全国の図書館員が選ぶ「来館者に手にとってもらいたい本」

更新日:2013/8/13


 全国の公共図書館で働いている4,508人のTRC(図書館流通センター)のスタッフが「来館者に手にとってもらいたい本」というテーマでセレクションした結果が発表された。

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 2011年1月1日から2011年12月31日までに発売された一般図書でジャンルは問わず募集をかけた結果、投票数は2,762票(投票期間2012年9月15日~10月1日)が集まり、多くのジャンルの本が集まった。

 企画発案者の吉井潤さんによれば、オススメ本を選ぶ企画は書店員が選ぶ「本屋大賞」などがあるが、図書館員が投票して選んだものはあまりなく図書館が出版界を少しでも盛り上げることはできないかと考えてた上で発案したとのこと。

 今回の投票結果を受けて、TRC受託館の中で、投票された図書の展示を実施する予定。

 各ランキングの詳細についてはこちら

それぞれのジャンルで一位になった作品は以下の通り

総記 『世界の夢の本屋さん1』(エクスナレッジ)
哲学 『もしもノンフィクション作家がお化けに出会ったら』(工藤美代子/メディアファクトリー)
歴史 『スティーブ・ジョブズ』(ウォルター・アイザックソン:著、井口耕二:訳/講談社)
社会科学 『おじさん図鑑』(なかむらるみ/小学館)
自然科学 『宇宙の地図』(観山 正見:著、小久保 英一郎:著/朝日新聞出版)
技術・工学 『人生がときめく片づけの魔法1』(近藤 麻理恵/サンマーク出版)
産業 『9割がバイトでも最高の感動が生まれるディズニーのホスピタリティ』(福島文二郎/中経出版)
芸術・美術 『心を整える。』(長谷部 誠/幻冬舎)
言語 『かんさい絵ことば辞典』(ニシワキタダシ:著、早川卓馬:コラム/ピエ・ブックス)
文学 『舟を編む』 (三浦しをん/光文社)
文庫 『ビブリア古書堂の事件手帖1』 (三上 延/アスキー・メディアワークス)
その他 『古典基礎語辞典』 (大野 晋/角川学芸出版)

【今のところ確定している展示実施図書館 】
新宿区立角筈図書館(東京都)  12月1日~12月28日
出水市立図書館(鹿児島県)(分館を含んだ3館合同)  12月1日~12月28日
摂津市民図書館(大阪府)  12月1日~12月28日
韮崎市立図書館(山梨県)  12月4日~12月27日
市立釧路図書館(北海道)  12月28日~1月24日
神戸市立三宮図書館(兵庫県)  12月中旬から