文系女子垂涎! 長谷川博己、新ドラマの“エロカッコいい度”は?

テレビ

2013/3/31

 堤真一や堺雅人の結婚など文系女子を虜にしてきた俳優たちのおめでたいニュースが続いている。しかし意気消沈する彼女たちに朗報だ。“心の支え”のひとり、長谷川博己が4月から放送される連続ドラマ『雲の階段』(日本テレビ系)に主演する。しかも、同作では長谷川の“エロカッコいい”一面が期待できそうだ。

 物語の舞台は、過疎の島の診療所。診療所の事務員であるはずの相川三郎は、島唯一の医師である村木の強い説得のもと、無資格ながらメスを握り、実地で医療を学ぶこととなる。診療所のスタッフはそんな三郎を快く思わないが、看護師の明子だけは三郎に理解を示し、2人は深い仲になる。そんな時、島に遊びに来た若い女性が急患として運ばれ、村木不在の診療所では三郎がひとりで手術することに。一命を取り留めた彼女は、実は東京の大病院の令嬢・亜希子で、三郎が無資格医であることも知らずに好意を寄せるようになる……。

 ドラマの原作は、渡辺淳一の同名小説。渡辺といえば『失楽園』(角川書店)や『愛の流刑地』(幻冬舎)など男女の性愛を描く名手として知られるが、自身も医大を卒業した医学博士でもある。長谷川も「医療シーンにエロチシズムも感じさせる作品」とコメントを寄せており、否が応にも女性視聴者の期待は高まるばかり。今回は原作の中からぜひとも映像化してほしい、三郎と亜希子の“エロチシズムも感じさせる”シーンを紹介したい。

 まずは、退院後に交流を深めた三郎と亜希子が2人きりで会い、酔っぱらった亜希子が三郎を唐突に切り出す場面。

――「お医者さんって、患者さんを好きになることはないというけど、本当でしょうか」

「そんなことはないと思いますが」

「うわあ嬉しい」

 亜希子は手を拍くと、突然、三郎の方にむきなおっていった。

「先生、傷痕を見たいと思いませんか」

「傷痕?」

「先生が切った傷よ」

 三郎が黙っていると、亜希子はまっすぐ三郎を見たままいった。

「先生が見たければ、お見せしてもいいわ」――

 何不自由なく育ち、奔放な性格の亜希子。好意のある相手に、下腹部にある傷痕を見せるというストレートな誘惑も、小悪魔キャラな彼女だとグッとエロく見える。こんな台詞を耳元で囁かれたとき、あの涼しい顔立ちのハセヒロさまはどんな表情を浮かべるのか……!? ここはぜひ、理性と欲望のあいだで揺れ動く、動揺した表情を味わいたいところ。亜希子を演じる木村文乃がどのように誘惑するのかも楽しみだ。

 そして実際に傷痕を見せるシーンもまた艶めかしい。

――天井の明りがついたところで、亜希子は布団の上に仰向けになった。白いお腹に一筋、二十センチ近い傷痕が走っている。だが、その傷痕は赤く盛り上がり、波打っている。
(略)
 亜希子は傷痕に触れながら、さらに続ける。

「でも、これはあなたにつけられた傷だから、とるのは少し惜しいような気もしているの」

 

 明るい光の下で、白い裸体が陶器のように輝いている。下腹部の赤い傷痕を見せたまま、亜希子は目を閉じ、微動だにしない。それを見るうちに、三郎は再び身内に自信が蘇ってくるのを覚えた。――

 痛々しいはずの傷痕が、恋に落ちる直前の2人には官能的なツールになっている。ただでさえ若く美しい亜希子だが、完璧な肉体に一点だけ不完全な傷痕があることで、逆に肉体は妖艶なものとして浮かび上がってくる名シーンだ。長谷川が裸体を見つめる目……これは期待が高まる。

 三郎は後日、亜希子の傷痕を整えるための再手術をする。

――皮膚を開き、血を見てから、三郎の手つきはいっそう鮮やかになる。
(略)
 痩せているようでも、女性だけあって、亜希子の皮下には、意外に脂肪がある。黄色い小さな粒が無影灯の光りで輝いている。この脂肪が、女性の肌のやわらかさと丸みを保っているのである。――

 一読すると手術中の描写にしか思えないが、三郎がまるで愛撫しているかのように亜希子の肉体を目や感触で確かめていることがわかる。手術という知識と技術が求められる医療行為が官能的に描かれており、この場面こそ長谷川の知的で上品な色気がいかんなく発揮されそうだ。

 作品自体は、過疎地における医師不足や利益を優先する病院運営の実態など骨太な社会派ドラマとしても一面も持ち合わせている。複雑な人間関係のなかで、無資格医ながらものし上がっていく三郎を長谷川がどう演じるのか。楽しみにしたい。