森三中・大島に賛否両論 夫の仕事に口出しする妻はアリ?

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公開日:2013/3/3

 「旦那を悲しませた西野、お前に言ってやる。キングコング西野、お前な、全然面白くねーんだよ!」

 2月18日深夜に放送されたバラエティ番組『10匹のコブタちゃん』(フジテレビ系)で、森三中・大島美幸が、キングコング・西野亮廣に対する怒りをぶちまけた。この発言の発端は、大島の夫である構成作家・鈴木おさむの著書『芸人交換日記~イエローハーツの物語~』(太田出版)を巡るTwitterでの騒動にある。同書は今月に映画公開を控え、鈴木をはじめ、関わった多くの芸人がPR活動に勤しんでいる最中。そんな中、4日に西野が「『芸人交換日記』なんて、ちっとも面白くないし、都合よく乗っかる芸人はもっと面白くないですね」とツイート。鈴木は「僕の書いた物をいくら批判していただいてもいいですが、『都合よくのっかる芸人』って誰のことを言ってるんですかね? この言い方は、正直悲しいです」と反論し、これを受けた西野はすぐに「たしかに、おっしゃる通りです。すぎました。本当にすみません」と謝罪。事態は終息したかに思えた。

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 ところが、落ち込む夫を目の当たりにしたという大島は怒りを爆発させ、番組を通して宣戦布告。「おいキングコング西野、お前の漫才で笑ったことねーぞ」と西野のセンスを攻撃。相方の黒沢かずこが「嫁がしゃしゃり出てる、と思う人もいるかもしれない」と諌めても、「嫁だもん。嫁はしゃしゃり出るよ。旦那は落ち込んでるんだよ。だったら嫁が100倍怒ってやる」と鼻をふくらませていた。

 ネット上では大島の発言を支持する向きがある一方、夫の仕事に口を出すことについて疑問視する声も上がった。一般の夫婦でも転職や昇給など妻が意見したがる場面は多いが、夫が妻の口出し自体に嫌悪感を表すケースも少なくない。実際に妻の仕事への介入はアリなのだろうか?

 『夫をお金持ちにする64の習慣』(芦澤多美/ディスカヴァー・トゥエンティワン)によると、妻の口出しは大いにアリ。「有能な選手には有能なコーチがいるように、妻は夫の長所を見つけて引き出して自信をつけてあげられる唯一の専属トレーナー」であり、夫を盛り立てることは「家が栄える」という意味でもとても大切なのだそう。そのためには、日々の「今日はどうだった? 忙しかった?」という会話の中で夫の仕事の内容を把握し、「時には夫にアドバイスできるように」本を読んで勉強をすることを推奨している。「情熱は伝染する」といい、妻の地道な努力で「夫に向上意欲が湧く」というケースも多いのだそう。

 情熱があるからといって、夫を他人の前で注意したり、成功した時に「私のおかげであなたは成功したのよ!」「自分がやりました」と言うのはNG。男性のプライドを損なわず、「夫を社長のように扱う」ように心がけると、男性は意欲と自信を持ち続けられるそう。

 なによりも大切なのは、「夫を支えるというよりも、夫の力を2倍3倍に伸ばす存在になる」ことを意識し、「夫のセールスウーマンになる!」ぐらいの気構えを持つこと。番組で西野の不用意な発言を追及し、西野の発言に怒らなかった夫の寛大さを褒め称えたうえで、最後にはケロッと映画『芸人交換日記』の告知までした大島。今回の騒動で鈴木の人間性はもちろん彼の作品を魅力的に見せた“セールスウーマン”大島は、妻の鑑なのだ。

(ダ・ヴィンチ電子ナビより)