かわいくて癒される! 話題の“きのこいぬ”ってなに?

エンタメ

2013/1/8

 最近、ちまたで「とにかくかわいい」「癒される」と人気のキャラクターがいる。それは、“きのこいぬ”。マンガ『きのこいぬ』(蒼星きまま/徳間書店)に登場するこのキャラ、『このマンガがすごい! 2013』(このマンガがすごい! 編集部/宝島社)の「このキャラがすごい!」というコーナーでも紹介され、注目を集めているのだ。

 まず、物語から紹介しよう。絵本作家である主人公・夕闇ほたるの家の庭に、生えていたピンク色のきのこ……それが、きのこいぬの正体。ほたるが愛犬のはなこを亡くし、悲しみにくれて庭を見つめていた時に、突然土の中から現れたきのこいぬ。ちょうど左耳の部分が、きのこの傘の部分のようになっていて、しっぽもついており、見た目は犬に見えなくもないのだが、これがなんとも謎の生き物なのだ。

 朝起きてからは庭に出て胞子を振りまき、霧吹きで水を与えるとキャッキャと喜ぶ。おまけにドッグフードも食べない。代わりに食べるのは大好きなメロンパンで、両手で持って「もっもっ」と食べる姿はなんともかわいらしい。また、途中でたこ焼きにハマってからは、毎朝毎晩自分でたこ焼きをつくるようになるのだが、粉が切れて袋を振ってほたるにねだるところもとってもキュート。常に食っちゃ寝食っちゃ寝しているので、たとえ怒っていても食べ物をもらうとすぐにコロっと機嫌をなおす。

 そんな単純な生き物かと思いきや、ほたるに「好き」という気持ちを伝えるために字の勉強をしたり、自分の写真も飾って欲しくてこっそり写真に写り込む健気なところもある。そして、庭の植木に引っかかって抜けなくなったり、何もないところで転んだりするお茶目な一面も。

 さらに、ほたるが寝ているときや散歩中にはなこのことを思い出すと、きのこいぬなりに一生懸命慰めてくれるのだが、その方法もとっても豪快。なんと、はなこの首輪やドッグフードを勝手に燃やしたり、河原から蹴り落としたりするのだ。でも、そのおかげで徐々にはなこの死を受け入れて前を向けるようになるほたる。単なるペットでも、きのこでもない謎の生物だが、こんなきのこいぬと一緒に暮らすのも悪くないかも?