経験者が語る 薄毛でもハゲでも、明るく生きてゆく方法

2013/1/4

 薄毛というと、どうしてもネガティブなイメージを抱かれがち。特に20代や30代など、若くして髪が薄くなってしまった人はこれからどうしていけばいいのか。もはやこの世の終わりかのように悩んでしまう人もいるだろう。そんなみなさんに、ぜひとも読んでいただきたい本がある。

 それが、『僕は髪の毛が少ない』(新井キヒロ/メディアファクトリー)と、円形脱毛症になってしまった女性作者が描く『打倒! 円形脱毛症 私、ピカピカの一年生』(小豆だるま/角川書店)、薄毛の旦那さんについて語った『ふたりの薄毛物語』(春原弥生/文藝春秋)の3冊だ。これらは、それぞれ作者や作者の旦那さんが薄毛に悩み、受け入れ、乗り越えていく過程を描いたコミックエッセイになっている。そこで、今回はこれらの作品の中から薄毛に悩むみなさんに役立つアドバイスを抜粋して紹介していこうと思う。

 まず、薄毛が気になり始めたら、思い切って坊主やスキンヘッドにしてしまうこと。最初はなかなか勇気がでなかったり、自分が薄毛であるということを受け入れられなかったりして思いとどまってしまうだろう。実際に、この3作品の作者たちも最初はスプレーを使ったり横や後ろにある髪の毛でなんとか上手くごまかそうとしていた。しかし、徐々にそれではごまかしきれなくなってくる。その結果、毎日毎日髪の毛のことばかり気にする暗い日々が始まってしまうのだ。それならばいっそ、最初から坊主にしてしまおう。『僕は髪の毛が少ない』の作者である新井キヒロも、『ふたりの薄毛物語』のタカ氏だって、坊主にしてからの方が明るく前向きになれたという。その上で、坊主に似合うファッションや帽子をかぶったりしておしゃれを楽しむこともできるのだ。ただ、『打倒! 円形脱毛症 私、ピカピカの一年生』の作者である小豆だるまのように、女性で薄毛に悩んでいる人たちが坊主にしてしまうのはさすがに無理だろう。そこで彼女が思いついたのは、オシャレを楽しめるウィッグをかぶること。ヅラだと、隠すことに必死になってどうにかバレないように気を遣ってしまう。でも、逆に明らかにウィッグとわかるものをかぶってしまえば、誰もハゲ隠しのためにかぶっているとは思わないはず。それに、地毛じゃできない髪型やファッションを試すこともできて一石二鳥。

 でも、何よりも大切なのは薄毛を受け入れて楽しむこと。薄毛になると、彼女なんてできないんじゃないか。海には行けないし雨に濡れるのもダメ。汗をかくのも、1度かぶった帽子を人前で脱ぐのもNG。そんなことにばかり意識がいってしまい、趣味のバンドや野球観戦だって心から楽しめなくなってくる。だんだんネガティブになって周りにあたってしまったり、外に出るのが億劫になって人とも会わなくなる。髪ぐらいで何をそこまで……と思う人もいるかもしれないが、当事者からしてみればそれほど深刻な悩みなのだ。

 だからこそ、『僕は髪の毛が少ない』の新井キヒロのように「どんなにキツくても笑顔になる」とか、『ふたりの薄毛物語』のタカ氏のように楽しく薄毛の話ができたり、ハゲで笑いを取れるほどに生まれ変わった「そんな自分が好きだ!!」と言えるようになりたい。『打倒! 円形脱毛症 私、ピカピカの一年生』の小豆だるまのように「この先自分に何が起こっても笑いに変えられたらいいな」と思えるように、受け入れて楽しむことがいちばん大切なのだ。

 新しい自分に生まれ変わったつもりで薄毛を受け入れて生きていく方が、これからの人生、明るく前向きに歩んでいけるはず。みなさんも、これらの作品から勇気をもらい、1歩踏み出してみては?