ちょっとシュールでゆる~くて笑えるいまだかつてない鳥マンガがブレイク!

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2012/12/6

恋あり、友情あり、ケンカあり。
鳥の世界もタイヘンだ!

『ぢべたぐらし あひるの生活〔秋冬編〕』
マツダユカ リブレ出版 1040円

主人公のあひるくんはいつも元気でマイペースな楽天家。飛べなくても逃げるの遅くてちょっと間抜けでも気にしない。そんなあひるくんと個性豊かで愉快な鳥たちが繰り広げるちょっとシュールで笑えるバードライフ。春夏編はあひるくんたちのゆる~い話でほのぼの気分に、秋冬編ではテンションの高い鳥たちの話が見どころ。Amazonで〔秋冬編〕を購入すると、Amazon限定特典描き下ろしイラストカードがもらえます!(※特典が無くなり次第終了 )

 今年の夏の発売直後、『めざましテレビ』で紹介され、アマゾンのランキングでいきなり3位に躍り出たあと売れ続けている『ぢべたぐらし あひるの生活〔春夏編〕』。飛べなくても不格好でも、マイペースに生きるあひるの日常を描いたこの鳥マンガは、カモに誘われ本気で飛ぶ練習をするマヌケなあひるの姿や、洒落のきついカラフトフクロウ、ナルシストなダイサギなど、人間臭い鳥たちの面白さに思わず吹き出してしまうことも。

 このたび発売された〔秋冬編〕には、個性的で愉快な鳥たちが大集合。テンション高めな鳥たちのすったもんだにあひるくんが巻き込まれてヒヤヒヤする場面もあるが、なぜか笑えてしまうシュールなマンガなのだ。

 作者のマツダユカさんは、美大の卒業制作で「擬声語」をテーマに鳥のイラストを300種類ほど描いたのだという。それをきっかけに鳥マンガを描くようになり、家で鳥の動画を見ては爆笑しているらしい。

 作品の合間にある「とりのことメモ」では、マツダさんがいろいろな鳥についてちょっと辛口かつユーモラスな視点でコメント。自分を鳥に例えるとやはりあひるだというマツダさん自身にも興味をそそられる。

 鳥の世界にも、恋あり、友情あり、ケンカあり、上下関係あり……。とても他人事とは思えない鳥たちの春夏秋冬、一度読みはじめるとクセになる。

『ぢべたぐらし』が気になった人はまずリブレ出版のHPをチェック! 試し読みもできるし電子書籍版でも読めるようになっている。

構成・文=樺山美夏

(c) Yuka Matsuda / Libre Publishing 2012

 

著者のマツダユカさんへ質問

Q なぜ鳥のマンガを描こうと?
A 図鑑や動画を見ているうちに、「コイツこういうこと思ってそう!」とか「この動きがすごく面白い!」とか、鳥独特の面白さにハマってしまって、マンガだったら楽しく表現できそうだなと。野生の鳥が出てくるマンガをあまり見かけないのもきっかけでした。

Q 主人公のあひるの魅力は?
A 白と黄色の可愛らしい色で顔もうっすら笑ってみえるし、体型も丸々していてお尻を振って歩く姿も愛嬌があるので。飛べないくせに食欲旺盛だとかマヌケな部分もあって、厳しい野生の世界にあひるがポン、と出てきたらドタバタして楽しいだろうなと。

Q マツダさんに似ている鳥はいますか?
A あひるの、空気を読まなかったりちょっと失礼なところは、そのまんま私だと思います。気をつけます。

Q ハクチョウの動画に爆笑するそうですが、笑いのツボは?
A 優雅な印象と氷上でのドタバタした動きのギャップがたまらないです。ハクチョウ同士のケンカとか、あの優しげな顔でバシバシ殴り合ってるのもツボです。着陸の仕方もとっても大変そうで一生懸命過ぎて笑えます。
 
Q 『ぢべたぐらし』は弱肉強食やいじめの話もあり人間社会の縮図のような読み方もできます。
A 鳥の生態を調べていると、思ったより人間くさくて似ている部分がたくさんあります。ずる賢いヤツがこっそり得してたり実力社会だったり。
 
Q 鳥以外で描いてみたい生き物は?
A まだ秘密なんですが、実はすでに鳥以外で話を進めている作品があります。それとは別に微生物が登場するマンガも描いてみたいです。

マツダユカ

静岡県生まれ。2010年、武蔵野美術大学視覚伝達デザイン学科卒業。卒業制作に鳥のイラストを描きまくったのがきっかけで鳥マンガの制作をはじめる。以後、コミティアにサークル名「かどべや」で同人誌・雑貨を販売。ほぼ日マンガ大賞2012 応募作品「トリニチ」 佳作。pixivコミック掲載「クロフネZERO」にて「ぢべたぐらし」新連載スタート。主人公はコーチン!
http://comic.pixiv.net/