姿勢と膣締めで出産前より綺麗な体に! “くびれ母ちゃん”に聞いた、姿勢だけで美ボディになれる理由

健康・美容

公開日:2019/7/29

 子供を産んだら、もう若い頃みたいなくびれにはサヨナラと思っていませんか? 「くびれ母ちゃん」こと村田友美子さんのお腹には、3人の子供を産んだとは思えないような美しいくびれが。

『膣締めるだけダイエット』(ワニブックス)に続き、2019年6月に『くびれ母ちゃんのゆるめるカラダ』(扶桑社)を出版した村田さん。くびれ作りのメカニズムや“姿勢”が重要な理由を伺ってきました。

■姿勢を正すトレーニングで出産前より綺麗な体に!

――「くびれ母ちゃん」としてさまざまなメディアに出ていらっしゃいますが、もともとスタイルには気を使っていたのですか?

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村田(以下、村):実は、運動も嫌いだし、ジムに通ったこともありませんでした。35歳のときに、ママ友がトレーナーとして自宅で開催していたトレーニング体験に行ったのがきっかけです。そのとき、体が硬くてなにもできなかったんです。「大丈夫!? 私のこの柔軟性」って心配になって。そこからそのトレーニングに通っていくうちにハマっていきました。

 そのママ友のトレーニングは、自宅のマットの上でやるものだったんですね。家で簡単にできるなら、私たちママ世代に絶対ニーズがある! と思ってトレーナーになりました。

――そうなんですね。出産前と今ではどちらが良いスタイルですか?

:私もともと、そんなにスタイル良くないんです。読者モデルをやっていたので体形を隠す服を選ぶのが上手だったけど、足も腰回りも見せられないくらい太かった。

 今のスタイルが、一番良いです。10代と比べても、スタイルと体調両方良いです。

■ズバリ、くびれの作り方とは

――早速なのですが、くびれはどうすればできるのでしょうか?

:ダイエットって部位じゃなくて、姿勢なんです。くびれは基本的に肋骨と骨盤の間が長い方ができます。背筋を綺麗に伸ばせば、肋骨と骨盤の間がしっかり伸びる。体についているお肉をどうこうしようというよりも、正しい体の使い方を覚えればくびれができるだけでなく全身が綺麗になるんです。腹筋をしても、くびれはできません。お腹が硬くなっちゃうし、肋骨と骨盤の距離が短くなってしまう。

 私、32歳のときすごくお腹が出てたんです。その頃の体重は52キロで今と変わらない。変わったのは体のポジションです。足の肉がおしりに移動して、お腹回りも引き上がってスッキリしました。

 今思い出すと、昔はすごく下半身が重かった。何をしていても壁に寄りかかったり椅子に深く腰掛けたり。でも今は全然重くないんです。あの頃は内臓の位置が下がってたんだと思います。今は膣を締めて正しい姿勢で内臓を持ち上げているから、ぽっこりなお腹になりません。

――女性に多い、痩せて見えるのにお腹だけぽっこりの正体は内臓の下垂なんですね。

:そうそう、ぽっこりしたお腹は内臓なんです。それを膣で引き上げるだけ。「膣締めるだけダイエット」は、膣で内臓を引き上げるダイエットなんです。

 もちろん、平均体重を大きく上回っている人のお腹回りは脂肪がついてしまっています。ですが、体重自体はそうでもないのにお腹回りに輪っかができてしまうのは内臓が下がっているせいです。

――くびれを作るというとハードな運動をするイメージでしたが、違うんですね。

:私のくびれはムキムキじゃなくて、すごく柔らかいんです。これがコツ。

 痩せるには、日常生活が全てです。姿勢を正せば、日常が勝手に変わっていきます。その姿勢を正すポイントが膣なんです。くびれが欲しいからといって、お腹部分ばかり意識するのは間違い。姿勢を正して内臓を持ち上げた方が早いんです。ボディラインは後からついてきますよ。

■大嫌いだった体を好きになれたのは「正しい姿勢」のおかげ

――ちなみに、今日のランチはハンバーガーとポテトを召し上がっていましたが、食べ物は自由なんですね。

:食べ物は我慢しません。お肉もたくさん食べます。ただ、うどんだけとかパスタだけとか、炭水化物で一食を終わらせるような食事はしません。小麦は太りやすいので。

 揚げ物や甘いものも、食べたければ全然食べる。トンカツは週に何回も食べますよ。

――ダイエットを通して希望が持てるようになったことを教えてください。

:服がなんでも似合うようになりました。今までは、自分が細く見える服を選んでいて、好きな服を着たことがなかった。

 本当に私は、自分の体が大嫌いでした。足の太さに自信がなくて、美脚好きな男性がいると、その飲み会から帰ったりしてました(笑)。昔ダイエットをしたけど無理で、「足は絶対痩せない」って思い込んでいました。でも簡単に変えられた。姿勢を正しくすることで、日常生活を送りながら変えたんです。

取材・文=川上穂奈美