電子書籍を読むことに抵抗がなくなったキッカケって? 【第2回】ビューワー開発者に読みやすさへのこだわりを聞いてみた!

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更新日:2011/10/6

月間50冊もの本を読み “自炊”もするヘビーユーザーの勝間和代さん。
意外にも電子書籍に対してネガティブな意見を持っている!?

勝間和代

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かつまかずよ●1968年東京生まれ。経済評論家、中央大学ビジネススクール客員教授。早稲田大学ファイナンスMBA、慶応大学商学部卒業。当時最年少の19歳で会計士補の資格を取得、大学在学中から監査法人に勤務。アーサー・アンダーセン、マッキンゼー、JPモルガンを経て独立。現在、株式会社監査と分析取締役、内閣府男女共同参画会議議員、中央大学ビジネススクール客員教授として活躍中。ウォール・ストリート・ジャーナル「世界の最も注目すべき女性50人」選出。エイボン女性大賞(史上最年少)。第一回ベストマザー賞(経済部門)。世界経済フォーラム(ダボス会議)Young Global Leaders少子化問題、若者の雇用問題、ワークライフバランス、ITを活用した個人の生産性向上、など、幅広い分野で発言をしており、ネットリテラシーの高い若年層を中心に高い支持を受けている。著作多数、著作累計発行部数は400万部を超える。

ワンピース、ベルト/ロレーナ★アントニアッツィ(オペラ株式会社)、ネックレス、ピアス/アビステ

経済評論家、中央大学ビジネススクール客員教授、多数のビジネス書はベストセラーという勝間和代さん。少ないときで月に30冊、多いときは50冊もの本を読むというベビーな読書家であり、読書術関連の著書を出版するほどだ。

電子書籍は自炊(自分で本を断裁・スキャンしてデジタル化)することが多いそうだが、専用の電子書籍端末で月に10冊ぐらいの本を読む勝間さんはKindle、iPad、ソニーの電子書籍Reader、パナソニックのRaboo(楽天の電子書籍ストア)対応端末を使っている。Kindleも発売当初に購入してAmazonで洋書を中心に買っているそうだがラインナップは書籍市場の10%程度なので、読みたい本を自炊し、専用端末に入れて持ち歩くスタイルが勝間流。自炊は少々面倒だが、そもそも電子化されていない書籍が多く、特にハードカバーの書籍は電子化に向いているという。自炊の作業も試行錯誤を繰り返し、今では300ページの書籍でも10分程度で電子化できるように。自宅で眠っていたハードカバーの書籍も自炊のおかげで電子化できて、サクサク読めるようになったのは読書家の勝間さんにとって嬉しいことだそう。

KindleもソニーReaderも、電子書籍端末はとても使いやすく読みやすくなっているという。画面サイズは大きくなったが、軽量化され片手で持ちやすく便利になった。「先日発売されたパナソニックのRaboo対応端末は、カラーがとても綺麗になって読みやすいですよ」と、勝間さん。ソニーReaderはモノクロ本の自炊向きだけど、Rabooはカラー本向きのようだ。

ちょっとした旅行でも10冊程度の本を持っていきたい勝間さんにとって電子書籍は必携だ。新幹線の移動中、待ち時間などの隙間時間はもちろん、寝室、トイレにも電子書籍を伴って読書、読書、読書。

こんなにも電子書籍を読んでいる勝間さん、なんと意外にも「電子書籍のことってネガティブ意見が多いですよ」とのこと。どんなネガティブ意見なのだろう?

 

第3回では電子書籍の問題点や課題などをバッサリ切ってもらいました。読み倒し、使いこなしているからこそ言える、電子書籍業界のこと、勝間流電子書籍活用術についてご紹介します。
9/12(月)更新です。お楽しみに!

【第1回】ダ・ヴィンチ読者や編集部レビュアーに聞いてみた!