アップルがついに日本の電子書籍に参入 – 「iBooks 3.1」を公開 –

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更新日:2013/3/6

iBooks

 日本時間2013年3月5日深夜に、アップルが電子書籍アプリ「iBooks」の最新版となるバージョン3.1を公開、同時に電子書籍ストア「iBookstore」に有料日本語コンテンツが追加され、日本でアップルの電子書籍サービスがスタートした。

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 国内で先行するアマゾンのKindleや楽天のkoboに続いてアップルもサービスを開始したことで、海外で活躍の電子書籍サービスがすべて出そろうこととなった。

 「iBookstore」の特徴は、iPhoneやiPadの標準アプリ「iBooks」を使えばすぐに利用できることと、iTunesやAppStoreと同じアップルの課金方法をとることで決済手続きが簡単なこと。

 iPhone等の普及率とその利便性で、利用者の拡大が期待される。

 ラインナップは、講談社「スティーブ・ジョブズ」「宇宙兄弟」「ちはやふる」や、集英社「暗殺教室」「ONE PIECE カラー版」「DRAGON BALL カラー版」、角川書店「涼宮ハルヒの憂鬱」「新世紀エヴァンゲリオン」「氷菓」など人気作品が多数収蔵されている。

 ※ちなみに小学館の作品は出されていないようだ(3月6日6:00検索結果から)

 迎え撃つ、eBookJapan、パピレス、紀伊國屋書店、honto、BookLive!等日本の電子書籍ストアは、蔵書数でiBookstoreを上回る。

 電子書籍ストアの競争が激しくなる中、ラインナップ・価格・サービスの競争が繰り広げられそうだ。


※3月6日追記
アップル社より日本でのiBookstoreオープンが正式に発表された。発表によると、講談社、角川書店、文藝春秋、学研、幻冬舎を含む、大手および独立系出版社の作品を2013年3月6日より配信開始。
また、集英社「ジョジョの奇妙な冒険カラー版 第4部」(荒木飛呂彦)を、現在iBookstore限定で配信中とのこと。