ダ・ヴィンチ恐山と文体模写で遊ぼう!第11回Twitter読書会を開催

文芸・カルチャー

更新日:2017/11/25

第11回目のTwitter読書会が開催!

 太宰治や村上春樹など、有名な作家の著作は特徴的な“文体”をしています。
 小説や評論、漫画にいたるまで、様々にみられる文体は、思わず真似したくなったり、知らずに影響を受けていたりすることも多いのではないでしょうか。

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ダ・ヴィンチ恐山

 今回のTwitter読書会では、そんな文体を使った遊びを大喜利企画を実施!誰もが知っている童話『ももたろう』のストーリーを、様々な作家の文体でつぶやいてもらおうと思います。

 ルールは簡単。Twitterでハッシュタグ『#ももたろう文体模写』をつけ、自分の好きな作家の文体を真似した書き方で「ももたろう」のストーリーをつぶやくだけ。誰でも参加できます。

 作家特有の文体のクセや、小説あるあるネタを楽しんじゃいましょう!24時間実施しているのでタイムラインを追うと他の参加者の発言も見ることもできますよ。

 さらに!本テーマの発案者であり、電子ナビでコラム『降霊大喜利』を連載中の“ダ・ヴィンチ恐山”もゲストとして緊急招集。読書会に参加してもらいます!

 参加してみたいけど、どういう風にネタを投稿すればよいかわからない人は、ダ・ヴィンチ恐山による以下の回答例を参考にしてみてください。

 

お題:『ももたろう』のストーリーを、様々な作家の文体で表現してください

 
【江戸川乱歩】
あれは、今思い出してもゾッとする、異様な出来事でございます。いやにドンヨリと曇った日、私は川辺におりました。なに、洗濯をするためでございます。すると川上から、ドンブラリ、ドンブラリ。変てこな肉の塊のような物が流れ来るのです。目を凝らすと、それはまぎれもない、桃でありました。
 
【太宰治】
「きび団子をやろうか」
そう言ってから、しまった、と思いました。自分は、猿に取引をもちかける、すっかりいやしい人間になってしまった。取引。自分には、それが楽しかったのです。猿は、いかにもずるそうな顔で、こちらを見ています。鬼ヶ島が、海のむこうに揺らいでいました。

 
 こんな感じで、どこのシーンでも構いませんので、『ももたろう』のストーリーを様々な作家の文体で表現してみてください!

 また、読書会開始と平行して、7日(金)22時からは、Ustreamでダ・ヴィンチ恐山とTwitter読書会を主催するゆりいかによる特別座談会も実施!ダ・ヴィンチ恐山を招いて、彼の読書体験や、大喜利をはじめたきっかけなど、なぞに包まれたプロフィールに迫るライブ配信です。お楽しみに~

ダ・ヴィンチ恐山、初のコミックス『「くーろんず」シリーズ 空論基礎・I』も要チェック!

<Twitter読書会 #11 開催概要>

▼開催日時
12月7日(金)21:00 ~ 12月8日(土)21:00

▼特設ページURL
//ddnavi.com/dokushokai/ ※12月7日21:00開設

▼読書会テーマ(ハッシュタグ)
『#ももたろう文体模写』

▼司会
ゆりいか(@yuriikaramo

▼特別企画
「ダ・ヴィンチ恐山×ゆりいか」座談会配信 12月7日(金)22時より
配信ページはこちら(http://www.ustream.tv/channel/yuriikaramo)

【今までに開催されたTwitter読書会のまとめ】

第1回:「思春期に性に目覚めた本」
第2回:「原作が先か映像が先か」
第3回:「いま注目すべき本の達人」
第4回:「思わずジャケ買いした一冊」
第5回:「村上春樹を語ろう」
第6回:「昨今の同性愛作品はどうなの?」
第7回:「思わず旅に出たくなる本」
第8回:「これからくるミステリー作家」
第9回:「おすすめのWeb漫画」
第10回:「オタクになったきっかけ」