巨乳で無防備な先輩とふたりきりで…ラッキースケベ満載のちょっとエッチなマンガまとめ

アニメ・マンガ

2018/9/15

 ラッキースケベは、少年誌のラブコメマンガに欠かせない重大な要素だ。読者層的にも、展開的にも、恋愛が行きついた先の本物のスケベを描くことはむずかしいから、しばしば物語の外側から飛来する“偶然”の力によってラッキースケベが起こる。お風呂に入ろうとしたらなぜかヒロインが入っていたり、狭い部屋や布団の中に閉じ込められてしまったり…。いくら“ご都合主義”だと言われようが、それは日常の中で押し込められた健全な男子の欲望を満たしてくれるオアシスのようなものであり、後世に受け継がれるべき立派な文化なのだ。――というわけで、本稿ではラッキースケベ満載の、ちょっとエッチなマンガを6つ紹介する。

■いちごパンツから始まるジャンプラブコメの金字塔!

『いちご100%』(河下水希/集英社)は、開幕早々から主人公がヒロインの“いちごパンツ”を見てしまうところから始まる伝説のラブコメマンガ。その“いちごパンツ”の美少女にすっかり心を奪われてしまった主人公は、彼女は誰なのかと探し回るが、その正体はいつも眼鏡に三つ編みで地味な格好をしている東城綾で…。

 町を歩けば誰もが振り返る学校のみんなのアイドル西野つかさや、友達のように仲良く接しながらも、ときおり大胆なアプローチで主人公をドキドキさせる北大路さつきたちを交え、非常に悩ましいハーレムラブコメが展開される。未だに男同士の飲み会では「○○が好きだった」という話題だけでも盛り上がれるほどの、歴史的な名作だ(私は北大路さつき派です)。

■下宿することになった温泉宿には、とってもかわいい地縛霊がいて…?

『ゆらぎ荘の幽奈さん』(ミウラタダヒロ/集英社)は、『いちご100%』などの跡を継ぎ、現在の『週刊少年ジャンプ』の“お色気枠”として人気を博している作品だ。

 幽霊を殴って退治する霊能力者・冬空コガラシは、悪霊に取りつかれたために借金を背負い、とにかく安い家賃の部屋を求めていた。コガラシは、家賃千円という破格の温泉宿「ゆらぎ荘」に行きつくのだが、当然にそこは“いわくつき”の宿。そこには現世への未練から成仏できない女の子の幽霊がいて…?

 温泉、幽霊、ポルターガイスト現象などの定番の設定をフル活用し、次から次へと“ラッキースケベ”が発生する本作の世界は、さながら桃源郷のようである。

■成長した幼馴染にドキドキ! こんな環境で勉強できるわけない!

 気心の知れた相手には、つい隙を見せてしまうもの。『天野めぐみはスキだらけ!』(ねこぐち/小学館)は、距離の近い“幼馴染”とのラブコメだ。

 東大志望のガリ勉・進藤学(しんどう まなぶ)は、スポーツ科の美少女・天野めぐみに悩まされていた。彼女とは子供のころよく遊んだ幼馴染だったのだが、同じ高校になり、めぐみに勉強を教えるようになったことから、ふたりは再び距離を縮めることになる。めぐみは昔と同じ距離感で接してくるのだが、彼女はあの頃とは違うムチムチな身体に成長していて…。こんなにも“スキだらけ”な彼女が隣にいたら、集中して勉強できるわけがない!

■手品好きの先輩は極度のアガリ症! こんな部活に入りたかった…!

 放課後、かわいい先輩とふたりきりの部活…というシチュエーションは、全男子の憧れである。『手品先輩』(アズ/講談社)に登場する“先輩”は、巨乳で無防備、しかもドジッ娘という“萌え要素てんこ盛り”な美少女だ。

 先輩は、もちろん手品が大好きなのだが、極度のアガリ症であるため、人前でやる手品は失敗してばかり。しかもその失敗がちょっとエッチな方向に向かってしまい、そのたびに彼女は頬を赤らめることに…。「縄抜け」の手品をやろうとして逆にいろんなところに絡まってしまったり、アガリ症に打ち勝つために恥ずかしい衣装(バニーガール)で手品に臨んだり…。こんな先輩がいるすばらしい部活、あるなら教えてほしい…。

■3つ年上のお姉さんとひとつ屋根の下! 王道の同居ラブコメ!

 ラッキースケベを語る上で欠かせないのが、“年頃の男女の共同生活”という要素だ。『猫のお寺の知恩さん』(オジロマコト/小学館)は、主人公の源(げん)が高校進学を機に親戚のお寺で暮らすことになり、小さいころ一緒に遊んでくれた3歳年上の“知恩さん”とのんびり共同生活を送るマンガ。

 知恩さんは、素朴で垢ぬけてはいないのだが、日常のふとした瞬間に源と読者をドキドキさせてくる。家の中で着がえ途中の知恩さんに遭遇してしまったり、狭い物置の中で密着することになったり…。ナチュラルな魅力を持つ知恩さんに、あなたもくらっときてしまうはず。共同生活は、24時間365日、いつラッキースケベが起こるかわからない。

■番外編! ラッキースケベを女の子側から描く異色の読切!

 ひと通りラッキースケベのあるラブコメマンガは読んできた、という紳士たちにおすすめしたいのが、読切マンガ「4番目のヒロイン」だ。本作は、変わったラブコメ作品ばかりの短編集『このかけがえのない地獄』(アッチあい/KADOKAWA)に収録されている。

 少年誌のラブコメマンガの舞台裏であくせくするヒロインたちを描いたコメディ作品で、主人公は、マンガの中で“ラッキースケベ”をがんばる不人気ヒロイン(巨乳)だ。ヒロインたちは、自分の人気を高めるためにわざと“主人公”に胸をもまれたり、更衣室の鍵を開けて待っていたりと涙ぐましい努力をしている。ところが、風変わりな“4番目のヒロイン”が登場したことから、次第にマンガの内容が変わり始めて…。“ラッキースケベ”について、女の子の視点から考えてみよう。

“ちょっとエッチなマンガ”市場は、年々過激化の一途を辿っており、成人向けマンガとほとんど区別がつかないようなものまである。だが、本稿で紹介しているマンガたちは、小学生が読んでも問題ない健全な作品ばかりだ。少年誌のような表現が制限されているフィールドだからこそ、マンガ家たちは創意工夫で読者を楽しませようとし、新たなラッキースケベのアイディアが生まれる。それはもはや、伝統芸能といっても過言ではないだろう。

文=中川 凌