2012年、ビジネス・自己啓発本TOP10が発表!

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公開日:2012/12/13


 雑誌『ダ・ヴィンチ』で毎年恒例となった「BOOK OF THE YEAR」特集。その年の、もっとも読み応えのあった本をジャンル別にランキングする人気企画の結果が今年も発表された。

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 ビジネス・自己啓発本のジャンルは、多種多様なテーマが並んだ。1位の『聞く力 心をひらく35のヒント』は名インタビュアーとして知られる阿川佐和子の著書。聞く力を直接的に教えるというよりもインタビューの裏話の方がメインだが、そこに大きなヒントが隠されているようだ。

 2位は突然の訃報で世界を驚かせた『スティーブ・ジョブズ』。本人が唯一公認した評伝として幅広い読者層に支持された。『生きる悪知恵 正しくないけど役に立つ60のヒント』の西原理恵子、『知らないと損する 池上彰のお金の学校』の池上彰など著名な作者の本が上位に来ているのも本年度の特徴か。

 デフレで不景気という混迷の時代だが、意外とお金儲けに関する本は少ない。同率4位の『100円のコーラを1000円で売る方法』にしてもアイデアや姿勢の考察だ。

 
 ここでは、5位まで(同点で4位が2作品)を紹介。同誌では10位までのランキングが掲載されている。また、趣味・実用書ランキングや文庫小説、コミックなど多数のジャンルにわけて今年のベスト本を紹介している。
 

1位『聞く力 心をひらく35のヒント』阿川佐和子 文春新書
2位『スティーブ・ジョブズ』(全2巻)ウォルター・アイザックソン/著 井口耕二/訳 講談社
3位『生きる悪知恵 正しくないけど役に立つ60のヒント』西原理恵子 文春新書
4位『知らないと損する 池上彰のお金の学校』池上 彰 朝日新書
4位『100円のコーラを1000円で売る方法』永井孝尚 中経出版

文=田中 裕
(『ダ・ヴィンチ』1月号「BOOK OF THE YEAR 2012」より)