“霊感検定”でわかる!? あなたの霊感は何級くらい?

更新日:2013/1/21

 霊感。それを測る基準があれば、なんだか楽しいし、ちょっと役に立つ気がしませんか?1月9日に発売された『霊感検定』(織守 きょうや:著、しヴぇ:著/ 講談社)を読めば、あなたにどれくらいの霊感があるか。また、どんな時に霊と出会っていてどう対処すべきかなどがわかるかもしれないのだ。

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 この作品では、自称心霊研究家の図書館司書・馬渡が作った「霊感検定」をもとに、登場人物たちがランクづけされている。
まず、標準的な人はだいたい霊検6級に該当するそう。普段は特に霊を見ることもないが、霊感のある人と一緒にいたり、心霊スポットに行ったりすると少なからず影響を受けるそう。また、特に波長が合った場合やお互いに“会いたい”と強く願っていたりすると実際に見えることもあるんだとか。そもそも霊感は、強弱はあれど普通の人でもある程度備わっているものらしい。だから、逆に全く霊感がなく、霊の側に長時間いても何の影響も受けなかったり、霊感のある人の側にいても霊を寄せ付けない人は珍しいようだ。

 そして、主人公の藤本修司のような人は霊検3級にあたる。なんだか肩がこる。偏頭痛もち。歩いているうちに体がどんどん重くなる。それがある場所に行くとひどくなると感じたら要注意。そこには大抵幽霊がいて、憑かれていることが多いのだとか。また、はっきりとは見えなくても写真を見てなんとなく嫌な感じがしたり、霊感のある人に教えられると見えるということも。幼い頃に見えていたという人も多く、修司の場合はメガネをかけた頃からそういうものを見なくなったそうだ。そのため、今でもメガネを外した方が霊は見えやすい。なので、もしも霊を見たくなくて困っているという人がいたら、メガネをかけてみるのも手かもしれない。

 修司の同級生である伐晴臣は霊検準2級。準2級は、普段の生活でも霊を見ることができるし、自殺霊や地縛霊といった種類もある程度見分けられる。それに、この辺からわりと自在に自分に霊を憑依させることもできるんだとか。

 霊検2級になると霊と会話もできるし、人に取り付いてしまった怨霊や、先祖などの血筋から受け継がれた怨念のようなものを感じることだってできる。登場人物でいうと、夏目歩がこの2級だ。

 さらに、物語のヒロインの1人である不思議少女・羽鳥 空は準1級。このクラスになると会話はもちろん、3級の修司が「なんとなく気持ち悪い」と感じただけの写真でも、どこに何体霊が写っているか。それがどんな霊で、もとはどんな人でどうやって死んでしまったかもわかるし、霊に呼ばれたりもするようだ。また、人の感情の機微にも敏感なので、心を読まれているのかと思うほど的確に心情を見抜いたりもする。

何か1つでも心当たりがあるというものはなかっただろうか? もしも当てはまるという人がいたら、あなたも立派な霊検上級者かもしれない。