BL随一の激戦区! このショコラティエが萌える!ベスト5

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更新日:2013/2/13

 もうすぐバレンタインだが、チョコの準備はすんだだろうか? 最近では、自分のご褒美として有名店のチョコを購入する女性も多いようだが、どうせならイケメンショコラティエのチョコが欲しいですよね。そこで、今回はショコラティエが登場するBL作品から、魅力的なイケメンショコラティエをランキングしていこうと思う。

 まずは、『ビター・ヴァレンタイン』シリーズ(剛 しいら:著、蔵王大志:イラスト/フロンティアワークス)に登場する冷人から。180cmを超える長身に引き締まった身体。少し長めの黒髪に男らしい顔をした彼は、その見た目に似つかわしくない甘いチョコの香りを身にまとっている。満員電車でこんなイケメンから甘い香りが漂ってきたら、つい気になってしまう。でも、チョコのついた指先を舐めさせたり、エッチのときもチョコを使ってプレイするなど、変態チックな一面も。おまけにアソコを型どったチンチョコなるものをオーダーメイドで作って売っているのだが、チョコ好きにはたまらないかも。

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 そして『ショコラティエは誘惑する』(篁 釉以子:著、円屋榎英:イラスト/徳間書店)のオレ様でクールな桐野は、横浜に大人気のお店を持つやり手ショコラティエ。お客さんに最高の品質、状態でチョコを届けることにこだわっている彼は、デパートで出店することを拒み続けてきた。「オレを口説くなら、覚悟はしておけ」と嫌がらせのようにキスしてきたりするが、付き合うと「ショコラみたいに、おまえを蕩けさせてやるよ」なんて甘い言葉も囁く。それにチョコレートが苦手な人でも食べられるくらい素晴らしいチョコなら、1粒1800円のショコラでも食べてみたい!

 『罪さえも甘くとろけて』(千島かさね:著、みずかねりょう:イラスト/アスキー・メディアワークス)に登場する幸は、少年のような風貌なのに仕事にも恋にも熱い。だけどとてもロマンチストで、チョコの原料で、神様の食べ物という意味をもつ“テオブロマ・カカオ”の名前に恥じないよう、いつ神様が食べに来ても大丈夫なものを作ろうと心を込めてチョコを作っている。おまけに、恋人をイメージして作ったチョコには、相手の名前をつけてプレゼントしちゃうほど。そんなことされたら誰だって嬉しくてたまらないだろうし、それがお店に並ぶことを想像するとみんなに恋人宣言されているみたいでちょっと照れくさいかもしれない。でも、その喜びは他では決して味わえないはず。

 また、師匠も弟子ももたない孤高のショコラティエと呼ばれて活躍しているのは、『ショコラティエの恋愛条件』(水上ルイ:著、こうじま奈月:イラスト/角川書店)に出てくる一宮雅人。28歳という若さで銀座に店を出し、数々の賞を総なめにした人物だ。そんな彼に「チョコレート1つにつき、キス1回だ」なんて言われたら、もうメロメロ。美味しいチョコも食べられて、こんなイケメンとキスできるならこれほど幸せなことはない。もはや、チョコが食べたいのかキスしてほしいのかわからなくなってしまう。

しかし、最も魅力的なのはやはりプライドが高く、ストイックで、自分の作るチョコには絶対の自信を持っている『スパイシー・ショコラ~プリティ・ベイビィズ~』(岩本 薫:著、麻々原絵里依:イラスト/新書館)のフランス人ショコラティエ・パトリックだろう。数カ月から1年かけて作り上げるチョコはバリエーションも豊富で、チョコレートの錬金術師と呼ばれるほど手つきも鮮やか。そんな彼に、耳元で「おまえはスパイスの効いたショコラのようだ」「甘いだけじゃなく、ぴりっと舌に刺すような刺激があるが、1度食べたら忘れられず…病みつきになる」なんて囁かれたら、本当にショコラのように溶けてしまいそう。

 こんなふうに、熱くて甘いショコラティエ。今年のバレンタインは、彼らに溶かされてみるのも悪くないかも?