大島美幸「料理下手でもつまずかないように――。私なりの工夫とこだわりを盛り込んだレシピ集です。」
更新日:2013/12/19
大島さんが料理を本格的に始めたのは結婚後。
経験がない分、さまざまなレシピ本を買いまくって、
かたっぱしから作るという方法で料理修業を重ねたという。
「メンバーの村上は料理上手で、それこそ冷蔵庫の残りものでササッと何品か作れる達人なんですが、
私は応用が効かないから、レシピ通り忠実に作りたくて、ある材料がひとつでも揃わないと、
『もう駄目だ』って、めっちゃテンション下がるんですよ。
でも、そういう人って少なくないんじゃないかなあ。
自信がないから、調味料の分量もきっちりしないとすごく不安で。
だから、うちの台所には、計量スプーンが5セットくらいあるんです(笑)
今回のレシピ集では、私と同じようなタイプの人に向けて、代用できる食材やちょっとしたコツなどを『いいヨメPOINT』として入れました。
初心者でもこれ一冊あれば大丈夫なように、と考えまして。
食べ物は身体を作るもと。だから、家族を活かすも殺すもヨメ次第なんですよね。
これからは愛妻弁当を目標に、いいヨメ修業を頑張りたいと思っています」
料理の写真にもこだわって、お気に入りのレシピ本からカメラマンを指名。
素朴な風合いの写真からも、気取りのない美味しさが伝わってくる。
(取材・文=門賀美央子 撮影=下林彩子)
おおしま・みゆき●1980年、栃木県生まれ。NSC東京4期生。98年、お笑いトリオ「森三中」結成。体当たりの芸風を生かし、バラエティで活躍。映画『ハンサム★スーツ』『グーグーだって猫である』等に出演。2006年には「MIYU」名義で歌手デビュー。放送作家・鈴木おさむとの結婚生活は今年10周年。著書に『ブスの瞳が恋されて』。
『もものかんづめ』
お茶っ葉を使った水虫治療法、短大時代に体験した、売れない健康食品売場の奇妙なアルバイト、短いOL時代に遭遇した恐怖の歓迎会など、『ちびまる子ちゃん』の作者・さくらももこならではの抱腹絶倒のエピソードが軽妙な語り口で綴られる。1991年に刊行された単行本がミリオンセラーになった名エッセイ集。