これで富士山のご来光もバッチリ!?

マンガ・アニメ

2012/12/31

 2009年ごろから山ガールがブームになり、徐々に増え始めた登山客。最近では、男女問わず休日に気軽に山へ登る人も増えているようだ。とくに大晦日から元旦にかけては、ご来光を拝むべく、歩いて山頂をめざす予定の人も多いのでは? しかし、初心者にとっては登山に心配もいっぱい。

 そこで今回は、山登り初心者に向けて、1月2日からはアニメも放送される『ヤマノススメ』(しろ/泰文堂)というマンガの中から役立つポイントを紹介していこうと思う。この『ヤマノススメ』は、お菓子作りや裁縫が趣味で、高所恐怖症の高校1年生・あおいと、山が大好きな幼馴染のひなたが主人公。そして、幼い頃に見た朝焼けが忘れられず、いつか2人でもう1度見ようと誓った約束を果たすため、彼女たちが山登りに挑戦するというお話なのだ。

 まずは、山を選ぶときのポイントから。もちろん、山によって難易度や登るのにかかる時間、準備する道具や服装もさまざま。しかし、最も大切なのは“どんな山に登りたいのか”という自分の気持ち。天の川が見たい、頂上でコーヒーが飲みたい、キャンプがしたいなど、やりたいことはいろいろあるだろう。そこから、最も適した山を選んでいくのだ。「ご来光を拝むならば、やっぱり富士山!」という人は、その気持ちをしっかりあたため、コンディションを整えて挑もう。「富士山もいいけれど、いまの自分には難易度が高そう」と不安な人は、身近な、親しみある山に登るのも、新年を迎えるにはふさわしいかもしれない。

 山が決まれば、次は道具の準備。ザック1つとっても、目的に合わせた種類がたくさんある。たとえば、トレイルランという山を走るためのザックはとにかく軽くて最低限の荷物が入るくらいの小さいサイズだし、宿泊したり、本格的に登山する人向けの大きいサイズ、サブとして使える折りたたみのザックなんてものもあるのだ。また、少しハイカット目の履きなれた靴に飲み物、アメやチョコといった行動食にタオルと雨具。これらは、低い山に登る際に最低限必要な道具なんだそう。他にも、道具が壊れたり、靴底がはがれるなどのアクシデントがあった時に役立つのが、ガムテープと針金、タコ紐の3点セット。あとは、懐中電灯なんかもあると安心なんだとか。富士山など、泊りがけで登山する場合はさらにテントやシュラフと呼ばれる寝袋、コッヘルと呼ばれる鍋やバーナーなども必要になるが、見ているだけで楽しくなりそうな道具についても、マンガの中でたくさん紹介されている。山頂でお雑煮……なんてのも夢じゃない!?

 そして、準備が整えば、いよいよ山に登る。山に登っていると、道幅が30センチメートル程しかなく、横は崖になっているという場所もたくさん出てくる。たとえ高所恐怖症じゃなくても、慣れるまでは怖いと感じてしまうだろう。そういう時は、足元だけを見て歩くとそんなに怖くないんだとか。また、登山道には場所によって湧き水があるところもあるので、こまめに水分補給をすることも大事。でも、何よりも大切なのは「ペースを守る」、「疲れたら休む」、「ゆっくり歩く」の3つ。無理をするとすぐにバテてしまうので、絶対に無理をせず、笑顔で楽しく登ることがポイントなんだそう。

 そうやって山に登りきったら、あとは来た道を下るだけ。でも、そこで気を抜いてはいけない。一見下りの方が楽に思えるが、実は疲れが足にきているし、勢いがつきやすいので怪我をしたり、緊張感が緩んで遭難する人も多いんだとか。十分、気をつけよう。

 なかには、ご来光目的のはずが、これがきっかけになって山登りにハマってしまったという人も多いはず。作品に登場する女の子たちも、山登り初心者なので、山の難易度も徐々に上がっていく。きっとこれを読めば、彼女たちと一緒にステップアップしていけるはずだ。

 ちなみに気象庁によれば、富士山山頂(剣が峰)の初日の出の時刻は、6時42分とのこと。どうか縁起の良い初日の出が拝めますように!