ひとりのお正月はイヤだ! 年末年始はこんなメイドがいて欲しい

マンガ

更新日:2013/1/10

 もうすぐ2012年も終わり。みなさんは、毎年、年末年始をどう過ごしているだろう。実家に帰ってのんびり過ごす人や、家族や恋人と過ごす人。1人きりでひっそりと年を越す人もいるかもしれない。

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 しかし、年末年始と言えばやはり誰もが家の仕事で大忙し。普段はなかなか手をつけられないところまできれいに掃除し、清々しい気分で新年を迎えたいし、おせちやお雑煮の用意など、新年を迎えるための準備をしなければならない。実家に帰る人はいいが、1人で年越しをするなら、忙しさも寂しさもひとしおだろう。そんな大忙しの年の瀬に、メイドさんがいてくれたらどれほど助かることか。そこで、今回はラノベに登場する家事も万能で役に立つメイドさんたちを紹介しよう。

 まずは、『神曲奏界ポリフォニカ エターナル・ホワイト』(高殿 円:著、きなこひろ:イラスト/ソフトバンククリエイティブ)に登場するメガネっ娘メイドのスノウドロップ。朝早くから起きて、レンジフードの煤落としや水汲みをし、玄関ホールの手すりにワックスをかけるのだが、これらすべてを朝のうちに終わらせてしまう。1度やり始めるととことんまでやらなければ気が済まないたちらしく、数百個もパーツがあるシャンデリアだって、たった1日でまるで新品のようにぴかぴかに磨きあげるのだ。さらに、狂うことのない確かな音程で子守唄を歌うという特技まである彼女。家事をしている間に幼い子供を寝かしつけてくれるなら、とても助かるかも?

 そして、ちょっと疲れたときに来て欲しいのが『誰もが恐れる委員長が、ぼくの専属メイドになるようです。』(おかゆまさき/アスキー・メディアワークス)の委員長・鈴木未翠。もともとメイド喫茶でバイトしていた彼女は、いろんなお茶を入れてくれたり、膝枕で耳かきしたりしてくれるのだ。しかも、ハーブティーに使うハーブは自家製で、自らベランダで栽培している。また、最初は苦手だった料理だって頑張って特訓し、お弁当やハンバーグだって作れるようになるのだ。大掃除で疲れたあとに彼女がいてくれたら、癒されること間違いない。

 また、『うちのメイドは不定形』(静川龍宗:著、森瀬 繚:監修、文倉 十:イラスト/PHP研究所)には、1億5千5百万年の眠りから覚めた不定形生物(スライム)メイドのテケリさんが登場する。髪の毛にも神経が通っているので、まるで本物の手のように自由自在に操ることができるし、さらに12人ものミニテケリさんに分裂することだってできちゃう。彼女1人いれば、まさに12人力。また、朝ごはんではサラダのドレッシングにまでこだわり、お弁当も炊き込みご飯に豆腐ハンバーグのそぼろあんかけといった完璧な純和風弁当を作ってくれる。そんな彼女の作るおせちなら、かなり期待できるはず。

 しかし、やはりなんといっても最強のメイドなのは、『まぶらほ』(築地俊彦:著、駒都えーじ:イラスト/富士見書房)に登場するリーラ・シャルンホルストだろう。そもそも『まぶらほ』に登場するメイドたちは“もっともっとメイドさん(MMM)”というメイドの秘密結社で教育を受けているので、掃除や育児、料理や洗濯といった基本の家事は完璧にこなせる。しかし、「MMM創設以来の大傑作」と呼ばれる彼女は、その中でもずば抜けて優秀だ。家事全般はもちろん、銃器の扱いや戦闘機の操縦、マネートレードまでこなすというから驚き。大金を積んででも彼女を雇いたいという人が後を絶たないくらいなので、その能力は折り紙つきだ。

 こんな完璧メイドたちがいてくれたら、年末年始の忙しさや寂しさだって怖くない! 思わず本物のメイドさんを雇ってみたくなること間違いなし……だが、それが難しい場合は、彼女たちの働きぶりを見習って、まずは大掃除から始めてみてはいかがだろう。