宮﨑香蓮「本に囲まれている瞬間が、一番好き!」

あの人と本の話 and more

2012/8/6

毎月3人の旬な有名人ゲストがこだわりのある1冊を選んで紹介する、ダ・ヴィンチ本誌の巻頭人気連載『あの人と本の話』。今回登場してくれたのは、現在ドラマ『GTO』に出演中の宮﨑香蓮さん。「その時の気分によって読みたい本が変わる」という宮﨑さんが、今一番ハマっているジャンルは……?

「とにかく本が大好きなんです! 
物語の先を気にしながら、1ページずつめくっていく、
あの時間がたまらなく好きなんです。
それに、読んだ後に本がどんどん増えていくのも好き(笑)。
表紙が素敵だと、ずっと眺めていたくなりますね」

宮﨑さんにとって本は、常に身近な存在。
図書館の匂いや、自分の部屋に並んでいる数々の書籍。
そうした、本に囲まれている瞬間が「最高に心地いい」のだという。
そんな彼女が今、ハマっているのが青春小説。
きっかけは朝井リョウの『桐島、部活やめるってよ』だった。

「最初はバレー部のお話なのかなって思って読んでいたんです。
そしたら、友達のことやいじめ、学校生活といろんなテーマが描かれていて。
“あぁ、分かる!”って感じることがすごく多かった。
それからですね、石田衣良さんの作品をはじめ、
いろんな青春小説を読み始めたのは」

ただ、ハマりだした昨年と比べ、最近では読後感に変化が出てきたそうだ。

「学校の描写に懐かしさを感じるようになったんです。
体育祭や文化祭みたいに、一つの目標に向かってみんなで汗をかくってことが
大学ではあまり経験できないですからね。
読む度に“あの頃に戻りたいなぁ”って思うようになっちゃって。
とはいっても、高校を卒業してからまだ数カ月しか経っていないんですけどね(笑)。
ノスタルジックになるには、ちょっと早すぎますか……?(苦笑)」

(取材・文=倉田モトキ 写真=保坂 均)
 

宮﨑香蓮

みやざき・かれん●1993年、長崎県生まれ。2006年、全日本国民的美少女コンテストで演技部門賞受賞。08年に出演した映画『まぼろしの邪馬台国』(監督・堤 幸彦)では吉永小百合の幼少時代を演じ、高く評価された。主な出演作に初ヒロインを務めた映画『チェスト!』、ドラマ『バッテリー』など。

 

紙『カンタ』

石田衣良 文藝春秋 1650円

発達障害を抱えたカンタと、頭脳もスポーツも万能で教師からも一目置かれていた耀司。幼い頃から兄弟のように生活をともにしてきた二人は、大人になり起業するも、マネーゲームに巻き込まれ、窮地に追いやられる。自らを犠牲にしても、親友を守るために人生をささげようとする二人の男の友情を描いた青春小説。

※宮﨑香蓮さんの本にまつわる詳しいエピソードは
ダ・ヴィンチ9月号の巻頭記事『あの人と本の話』を要チェック!

 

『GTO』

原作/藤沢とおる 脚本/深沢正樹ほか 演出/今井和久ほか 出演/AKIRA、瀧本美織、山本裕典、高田 翔、森本慎太郎、黒木 瞳ほか 関西テレビ・フジテレビ系で毎週火曜日夜10時より放送中●イジメや暴力、登校拒否などさまざまな問題を抱える明修学苑に、非常勤講師として採用された元暴走族の鬼塚英吉。理屈の通らないことには、それがたとえ教師でも己の心情を貫く鬼塚のグレートな授業に、やがて生徒も心を動かされていく。