平成の名作『名探偵コナン』を大解剖! 様々な視点から作品を読み解く記事9選

マンガ・アニメ

2019/4/27

 大人から子どもまで楽しめる不朽の名作『名探偵コナン』。現在公開中の映画「名探偵コナン 紺青の拳(フィスト)」も大好評のようで、その人気は衰えることを知らない。しかし20年以上続く作品ともなると、ファンの考察も非常に細かいところまで波及する。とはいえ仮想現実を舞台にした作品であれば、多少ツッコミポイントが出てきてしまうのはご愛嬌。そこで今回は、『コナン』を様々な視点から捉えた特集記事9選をご紹介したい。

■2日に1回は事件が発生!『名探偵コナン』の奇妙な世界と「平成」の類似点とは?

『名探偵コナンと平成』(さやわか/コアマガジン)

 同記事では、『名探偵コナン』を平成というテーマに沿って読み取った一冊『名探偵コナンと平成』をピックアップ。平成という時代を色濃く反映した『コナン』の、一風変わった楽しみ方を教えてくれている。

 例えば『週刊少年サンデー』の平成7年(1995年)に掲載された話では、使い捨てカメラやカセットテープが当たり前のように使われており、携帯電話が普及し始めた平成8年(1996年)には阿笠博士の発明として「イヤリング型の携帯電話」が登場する。しかしこれらは、時の流れとともに使われなくなってしまうのだ。テクノロジーの変遷に注目してみると、面白いかもしれない。

■安室透と肩を並べる人気者!『名探偵コナン』赤井秀一6つの名言

『名探偵コナン』42巻(青山剛昌/小学館)

 昨年公開された映画「名探偵コナン ゼロの執行人」は、同時期に公開されたマーベル・スタジオ映画「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」を凌ぐ人気を見せつけた。その要因には、作中屈指の人気キャラクター・安室透をメインに据えたことも大きく関係しているだろう。

 こちらの記事では、安室透と肩を並べる人気キャラクター・赤井秀一の放った名言を特集。赤井秀一といえば、登場キャラの中でも珍しく複数の女性関係が明かされているモテ男。しかしその一方で、工藤新一、怪盗キッドに負けず劣らずのキザ発言が目立つ人物でもある。作者・青山剛昌のお気に入りということもあり、今後も大きな活躍が期待されるキャラなので、今のうちに彼の名言をおさらいしておこう。

■『名探偵コナン』安室さんの「公安警察」って目暮警部たちと何が違うの?

『ZERO〈上〉〈中〉〈下〉(幻冬舎文庫)』(麻生幾/幻冬舎)

 喫茶ポアロの店員にして私立探偵、黒ずくめの組織の探り屋、そして公安警察という〈3つの顔〉を持つキャラクター・安室透。彼の所属する公安警察は、秘密組織のような雰囲気を持つミステリアスな存在だ。そのため「“公安”って何?」「コナンでおなじみの目暮警部たちとは違うの?」という人や、「安室さんって、公安の秘密組織〈ゼロ〉の人なんだよね?」「〈ゼロ〉についてもっと知りたい!」という人も少なくない。

 そんな人たちにおススメなのが、圧倒的な取材力に定評のある作家・麻生幾が公安警察の極秘組織〈ZERO〉の姿を描き出す超大作『ZERO〈上〉〈中〉〈下〉(幻冬舎文庫)』。同作を読めば、安室透というキャラクターの本質が少しずつ見えてくるかも。

■コナンはいつスマホに変えた? 蘭がガラケーを使い続けるのはなぜ? 連載22年の「電話」の変化を徹底分析!

『週刊少年サンデー』2016年46号(小学館)

 「あれ…コナンっていつの間にスマホに変えたの? 俺が小学生の時はガラケー使ってなかったっけ…?」。ほとんどの人たちは気にも止めないだろうが、細かいところに目が行きがちな一部のファンの間で『コナン』内の携帯電話の変化が話題を呼んでいる。

 当初は黒の組織まで公衆電話を愛用していたという事実をはじめ、登場人物の携帯電話事情なども単行本を読めば明らかに。『コナン』の世界は、登場するガジェットの変遷に注目すると本当に面白い。すでに最新刊まで読了している人も、今一度違う視点を持って読み直してみてはいかがだろうか。

■2日に一度は殺人事件!?『名探偵コナン』のコナンは、あまりにも事件に遭遇しすぎではないか?

『名探偵コナン』90巻(青山剛昌/小学館)

 長期連載作品なら仕方のないことだが、作中のコナンはずっと小学1年生のまま。うがった見方をすれば、これまでコナンが遭遇してきた数々の事件はたった1年の間に起こったことだといえる。

 同記事では、そんな違和感を大マジメに考察。90巻までの単行本から、コナンがどれだけ事件に遭遇しているかも計算してみた。しかしたまにはマンガの展開に現実的な目線からツッコみを入れるのも面白い。ある警察関係者からも「なるほど!」と思える豆知識を教えてもらえたので、ぜひ参考にしてもらいたい。

■『名探偵コナン』新一と平次、2人の絆を感じる傑作エピソード5選!

『名探偵コナン』12巻(青山剛昌/小学館)

 コナンこと工藤新一のライバルであり、親友でもある西の高校生探偵・服部平次。映画のメインに据えられることも多く、作中でもなくてはならない存在だ。そんな彼のヒストリーを辿ってみると、平次がどれほど新一のことが好きなのかよく分かる。

 事件に連れまわすのはともかくとして、自分が出場する剣道の大会にわざわざ呼びつけたり、偶然おなじ事件を追っているのに気づいた途端「やっぱり工藤や~!」とやたらに顔をゆるませたり。和葉との仲がなかなか進展しないのもうなずける。和葉そっちのけで、新一を追いかけすぎなのだ。というわけで、ここでは特にアツい平次の想いが感じられるエピソードを5つご紹介。

■『名探偵コナン』園子がきっかけで発生する事件はなんと○○回! 恐るべし準レギュラー

『名探偵コナン』5巻(青山剛昌/小学館)

 作中に1人はいてくれるとありがたい“お金持ちキャラ”。『コナン』でいうならばもちろん、蘭の親友・鈴木園子だろう。気さくでお調子者の園子は、コナンから探偵役に指名されることも多い貴重な存在だ。

 しかしファンの中には、「園子きっかけで始まる事件や、園子がいることで参加条件を満たす事件が、多すぎやしないか?」と疑問を感じる人もいるのではないだろうか。よくよく原作を読み返してみると、実は「鈴木財閥のパーティーに遊びに行って事件」「所有している別荘に行って事件」などなど、園子の善意が事件発生のカギになっていることがしばしばある。しかし園子を探偵役に据えた時というのは、小五郎の時とは違った魅力があるのも間違いない。今後も園子の活躍には注目していきたいところだ。

■「蘭姉ちゃんのツノ」はあの事件から登場! その角度の変化を追ってみた

『名探偵コナンセレクション 毛利蘭編 (My First Big)』(青山剛昌/小学館)

 主人公の幼なじみである毛利蘭の一風変わったヘアスタイルは「蘭姉ちゃんのツノ」として親しまれ、ネットを中心にネタにされている。ヒロインに生えたあのツノはいったい何なのだろうか。

 同記事では、蘭姉ちゃんのツノが今までどう進化してきたのかを徹底検証。初めて現在のツノに近い形を見せた物語も明らかに。しかし長期連載といえば、作画の変化も魅力の1つと言えるだろう。現在の作画に慣れた今だからこそ、初期の絵に新鮮さを感じられるかも。

■麻酔銃で撃たれた回数がすごい…『名探偵コナン』毛利小五郎が魅せる“本当はカッコいい” 5つのエピソード

『名探偵コナン』9巻(青山剛昌/小学館)

 『コナン』のお約束といえば、アガサ博士の発明品。なかでも頻繁に使われている麻酔銃、そのターゲットにもっとも多く選ばれているのがご存じ毛利小五郎だ。これまでに一体どれだけ麻酔銃で眠らされているのか。ついつい小五郎の体調も心配になってしまうところだが、実はそんな彼もたまにカッコいい見せ場を作っている。

 “本当はカッコいい”小五郎の名シーンを振り返れば、彼の印象も大きく変わってくるのではないだろうか。そこで同記事では、数少ない(?)小五郎が活躍するストーリーをピックアップ。コナンでは出せないアダルトな魅力が、新たな『コナン』ワールドの楽しみ方を教えてくれるかもしれない。