AKBもしのぐ勢い!? “ご当地アイドル”が熱い!

芸能

2013/4/1

 AKB48グループを筆頭に、ももいろクローバーZ、ハロプロ勢からは、℃-ute、Berryz工房、スマイレージ、さらにSUPER☆GiRLS、東京女子流など、百花繚乱状態のアイドル界。しかし、いまもっとも注目を集め、熱気が高まっているのは、地方発のローカルアイドルたち。なかでも、福岡を拠点に活動し、4月17日に待望のメジャーデビューが決定した“雑草アイドル”を自認するLinQ は、地元・福岡では、同じ福岡を拠点とするAKB48グループのHKT48をしのぐ根強い人気を誇っている。秋元康によるAKB48グループのローカル/グローバル戦略というビジネスモデルとは一線を画す、「地方による、地方のための」ご当地アイドルは、いまや“中央”さえもおびやかす勢いなのだ。

 そんな盛り上がりを体感したい人におすすめしたいのが、北海道から沖縄まで6エリアに分けてご当地アイドルを紹介している『ローカルアイドル パーフェクトガイド』(イカロス出版)や、インタビュー満載の『全国あいどるmap 2012-2013』(全国あいどるmap製作委員会:監修/エンターブレイン)といった書籍・雑誌だ。

 この2冊に登場しているアイドルのなかでも要注目なのは、栃木県を世界にアピールする「とちおとめ25」に、『めちゃ×2イケてるッ!』(フジテレビ系列)のエンディング曲にも採用された新潟県の「Negicco」、同じく新潟県の「RYUTist」、メンバー総出演の映画も公開された愛媛県松山市の「ひめキュンフルーツ缶」といったグループ。いずれも“アイドル版FUJI ROCK”ともいうべきイベント「TOKYO IDOL FESTIVAL」に登場し、全国規模でファンを増やしている実力派だ。

 また、ご当地アイドルがおもしろいのは、そのグループ名の由来。前出の『ローカルアイドル パーフェクトガイド』によれば、千葉県匝瑳(そうさ)市の「S☆cute」は、「日本一の難読市名」と言われる匝瑳市の「読み方と、街の魅力を知ってもらう」ために生まれたアイドル。奈良県奈良市の「Le Siana」の場合は、まるでフランス語のようだが、じつは東大寺の大仏の正式名称である「東大寺盧舎那仏像」から拝借したもの。一方、和歌山県の「ZagaDa」は、「ざ」という言葉を「だ」と発音してしまう和歌山弁を表現したグループ名だ。

 こうしたユニークさは活動内容も同様で、石川県金沢市を拠点にする「おやゆびプリンセス」は、「呼ばれた場所ならどこへでも行って雪かきをする」のだとか。地元を全国にアピールし、さらに地元の役に立つべく、ステージ外でもがんばる。このひたむきさも、ご当地アイドルの醍醐味かもしれない。

 21世紀のアイドルブームで、アイドルたちはより身近な存在になった。ご当地アイドルというのは、まさしくその最終形。地元の特売所やお祭りで見かけた女の子たちが、全国区の人気者になっていく……そんなシンデレラストーリーの目撃者になれるかもしれないという期待感も、ご当地アイドルならではのもの。このブームに乗り遅れないよう、ぜひ、地域や出身地にどんなアイドルが活動しているのか、チェックしてみてほしい。そこには、ひょっとすると将来の前田敦子や大島優子がいるかも……!?