『ビブリア古書堂の事件手帖』第4巻は初版発行80万部

文芸・カルチャー

更新日:2017/11/25


 アスキー・メディアワークスから三上延『ビブリア古書堂の事件手帖』の第4巻が発売された。第4巻の初版発行部数は80万部、シリーズ累計発行部数は470万部に達した。

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 同シリーズは、鎌倉の古書店「ビブリア古書堂」を舞台に、美貌の店主・篠川栞子と、無骨な青年・五浦大輔が、奇妙な客が持ち込んでくる古書にまつわる謎を解き明かしていくというもの。
 作中には夏目漱石『それから』や、太宰治『晩年』など、実在の名作が登場し、古書に関するうんちくや、その背景にある人間ドラマが丁寧に描かれる。

 2011年3月にシリーズ第1巻が刊行。多くの書店員に支持され人気に火がついた。2012年6月に第3巻が発売されシリーズ累計300万部を突破した、2012年文庫総合部門年間ベストセラー第1位(トーハン調べ)に輝くなど、大ヒットとなっている。

 2013年1月には剛力彩芽、AKIRA、高橋克実ほか豪華キャストにてテレビドラマ化されたほか、コミカライズも2誌で展開されており、現在『ASUKA』(角川書店)と『good!アフタヌーン』(講談社)で連載中となっている。

 最新作の第4巻『ビブリア古書堂の事件手帖~栞子さんと二つの顔~』では、江戸川乱歩の膨大なコレクションにまつわる人物を中心に物語が展開していくという。

⇒『ビブリア古書堂の事件手帖』公式サイト
■『ビブリア古書堂の事件手帖1~栞子さんと奇妙な客人たち~』
■『ビブリア古書堂の事件手帖2~栞子さんと謎めく日常~』
■『ビブリア古書堂の事件手帖3~栞子さんと消えない絆~』
■『ビブリア古書堂の事件手帖4~栞子さんと二つの顔~』
コミカライズ作品
■『ビブリア古書堂の事件手帖』 三上延/原作 ナカノ/画 角川書店
■『ビブリア古書堂の事件手帖』 三上延/原作 交田稜/画 講談社