舞台『かいけつゾロリとなぞのスパイ・ローズ』秋山ゆずきと響・長友光弘がゾロリに感動したわけとは?

エンタメ

更新日:2019/9/13

 映画『カメラを止めるな!』のヒロイン役で一躍話題となった秋山ゆずきさん。今回は謎のスパイ役にふんし、ゾンビではなくゾロリと共演。子どもの頃にゾロリにはまり、舞台がきっかけで15年ぶりに原作を読みかえし、感じたこととは? 本を飛び出して、舞台ならではの臨場感やアドリブ、お芝居にかける意気込みなど、芸人・長友光弘(響)さんを交えてお話を聞きました。

■ゾロリって核心ついてる!

――『かいけつゾロリ』の原作を読んだ感想はいかがでしたか?

秋山ゆずきさん(以下、秋山):小学生の頃、弟がゾロリにはまっていて、熱心に勧められて読んだのが始まりです。

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 それから15年後。まさか自分が舞台でゾロリの世界に入れるなんて! と不思議な感覚でいます。子どもの頃は、イシシ・ノシシと一緒に冒険して面白かったりワクワクしたり、アトラクション的感覚で読んでいたと思うんです。しかし大人になって改めて読んでみると、あれ? こんなこと教えてくれていたの? と、違った発見がありますね。

長友光弘さん(以下、長友):そうそう、今回好きなセリフで「この人種はすぐに争いを起こすんだ」というゾロリのセリフがあるんです。これを稽古で聞くたびに、ゾロリいいこと言ってるなぁ、すごく核心ついてるし…!! と思いながら、一人ニヤッとしています。

――役の特徴はいかがですか?

秋山:ローズというスパイを演じています。悪の組織と戦いながらミッションをクリアしていく役で、ゾロリと恋をしたり、しなかったり…展開が気になるところです。

長友:ブルル社長を演じています。本や映画より多少悪いキャラクターにはなっていますが、怖くなりすぎないよう、可愛らしくお茶目な部分も出しています。

■ローズの早着替えは6回も!

――ローズは衣装も見どころですね。

秋山:そうなんです! レオタード姿がちょっと照れますが…、かなり再現性が高いものを作っていただき驚いています。動くたびに揺れるしっぽの扱いがまだ不慣れです(笑)。他にもローズという名前にちなんで大きなバラ柄のワンピースを着たり、ピンク色のウエディングドレスが可愛かったり。しかも、約1時間の舞台の中で6回も着替えるので「間に合うかな!?」と実は舞台の裏ではハラハラしています。

――役柄にご自身と似ているところがあるとか。

秋山:すごくあります! ローズは任務を遂行するために一生懸命動き、真面目で正しくありたいと思う人。私も実は結構真面目なタイプでして、台本を読みながら考えすぎてしまうことがよくあるんです。また、何か起きるとせっかち気味に行動して、早く決着をつけたい! と思うところもローズと似ていますね。

長友:僕はブルル社長と腹黒さは一緒かなと思います(笑)。それでもどこか憎めない、そして最終的には皆に愛されたいと思うところも似ていますね。

■怒りを引きずらないキャラクター

――演じていて楽しいシーンはありますか?

秋山:カーテンコールが好きですね。ブルル社長もローズも最後はみんな一緒に歌って踊って終わりというのがゾロリっぽくていいなと。悪いことをしても、ゾロリは次に会ったときは普通に接してくれるところが好きですね。

長友:そうですね、全員怒りを引きずらない、笑顔でいられるキャラクターなのはすごくいい!

 あと、僕は唯一アドリブの部分が1カ所ありますが、毎回話すネタも時間も決まっていません。舞台裏の着替えが終わるかどうかを確認しながら、その場で尺調整をしています。アドリブを楽しみながら、お客さんと近くなれるような感じがして楽しいですね。

――お二人の共演は今回が初めてとのことですが、お互いの印象はいかがでしたか?

秋山:セーラー服こそ着ていらっしゃいませんでしたが、テレビの印象と変わらず明るい方だなと。私は人見知りする方なので、長友さんから気さくに話し掛けてくださってすごく優しい方だと思いました。

長友:実は僕も極度の人見知りなんですよ。でも、はじめに頑張ると後が楽なので。

 秋山さんの印象は、『カメラを止めるな!』の人だ!って。ゾンビと出てたなぁって思いながらご挨拶しました。実際はカメ止めよりも静かというか、大人しい印象ですね。はじめは人見知りモードだったのかな。

――今回の舞台はどんな風に観てもらいたいですか?

秋山:「どんなことがあっても諦めない!」と目標に対してゾロリが努力する姿や、イシシ・ノシシがいつも応援してくれる友情。観ている方が笑顔になってくれたら嬉しいですし、もし、これから何かあっても、あのときゾロリも頑張ってたなぁ…と励みになれたらいいですね。

長友:この舞台はお客さんが一緒に体感して楽しむ参加型が特徴となっています。キャラクターが客席の近くまで来たりと、観ているだけは終わりません。さらに、岸で追い詰められるシーンの迫力や、秘密兵器が出てくるなど、まるで本から飛び出してきたかのような臨場感が体感できると思うので、ぜひ一緒に楽しんでほしいですね。

取材・文=松永怜 撮影=内海裕之

<舞台情報>
舞台『かいけつゾロリとなぞのスパイ・ローズ』
原作:『かいけつゾロリなぞのスパイとチョコレート』『かいけつゾロリなぞのスパイと100本のバラ』(原ゆたか/ポプラ社)
脚色・演出:西秋元喜 
出演:秋山ゆずき、長友光弘、後藤紗亜弥ほか

<公演スケジュール>
9/7(土)・9/8(日)東京・シアター1010 ※終了しました。
9/14(土)愛知・安城市民会館
9/15(日)愛知・アイプラザ豊橋
9/28(土)千葉・成田国際文化会館 大ホール
9/29(日)埼玉・久喜総合文化会館 大ホール
10/5(土)愛知・名古屋市公会堂
10/6(日)大阪・フェニーチェ堺 大ホール

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