注目の新刊 『桜の首飾り』 ダ・ヴィンチ2013年4月号

千早茜

2013/3/6

美術館に勤務する私が出会った初老の男性は、狐は人の健全な心を喰うという話をしてくれた――(「春の狐憑き」)。『魚神』で泉鏡花文学賞を受賞した著者が贈る、男と女、羨望、嫉妬、自己回復、そして成長のストーリー7編。桜と人のあいだにひそむ幻想的な物語。