読みもの連載

ダ・ヴィンチ恐山の降霊大喜利

【第14回】ダ・ヴィンチ恐山の降霊大喜利「2052年を予言して下さい」(未来を見通していた偉人編)

 

大喜利界の鬼才、ダ・ヴィンチ恐山が大喜利に挑む! シュールで独特な恐山ワールドをお楽しみあれ!

■本日の出場者

 


星 新一  (1926-1997) 
日本の小説家。1000を越えるSF短編を書いたことから「ショート・ショートの神様」と呼ばれる。作品は人間社会を風刺した寓話的なものが多い。代表作に『ボッコちゃん』『きまぐれロボット』など。

 
 


アンリ・ポアンカレ  (1854-1912)
フランスの数学者。位相幾何学分野において活躍した。単連結な3次元閉多様体は3次元球面に同相であるという『ポアンカレ予想』はおよそ100年にわたって数学者・物理学者を悩ませた。

 
 


松下幸之助  (1984-1989)
日本の実業家。まだ黎明期にあった電気事業にいち早く目をつけ、電球をはじめとするあらゆる電化製品を開発・販売した。パナソニック(旧松下)の創業者。

 
 


ノストラダムス (1503-1566)
フランスの医学者。詩人。本名はミシェル・ド・ノートルダムであり、ノストラダムスは通称。予言者として現在は有名だが、医療や料理など幅広いジャンルで執筆していた。

 


お題:2052年を予言して下さい

 


どうも、はじめまして。星です。

 


ポアンカレです。

 


松下です。

 


ノストラダムスだ。

 


なにやら、意図がよくわからない面子ですね。SF小説家に、数学者に、実業家に、詩人とは。共通点は何だろう。

 


「未来を見通していた人間」ということではないかね。わしは常に産業の未来を見据え、いち早く海外に目を向けたんだ。

 


目の付け所がシャープだったんですね。

 


なんだと?

 


ごめんなさい。

 


星くんは未来の出来事をまるで予言するかのような作品を書いた。時代の先を知る者というわけだ。

 


ならばこの私はまさに予言者そのものだな。

 


一時期大流行しましたしね。

 


ちょっと待って。みなさんはわかりましたけど、じゃあ僕はなんなんです。数学者ですよ僕は。

 


『ポアンカレ予想』をやったじゃないか。

 


あれはそういう意味じゃないですよ!

 


ポアンカレ予想っていうのは『単連結な3次元閉多様体は3次元球面に同相である』っていう予想のことです。

 


つまり一般化すればn次元ホモトピー球面はn次元球面に同相であるってことなんですよね。これは僕が『トポロジー』に『位置解析への第五の補足』ってタイトルで書いてるんですよね。えーとつまり厳密に言えば

 


はいありがとうございました。

 


ちょっと! まだ終わってないんですけど!?

 
 


ところで、もう一人の参加者は来ていないのか?

 


もう一人?

 


私はそう聞いていたが。あと一人来ると。

 


わたしは、聞いていませんが。もしかすると遅れてくるかもしれませんね。まあ、やりながら待ちましょう。

 


うだうだ喋っていないでそろそろ進めたらどうだ。わしはもう出来ているよ。

 


松下さん。

 


お題:2052年を予言して下さい

回答者 松下幸之助

一家に一台原子エネルギー発電機でクリーンな生活を。

 


それ危ないってわりと最近証明されましたよ。

 


いや、それは技術の進歩がまだ足りていないだけだ。ideas for lifeが足りんのだ。

 


はあ。

 


出来ました。

 


あかんたれさん。

 


ポアンカレです。

 


お題:2052年を予言して下さい

回答者 アンリ・ポアンカレ

悪のそしきがせかいせいふくにうごきだす

 


パクるな!!

 


いや、だから、僕に予言とか無理ですって。

 


にしても発想が暗いな。人類の進歩と調和を想像することはできんのか。

 


そんなこと言われても……

 


では、わたしも答えたいと思います。

 


星さん。

 


お題:2052年を予言して下さい

回答者 星 新一

 


2052年の……いつだよ!

 


まあ2052年のいつかでしょう。

 


そりゃ雨の日くらいあるだろ!

 


松下さんの解答から考えると、放射能の雨かもしれませんね。

 


なんだと。

 


なるほど、解答もショートショートというわけか。

 


ノストラダムスさんのは?

 


お題:2052年を予言して下さい

回答者 ノストラダムス

 


すごい……なんか、本物っぽい! さすが本職の予言者!

 


でも、1999年以降も人類滅亡しなかったじゃないですか。

 


いや、私は人類滅亡なんて言っていない。恐怖の大王がアンゴルモア大王を目覚めさせると書いただけだ。私の詩を曲解した男が大予言などと言い適当書いたのだ。てゆーか迷惑千万?

 


そんなことはどうでもいい、これはどういう意味だ?

 


意味は無いが含みのあることを書いて、後になって適当な事件と絡めて「当たった」と言う手口じゃあるまいな。

 


まさか。ちゃんと意味はある。

 
 


解釈してみましょうか。「四つ足の獣」とは、時代を鑑みると「車」を示しているのかもしれない。

 


と、なると「獣の動きを止める赤き光」が何かということになる。

 


ブレーキランプとか?

 


おお、なるほど。それが五回瞬く……ん? この詩、どこかで……

 


それが「慈愛」のサインになる……

 


つまりブレーキランプが5回点滅すると愛のサインになる……ってこれ……

 


ドリカムの『未来予想図』だ!!

 


上手いこと言ったつもりか!

 

※未来予想図の歌詞は各自検索して下さい

 
 


……だいたいこんなところですかね。

 


そういえば、はじめノストラダムスさんが言っていたもう一人の参加者? という人から連絡だけ入っていました。

 


「私が大喜利に参加するととてつもない災いが訪れると予知したため、欠席させていただく」だそうです。

 


誰なんですか、この人は?

 


最も有名な予言者だそうだ。なんでも、唯一神と直接交信したとか。

 


……もしかして、それは「預言者」ではないのか?

 


そして唯一神と交信したということは、もしかして…

 


彼をうかつに笑いの対象にして大変なことになった新聞社があったような……

 


もしも彼が来ていたらどんなことになっていたか……

 


……どうやら、彼の予知が役に立ったようだ。

 



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