■不妊症の検査内容と費用の目安

 不妊症の検査には次のようなものがあります。

・超音波検査
子宮や卵巣を映し出して形や大きさの異常がないか、子宮内膜の厚みは十分かなどを調べます。保険適応の場合は1600円くらい、自費の場合は5000円くらいです。

・ホルモン検査
卵巣から出ている女性ホルモン・脳下垂体から出ているホルモン・甲状腺のホルモンを調べます。保険適応の場合は2500円くらい・自費の場合は8000円くらいです。

・感染症検査
クラミジアや淋菌などの性感染症の有無を調べます。検査の項目によって値段が異なりますが、保険適応の場合は1500円くらい・自費の場合は6000円くらいです。

・子宮卵管造影検査
子宮内に「造影剤」という薬剤を入れながらレントゲン撮影する検査です。子宮内部の形に異常がないか、卵管がきちんと通っているかを調べます。料金は自費になることが多く、病院によって異なります。

・精液検査
精子の数・運動率・奇形率に問題がないかを調べます。料金は自費になることが多く、病院によって異なります。

・フーナーテスト
性行為後の膣内に残っている精子の状態を調べる検査です。医師の指示通りのタイミング性行為を行って、時間内に検査を受けに受診する必要があります。料金は自費になることが多く、病院によって異なります。

 不妊症の検査は色々ありますので、いつごろどのような検査を受けたらいいのか迷ったら、まずは婦人科を受診して相談してみるとよいでしょう。また、たとえ今すぐ妊娠を希望していなくても、年に1回は子宮頸がん検診や超音波検査を受けておくと安心です。