第2回デジタルえほんアワード大賞は『みんなでつなげっと』

文芸・カルチャー

更新日:2017/11/25

みんなでつなげっと

 3月9日に慶応日吉キャンパスで開催された、子どものための「ワークショップコレクション9」内で、「第2回デジタルえほんアワード」の授賞式が開催された。

 この賞は、「デジタルえほん」という新しいデジタル表現手法の開拓と発展を目的に設立された賞で、第1回となる昨年は『さわって おして ゆびあそぶっく ちょんちょんちょん 』(tokko/日本出版販売、iPadアプリ)が作品部門のグランプリを獲得している。(関連記事:第1回「デジタルえほんアワード」グランプリ作品決定!

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 第2回目となる今回は、株式会社スマートエデュケーションが提供している、スマートフォン/タブレット端末向け知育アプリ「おやこでスマほん」用の社会学習電子絵本『みんなでつなげっと』が大賞を受賞した。

 『みんなでつなげっと』は、子供に人気の10の仕事場を絵本で描いた「しごとばシリーズ(ブロンズ新社刊)」等で知られる絵本作家の鈴木のりたけ氏が書き下ろした作品。

 スマートフォンやタブレット端末の地図上で、例えば「家で火事が発生した人」を見つけたら、「消防隊員」を探しだし、2者を画面上で「つなげる」という動作をし、親子で社会のつながりを学習していく。

 ひる版、ゆうがた版、よる版の3作品があり、それぞれ25組50人の登場人物の中から、ランダムに16組32人が登場する。

各作品とも価格は500円で、iOSとAndroidに対応。「おやこでスマほん」アプリをダウンロードしてから、各作品を購入する形式。

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