10刷6万部突破の話題書!『だから僕たちは、組織を変えていける』時代遅れの組織を現場から改革する方法

ビジネス

公開日:2022/6/28

この記事は2022年6月14日 13時20分の情報です

 重版・増刷されている話題の書籍のニュースを、ダ・ヴィンチWeb編集部がピックアップしてお届け! 今回は『だから僕たちは、組織を変えていける ーやる気に満ちた「やさしいチーム」のつくりかた』(斉藤 徹/クロスメディア・パブリッシング)をご紹介します。

 2021年11月刊行の書籍『だから僕たちは、組織を変えていける ーやる気に満ちた「やさしいチーム」のつくりかた』が重版出来。今回の重版で10刷、電子累計で6万部を超え、異例のロングセラーとなっている。

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「トップダウンばかりで、新しい提案が通らない……」
「ミスに厳しく、他人を批判してばかり……」
「売上げばかり気にしていて、顧客を見ていない……」
「熱意がなく、会議で誰も発言しようとしない……」

 インターネット、リーマンショック、コロナウイルス……この数十年で、社会状況や人々の価値観は大きく変わった。しかし多くの組織は、いまだに大量生産時代の管理主義のままだ。

 前例ばかり重視した明らかに時代遅れの戦略に、現場は違和感を持ちつつも、変えようにも方法がわからない。そして、諦めて組織に従ったり、転職を選んだりするしかない……。その結果、日本企業の社員のエンゲージメントは世界でも最低レベル。

 本書は、そんな人たちに向けて、自分が起点となって組織を変えていく方法を伝える本だ。


変革のカギは、「関係性」から変えていくこと

 環境を現場から変えていくには、まずは「関係性」から改善する必要があるという。

負の循環に陥っている組織にありがちなのが、「数字や成果を追い求めるばかり、関係性がギスギスして、思考が停止し、行動が消極的になる」という状態。

そこから、まずは対話によって身近な人との関係性を深め、仕事の意味を伝えることで思考を変え、内なる動機付けをすることで自発的な行動を促す。それによって生まれた成功の影響を広めていくことで、やがて組織全体が変わっていく。

 本書では、そのための具体的な方法を紹介している。


 本書の特徴は、組織改革の本でありながら、経営者だけに向けた本ではないことだ。マネジャー、リーダー、現場社員やパート、誰であっても、自分がリーダシップをとって変革を始められるだろう。そのため、若手社員や学生、さらには教育業界や医療業界など、幅広い年代や業界の方から熱い感想が寄せられている。

・心理的安全性の大切さ、自分にとっての仕事の意味、自らの内面を変えること等、これからの生き方を変えるための金言が詰まっています。(40代男性、リーダー職)

・働き方や生き方に悩みを抱えている人にとって大切な本になると思います。(30代、経営者、女性)

・組織に違和感を持ち、私の力では何もできない、自分がしてもいい立場なのかと葛藤する中で、「僕たち」という言葉が私に勇気をくれました。(20代女性・若手社員)

・教育現場とは縁遠いテーマだと思っていましたが、生徒や先生たちとの関係を考えることにも使えて、学びに溢れていました。(20代女性・教師)

・言葉の一つひとつが実感をもって胸に響いてくる。現場が疲弊している今だからこそ、出来ることがたくさんあると思った。(30代女性・医療職)

 著者の斉藤徹氏は刊行記念として企業での無料講演を受け付けており、発刊以降、あらゆる業界や地域、規模の企業から講演依頼が殺到している。また、参加者からは熱量の高いコメントが届いているという。

「ワクワクしながら仕事をしたい。仲間と共に自走する文化を会社に浸透したい。少しでも影響の輪を広げられないかな」といった有志の声をきっかけに講演会を企画し、斉藤先生にお話し頂きました。当日の参加者は500名を超え、全社規模での大盛況なイベントとなりました。当日の講演会、質疑応答、パネルディスカッションでは活発な意見が交わされ、参加者の反響も多く、オンラインながらも臨場感のある機会となりました。講演会後のアンケートには「まずは自ら変化し、行動したい」「自分からできることをやってみる。やってみたい」「関係の質からはじめたい」といった声があがりました。
(東証二部上場、建設エンジニアリング企業)

刊行直後に実施された斉藤さんのオンライン講演会に個人で参加し、直感的に「これは受けるかも」と、社内向けのオンライン講演会を企画、斉藤さんに快諾いただきました。ごく短い期間での告知でしたが、社員750名のうち、なんと約170名がオンライン講演に参加し、個々人の熱意や関心の高さを痛感しました。実施後のアンケートにも「時間が進めば進むほど前のめりになり“なるほど!”の連続」「チームとして一緒に講演に参加できたことでモチベーションが上がっていることを同時に実感」「新人にもできることがあるのだなと、認識できました」と、熱量の高いコメントがたくさん寄せられました。講演後、あらためて読書会を企画しているチームもあります。
(外資系、IT企業)

私はグループの若手・中堅社員を中心とした有志団体で、自分だけでなく周囲の心に火をつけ、共に社会・世界を変えていくというミッションのもと活動しております。「自分ひとりでは組織を変えることはできない」といった悩みや課題を解決できないかと思い、講演会を企画しました。業務時間外の開催にも関わらず300名を超える申込があり、経営陣やマネジメント層など幅広い方々が参加し、過去一番の大盛況イベントとなりました。講演後のアンケートでは94%が満足と回答し、「経営層・マネジメント層・担当職まですべての層の方々に実りのある内容だった」「これまで学術的な理論は分かった気になっていたが、具体的なアクションに結びつかないことが多かった。組織を変えるための理論を実行フェーズの留意点までカバーし体系化された内容で、しっかり腹落ちしました。」と、講演会翌日には社内に録画動画が各方面で展開される等、大変熱量高いイベントになっただけでなく、各自が行動に移すなど、変化も現れました。
(東証一部上場、総合商社)

 自分がいる組織に違和感を感じたら、ぜひ手にとってもらいたい1冊だ。