女性のものとはひと味違った安心感！？ “雄っぱい”の魅力

　おっぱいといえば、まあるくて柔らかいもの。だから、男の固くて真っ平らな胸には、少しも興味がない。というより、そもそも存在意義がわからないなんて人もいるかもしれない。そんな人でも、1月25日に発売された『おっぱぶクラウン』（香坂あきほ：著、栗城 偲：著/プランタン出版）を読めば、女の人のおっぱいにも負けない男の人のおっぱいの魅力に目覚めてしまうかも。これは、客もスタッフもすべて男性。男性専用のおっぱいパブが舞台で、魅力的な男のおっぱい。通称“雄っぱい”の持ち主がたくさん登場する。そこで、今回はそんな“雄っぱい”の魅力を探ってみようと思う。

　まず、女の人のおっぱいとは違う力強さ。この本でも、元ラグビー選手だったヒロが出てくるのだが、彼のように鍛え抜かれた胸筋は、これぞまさに“雄っぱい”といった感じ。それに、柔らかさはなくても、包まれることで得られる安心感は変わらない。むしろ、その筋肉質で肉厚な雄っぱいが与えてくれる抱擁の方が安心できるという人もいるはず。そんな力強い胸に抱かれながら、「俺の胸のなかってあなたを守るとこなのかなー…なんて」などと笑顔で言われたら、もうメロメロ。離れられなくなること間違いなし。

　また、バリエーションが豊富なのも魅力的。筋肉質なものからぽっちゃりの人のやわらかい雄っぱい、ショタっぽいつるぺたの雄っぱいに毛深いゴリマッチョまでさまざま。女性の場合はカップ数が違うくらいだが、男性の場合は形から質感まで全く違うので、自分好みのおっぱいを探してみるのも楽しい。

　さらに、女の人のおっぱいのように膨らみがないので、より近くで鼓動を感じることができる。付き合っていた女性にプロポーズしてフラれた才谷が、友人に連れられて初めてクラウンを訪れたときも、相手をしてくれた凪に抱きしめられて「息遣いと胸の震えをダイレクトに感じ」泣きそうになるほど安心するのだ。真っ平らだからこそ耳や肌に密着するので、体温や心臓の音を感じやすい。抱きしめられることで、女性のおっぱいとはまたひと味違った安心感を得ることができるはず。

　確かに、柔らかい女性のおっぱいも魅力的だが、固くて真っ平らな雄っぱいに抱きしめられるのはたまらない。もしかしたら、新たな発見があるかも。みなさんも、理想の“雄っぱい”を探し求めてみては？